自己啓発支援センター(R)
Self-Development Support Center



☆ライフプランから始める本気の自己啓発を支援します☆


所長 釼地邦秀
Kenchi, Kunihide



サイトの利用案内
(1) このサイトは各自の責任において御利用下さい。当方は一切の責任を負いません。
(2) このサイトの利用にあたっては著作権法などの関連法規を遵守し て下さい。
(3) ささやかなサイトではありますが自己啓発の一助になれば幸いです。  

開設(2014年6月22日)


自己啓発資料の紹介 

IMG_0397.JPG


~本気の自己啓発のために~







【はじめに】

(1)資料の新旧や形態にこだわらず、「ライフプランから始める本気の自己啓発」に役立つ資料の紹介をします。
(2)資料についての評論ではありません。私が参考にした資料の紹介です。
(3)掲載した資料に関しては、あなた自身の判断で取捨選択しながら活用して下さい。当方は一切の責任を負いません。


【付記】
*資料の内容を把握しやすくするために「タイトル」を文頭に置きました。
*標記は、タイトル (資料形態) 著者名 (今回使用した資料の出版年) 発行所の順になります。
*掲載の順番に特別の意味はありません、「順不同」です。
*資料の検索に際しては、IEの「ページ内検索機能」なども活用して下さい。
*引き続き増補を予定しています。追加分は上部に配置していきます。






クローバ.pngクローバ.pngクローバ.png





【目次】

064: 
『輪廻常常』(Kindle版/POD版) 釼地邦秀(著) (2020年) ▶[紹介欄]へ

063: 
『最高の人生の見つけ方』 (DVD) ▶[紹介欄]へ

062: 
『自分のための人生』 (書籍) ウエイン・W・ダイアー(著)・渡部昇一(訳) (1997年/初版:1984年) 三笠書房 ▶[紹介欄]へ

061: 
『ヒッグス粒子と宇宙創成』 (書籍) 竹内薫 (2012年) 日本経済新聞出版社 ▶[紹介欄]へ

060:
『1分間でやる気が出る146のヒント』 (書籍) ドン・エシッグ(著)・弓場隆(訳) (2004年/初版1999年) ディスカヴァー・トゥエンティワン ▶[紹介欄]へ

059: 
『「原因」と「結果」の法則』 (書籍) ジェームス・アレン(著)・坂本貢一(訳) (2003年) サンマーク出版 ▶[紹介欄]へ

058:
『心の終活』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2019年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

057: 
月刊 『PHP』 (書籍) PHP研究所 ▶[紹介欄]へ

056: 
『先駆者たちの肖像』 (書籍) 鈴木裕子 (1994年) 東京女性財団 ▶[紹介欄]へ

055:
『99人の小さな転機のつくりかた』 (書籍) 『ビッグイシュー日本版』・編集部・(編) (2010年) 大和書房 ▶[紹介欄]へ

054:
月刊 『致知』 致知出版 ▶[紹介欄]へ

053:
『帝国ホテル 厨房物語』 (書籍) 村上信夫(著) (2006年) 日本経済新聞社 ▶[紹介欄]へ

052: 
『わたしの菜根譚』 (書籍) 松原泰道(著) (平生18年) 大法輪閣 ▶[紹介欄]へ

051: 
『人生はいつも「今から」』 (書籍) 三浦雄一郎(著) (2006年) KKロングセラーズ ▶[紹介欄]へ

050:
『心の杖ことば366日』(上・下) (書籍) 松原泰道(著) (1999年) 海竜社 ▶[紹介欄]へ

049:
『自分のやる気を高める目標を見つけよう!』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2018年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

048: 
『自分をあきらめない20の人生の物語』(書籍) 日本経済新聞出版社 ▶[紹介欄]へ

047: 
『THE 21』(定期刊行雑誌) PHP研究所 ▶[紹介欄]へ

046:
『本田宗一郎 夢を力に』(書籍) 本田宗一郎(著) (2006年/初版:2001年) 日本経済新聞社 ▶[紹介欄]へ

045:
『働く「しあわせ」の見つけ方』(書籍) 夏川賀央(著) (2010年) かんき出版 ▶[紹介欄]へ

044:
『中小企業のためのOJT実践マニュアル』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2017年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

043: 
『実践 コーチング』(付:DVD) 日経ビジネスアソシエ(編集) (2004年) 日経BP出版センター ▶[紹介欄]へ

042:
『管理者の役割6ヶ条』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2017年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

041: 
『 情熱思考』(書籍) 是久昌信(著) (2010年) 中経出版 ▶[紹介欄]へ

040: 
『目標で自分を動かせ』(書籍) 海藤守(著) (昭和55年/初版:昭和52年) 実務教育出版 ▶[紹介欄]へ

039:
『ゴール』(書籍) ブライアン・トレーシー(著)・早野依子(訳) (2009年/初版:2006年) PHP研究所 ▶[紹介欄]へ

038:
『自己啓発の事例と自己啓発の進め方』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2016年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

037:
『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2016年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

036:
『小さなことにくよくよしない88の方法』(書籍) リチャード・カールソン(著)・和田秀樹(訳) (2010年/初版:2007年) 三笠書房 ▶[紹介欄]へ

035:
『死ぬときに後悔すること25』(書籍) 大津秀一(著) (平成21年) 致知出版社 ▶[紹介欄]へ

034:
『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2016年) 自己啓発支援センター ▶[紹介欄]へ

033:
『禅とは何か』(書籍) 鈴木大拙(著) (平成21年/初版:昭和29年) 角川学芸出版 ▶[紹介欄]へ

032:
『新訂 福翁自伝』(書籍) 福沢諭吉(著)・富田正文(校訂) (2011年/初版:1978年) 岩波書店 ▶[紹介欄]へ

031:
『クマグスの森~南方熊楠の見た宇宙』(書籍) 松居竜五(著) (2007年) 新潮社 ▶[紹介欄]へ

030:
『自助論』(書籍) サミュエル・スマイルズ(著)・竹内 均(訳) (1999年/初版:1988年) 三笠書房 ▶[紹介欄]へ

029:
『水野流 京都撮影の手引き』(書籍) 水野秀比古(著)・水野克比古(監修) (2009年) アスキー・メディアワークス ▶[紹介欄]へ

028:
『般若心経』(書籍) 山田無文(著) (昭和61年) 禅文化研究所 ▶[紹介欄]へ

027:
『安藤忠雄 仕事をつくる』(書籍) 安藤忠雄(著) (2012年) 日本経済新聞出版社 ▶[紹介欄]へ

026:
『海峡』(DVD) 主演:高倉健・吉永小百合・森繁久彌 (1982年) 東宝株式会社 ▶[紹介欄]へ

025:
『生きがいについて』(書籍) 神谷美恵子(著) (1980年) みすず書房 ▶[紹介欄]へ

024:
『現代語訳 天台小止観』(書籍) 関口真大(訳) (平成16年/初版:昭和53年) 大東出版社 ▶[紹介欄]へ

023:
『それでもなお生きる』(書籍) 佐々木常夫(著) (2014年) 河出書房新社 ▶[紹介欄]へ

022:
『本田静六 人生計画の立て方』(書籍) 本田静六(著) (2005年) 実業之日本社 ▶[紹介欄]へ

021:
『いい人生の生き方』(書籍) 江口克彦(著) (2006年) PHP ▶[紹介欄]へ

020:
『幸福者』(書籍) 武者小路実篤(著) (昭和53年/初版:昭和30年) 新潮社 ▶[紹介欄]へ

019:
『The・禅 ―― ダルマは世界を駆ける』(書籍) 原田雪渓(著) (1993年) 柏樹社 ▶[紹介欄]へ

018:
『論語物語』(書籍) 下村湖人(著) (昭和42年/初版:昭和26年) 角川書店 ▶[紹介欄]へ

017:
『道をひらく』(書籍) 松下幸之助(著) (2010年/初版:1968年) PHP ▶[紹介欄]へ

016:
『「青春」という名の詩』(書籍) 宇野収・作山宗久(著) (昭和62年/初版:昭和61年) 産業能率大学出版部 ▶[紹介欄]へ

015:
『人生論』(書籍) 武者小路実篤(著) ( 1995年/初版:1938年) 岩波書店 ▶[紹介欄]へ

014:
『青年の思索のために』(書籍) 下村湖人(著) (新装版:2009年) PHP ▶[紹介欄]へ

013:
『宿命論』(書籍) 久門正雄(著) (昭和49年) 岡田孔文堂 ▶[紹介欄]へ

012:
『道は開ける』(書籍) D・カーネギー(著)・香山晶(訳) (2002年/初版:1999年) 創元社 ▶[紹介欄]へ

011:
『般若心経・金剛般若経』(書籍)  中村元・紀野一義(著) (2004年/初版:1960年) 岩波書店 ▶[紹介欄]へ

010:
『釈尊のさとり』(書籍) 増谷文雄(年) (2008年/初版:1979年) 講談社 ▶[紹介欄]へ

009:
『坐禅』(VTR) 曹洞宗 大本山總持寺 (発行年の表記無し) 日経映像 ▶[紹介欄]へ

008:
『宇宙はこうして誕生した』(書籍) 佐藤勝彦(著) (2005年/初版:2004年) ウェッジ ▶[紹介欄]へ

007:
『せいめいのはなし』(書籍) 福岡伸一(著) (2012年) 新潮社 ▶[紹介欄]へ

006:
『論語』(書籍) 金谷治(訳注) (1985年/初版:1963年) 岩波書店 ▶[紹介欄]へ

005:
『人間は自分が考えているような人間になる !! 』(書籍) アール・ナイチンゲール(著)・田中孝顕(訳) (新装版2008年/初版:1988年) きこ書房 ▶[紹介欄]へ

004:
『世界の自己啓発50の名著』(書籍) T.バトラー = ボードン(著)・野田・森村(訳) (2005年) ディスカヴァー・トゥエンティワン ▶[紹介欄]へ

003:
『人生設計・ライフワークの原理・原則』(書籍) 井上富雄(著) (1994年) 総合法令 ▶[紹介欄]へ

002: 
『死を見つめる心 ~ガンとたたかった10年間~』(書籍) 岸本英夫(著) (2010年/初版:1973年) 講談社 ▶[紹介欄]へ

001:
『ライフプランから始める本気の自己啓発』(書籍) 釼地邦秀(著) (2013年) 三恵社 ▶[紹介欄]へ





クローバ.pngクローバ.pngクローバ.png




hyoushi_az.jpg

064: 『輪廻常常』(Kindle版/POD版) 釼地邦秀(著) (2020年) 

自薦で恐縮ですが、拙著『輪廻常常』を紹介させていただきます。以下はその概要です。


「仏教における輪廻転生については百家争鳴の感があります。また、「無記」によるならば、論ずること自体が無意味なのかもしれません。しかしそれでもなお、私は「私の輪廻転生観」が欲しかったのです。なぜならば、もしそれが見つかれば、きっと私の生(しょう)死(じ)を支えてくれるであろうと思ったからです」。


本書には四つの特徴があります。

一つめは仏教史に沿って輪廻転生観を概観したことです。釈尊の「無記」はもちろん、初期仏教、上座部仏教、大乘仏教の輪廻転生観について概説しています。さらに大乘仏教については中国、日本、チベットと分け、日本の仏教については主要な七宗派について個別に考察しました。したがって、輪廻転生観の全体像を把握できます。

二つめは私の輪廻転生観「輪廻常常」を説くにあたり「科学の知見」を併用したことです。科学的な教育を受けてきた現代人が納得しやすいよう、科学と仏教を並行させながら説明しました。

三つめは私自身のことです。少しばかりですが伝統寺院での修行や仏教系大学院での修学経験があります。また出家得度を勧められたこともあります。しかし、特定の宗派に属すことなく77歳の現在も在家のままでおります。無宗派の在家仏教徒です。したがって、本書の内容は特定の宗派にこだわらないニュートラルな説明になっています。

そして四つめの特徴が注記と付記、および文献一覧の充実です。できる限り丁寧な注記・付記を心がけ、出典も丁寧に表示し、巻末には引用・参考資料の一覧(文献一覧)を置きました。約150点を掲載しているので、確認や参照、そしてさらなる探究に役立つと思います。

「輪廻常常」は私の造語ですが、拙著『心の終活』(2019年3月:Kindle版)において初めて公にしました。また、『大法輪』(第86巻:2019年7月号:p.229)においてはその要旨が掲載されています。本書はそれらを元にして輪廻常常の概念を詳述したものです。



【目次】

第1章 仏教略史
第2章 仏教略史における輪廻転生観
第3章 現代の輪廻転生観
第4章 輪廻常常
付録:私の修行体験記~仮名が消えた~
引用・参考資料


詳細はこちらを御覧ください ▶[内容紹介]へ


LinkIcon[page top]



てmp.jpg

063: 『最高の人生の見つけ方』 (DVD)

大金持ちの実業家(ジャック・ニコルソン)と勤勉実直な自動車修理工(モーガン・フリーマン)、まったく接点の無かった二人がガン病棟で同室になります。余命宣告を受けた二人が作ったものは「BUCKET LIST(棺おけリスト)」でした。二人は棺おけに入る前にやっておきたいことを記したそのリストにしたがって生涯最後の冒険旅行に出かけるのです。過度にシリアスになることなく、観るものの心に訴えてくる内容になっています。

監督はロブ・ライナー。モーガン・フリーマンが円熟の演技をみせてくれます。発売元はワーナー・ホーム・ビデオ、原タイトルは[BUCKET LIST]です。



【付記】

このDVDに関心のある方は、下記も参照してください。


(1)
本ページの[035:『死ぬときに後悔すること25』(書籍) 大津秀一(著) (平成21年) 致知出版社]。元気な内に取り組んでおくべきこと、25項目が紹介されています。著者は医師です。

(2)
本サイトの[自己啓発百科>自己啓発に役立つシート集>035: Bucket List(バケットリスト)を作ってみませんか]。自分自身のBucket List(バケットリスト)を作成することができます。



LinkIcon[page top]




宇宙.jpg

062: 『自分のための人生』 (書籍) ウエイン・W・ダイアー(著)・渡部昇一(訳) (1997年/初版:1984年) 三笠書房

「自己実現」のためのヒントが満載の本です。

著者ウエイン・W・ダイアー(Wayne W. Dyer)は心理学博士、自己実現の研究で著名なマズロー(Abraham H. Maslow)の心理学をさらに発展させた人です。

以下には本書の目次(章タイトル)を掲げておきます。

第1章 「気力」の力
第2章 自己嫌悪を取り払う
第3章 自立と自尊の精神
第4章 きのうの自分を超える
第5章 ”今”が最高のチャンス
第6章 未知の世界に踏み出す勇気
第7章 状況打開の柔軟思考
第8章 ”けじめ”の行動学
第9章 自主性と責任を育てる
第10章 セルフ・コントロールの実践
第11章 ”充実人生”に向けて



【付記】

(1)
どんな本を読むときも同じですが、「自分を見失わないようにして」読むことが大切です。すなわち、その本の説くところを「鵜呑み」にしないことです。自分の人生観や人生目標に照らしながら、自分の納得できるヒントを見いだしましょう。自分の人生観や人生目標を変えたくなるような本に出会った時も同じです。

(2)
ここで紹介した書籍は1997年(初版:1984年)のものですが、2011年に改訂新版が出ています。


LinkIcon[page top]




宇宙.jpg

061: 『ヒッグス粒子と宇宙創成』 (書籍) 竹内薫 (2012年) 日本経済新聞出版社

「素粒子」、「ヒッグス粒子」、「宇宙の成り立ち」といったことに関心のある(文系の)方にお勧めの本です。

私は文系の人間なのですが、ある本を書くために「素粒子」の理解が必要になりました。あれこれと関連の書籍を渉猟したのですが、どうも今一つ理解ができず悩んでいました。その時に出会ったのが本書です。

全体の構成も、記述の内容も、用語の解説や図解も、私にはとても分かりやすい本でした。


【目次】

第1章 素粒子って何?
第2章 ヒッグス粒子とは何か?
第3章 宇宙はどのようにして作られたのか?
第4章 粒子の実験に使う「加速器」とは?
第5章 実験装置の中を探ってみよう
第6章 ヒッグス粒子発見は物理学の未来への第一歩


LinkIcon[page top]




146.jpg

060: 『1分間でやる気が出る146のヒント』 (書籍) ドン・エシッグ(著)・弓場隆(訳) (2004年/初版:1999年) ディスカヴァー・トゥエンティワン

本書は1項目1ページの構成で、読みやすく書かれています。しかし、内容的には軽薄なハウツー本ではありません。「人生を精一杯生きるためのヒント集」として構成されている本です。

著者は「はじめに」で、次のように語っています。

「本書は、あなたが仕事と私生活の両面で明確な目標を見すえ、ポジティブに考えて行動できるように構成した。各項目には、読者が自分の強みや長所を生かして、よりよい人生を築きあげるための明確なヒントがわかりやすく書かれている。また、職業上の目標設定と個人的な目標設定にも役立つよう配慮した」。

以下には私が関心を抱いた目次項目を掲げておきますので参考にしてください。

毎日、目標を立てる
大切な人とは誰か考えてみる
自分のための時間を確保する
人生に対して情熱を燃やす
毎日、計画を立てる
5年先まで予定を立てる
時間の使い方を考える
他人に奉仕する
達成感を想像しながら進む
人生の目的をはっきりさせる
運は自分で創り出す
心の持ち方で人生をコントロールする
みんなにほほ笑みをかける
あせらず少しずつ変わる
一度に多くのことに手を出さない
自分の達成したことを数える
よく考え、よく行動する
人生の目的を紙に書く
夢に向かって計画を立てる
目標に向けて努力する


LinkIcon[page top]




アレン.jpg

059: 『「原因」と「結果」の法則』 (書籍) ジェームス・アレン(著)・坂本貢一(訳) (2003年) サンマーク出版

原著は世界中で今なお売れ続けている超ロングセラーです。

アレンは、「行いは思いの花であり、喜びや悲しみはその果実です。つまり、心の中の思いが私たちを創っているのです。私たちは自分の思いによって創りあげられているのです」、と説いています。

思いが行動を決定し、行動が結果を決定する、というわけです。



以下には私が示唆を得た文章を二つ三つ掲げておきます。


「私たちは、人生の目標をもたないとき、つまらないことで思い悩んで、よけいな苦悩を背負ってみたり、ちょっとした失敗ですぐに絶望してしまう傾向にあります。ですから、人間は理にかなった人生の目標を心に抱き、その達成をめざすべきです」(p.53:要旨)。



「私たちは人生目標の達成を第一の義務として、毎日を生きるべきです。自分の思いを、はかない夢物語やあこがれ、妄想などの上に漂わせたりするのではなく、人生目標に集中し、意欲的にその達成をめざすべきです」(p.54:要旨)。


「不注意な人間、無知な人間、怠け心をもつ人間は、表にあらわれた『結果』だけに目を奪われ、その背後に存在する『原因』を見ようとしません。あらゆる成功を、幸運・運命・あるいは偶然などという言葉で片づけようとするのです。そして、目標を達成した人たちの「血と汗と涙」に目を向けようとしません。しかし、かれらは間違っています。人間が達成するあらゆる成功は努力の結果なのです」(pp.78-79:要旨)。


LinkIcon[page top]




hyoushi.jpg

058: 『心の終活』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2019年) 自己啓発支援センター

自薦で恐縮ですが、拙著『心の終活』を紹介させていただきます。

本書は心の終活を勧めるものです。その趣旨は、旅立ちの準備をし、<その時>の心構えを持っておこう、という処にあります。ただし、それだけではありません。今後のライフプランの作成も勧めています。すなわち、旅立ちの準備をし、その時の心構えを持ったうえで、残りの人生を精一杯生きていこうということです。本書の構成もその趣旨に沿って設計しました。

第Ⅰ部 旅立ちの準備……備え有れば患(うれい)無し

第Ⅱ部 <その時>の心構え……死を受け容れるには

第Ⅲ部 今後のライフプラン……人生を生き切る


詳細はこちらを御覧ください ▶[内容紹介]へ


LinkIcon[page top]



PHP.png

057: 月刊 『PHP』 (書籍) PHP研究所

月刊「PHP」は、お互いが身も心も豊かになって、平和で幸福な生活を送る方策を、それぞれの知恵と体験を通して提案し考えあう場として、昭和22年から発刊を続けている雑誌です。

執筆陣は各界著名人から一般読者まで幅広く、掲載される文章は短文、読み切り中心の構成、コンパクト(B6判・112頁・約80g)で小さなバッグにも入るためどこにでも持ち歩け、ちょっとした時間があれば読むことができます。


【付記】

PHP研究所は“人類のよりよき未来のために”という願いのもと、昭和21年、松下幸之助によって創設されました。 PHPとは、『Peace and Happiness through Prosperity』の頭文字で、「物心両面の調和ある豊かさによって平和と幸福をもたらそう」という意味です。


【引用・参考資料】

本稿は月刊「PHP」のホームページにある紹介記事を要約したものです。




LinkIcon[page top]

先駆者.jpg

056: 『先駆者たちの肖像』 (書籍) 鈴木裕子 (1994年) 東京女性財団

「ここに紹介した95人の先達は、男尊女卑が支配する明治、大正の時代から、戦時下の厳しい時代、そして戦後の混乱期を経て高度成長を遂げようとする時代を生きた方がたで、それぞれの時代をさまざまな分野で、人一倍の勇気と行動力、そしてひたむきな情熱をもって、個としての女性の自立をめざし活躍されました。その一人ひとりの努力、そして私心のない行動と生涯は、いまを生きる私たちに多くの示唆を与え、時代をこえた共感をよびさまし、私たちを勇気づけてくれます」(本書:刊行によせて_東京女性財団理事長・鍛冶千鶴子)。

社会事業家、女医、教育者、経営者、画家、看護婦、民権運動家、翻訳者、小説家、音楽家、女優、歌人、看護婦、ジャーナリスト、評論家、植物学者、新聞記者、オペラ歌手、化学者、保育事業家、政治家、詩人、美容家、民族学者、経済学者、オリンピック選手、舞踏家、原子核物理学者、デザイナー、弁護士など、さまざまな分野で女性活躍の道を切り開いた先達の人生が写真入りで簡潔に(見開き2頁で)紹介されています。


LinkIcon[page top]

99人.jpg

055: 『99人の小さな転機のつくりかた』 (書籍) 『ビッグイシュー日本版』・編集部・(編) (2010年) 大和書房

「人生のターニングポイントは実はそんなに劇的ではない。むしろ誰にでも起きる日常の出来事が、その人にある決断を迫り、その人の背中を押していく……」。

本書に登場する人々はじつにさまざまです。たとえば、ミュージシャン、プロ野球の解説者、タレント、コラムニスト、作家、精神科医、学者、女子プロレスラー、芸能レポーター、俳優、などなど。

失敗や挫折、逃避・逆行、肉親との死別・離婚、そして、卒業・結婚・出産といった、さまざまな人生の転機が紹介されています。





LinkIcon[page top]

t.jpg

054: 月刊 『致知』 致知出版

ご存じの方も多いと思いますが、月刊『致知』(ちち)の紹介です。

以下には、創刊時の理念と、編集方針を掲げておきますので参考にしてください。



【創刊理念】

いつの時代でも
仕事にも人生にも
真剣に取り組んでいる人はいる。
そういう人たちの
心の糧になる雑誌を創ろう。



【編集方針】

有名な人、無名な人を問わず、
どんな世界でも各界で一所懸命に生きている
真実の人たちがいる。
そういう真実の人を見つけ出し、
その方たちの体験やそこで得られた英知に学ぼう。



最新号の紹介やバックナンバーの情報などは「致知出版」のサイトで閲覧できます。




LinkIcon[page top]

菜根譚.jpg

053: 『帝国ホテル 厨房物語』 (書籍) 村上信夫(著) (2006年) 日本経済新聞社

この本は「自己啓発の事例紹介」(#062)で引用・参考資料として掲げたものですが、全文を読んでいただきたくて、このページに取り上げました。

本書は長年にわたって帝国ホテルの総料理長を務めた村上信夫さんの自伝というべきものです。飲食関係の人のみならず、一般のサラリーマンにも役立つエピソードがいくつも紹介されています。

たとえば:
努力の仕方、上司の信頼を得る方法、抜擢人事で昇進した時の心得、運の掴み方、不運な時期の心構え、段取りの重要性、集団統率の方法、部下育成のポイント、権限委譲のタイミング、組織改革などです。

読みやすい文章なので小説のように楽しみながら学ぶことができます。

以下には、主要な目次を掲げておきます。

はじめに_人生はフルコース
Ⅰ.12歳の旅立ち
Ⅱ.元気な小僧、調理場に立つ
Ⅲ.日本一の調理場へ
Ⅳ.戦場のカレーライス
Ⅴ.料理人として再出発
Ⅵ.至高の味をパリで学ぶ
Ⅶ.料理長は大忙し
Ⅷ.帝国ホテルの味を守って 
終わりに_夢持ち続けて



【付記】

私の琴線に触れた文章を(一つだけ)紹介しておきます。

「私の座右の銘は『果報は寝て待て』をもじって『果報は練って待て』。コック人生は幸運の連続だった。人にも恵まれた。しかし、それは準備し、努力した結果でもある。新館料理長になって数年後から38年間、帰宅してから1日1時間、料理の勉強を欠かさない。80歳の今も練って待つ夢があるのは幸せだと思う」。(p.227)




LinkIcon[page top]

菜根譚.jpg

052: 『わたしの菜根譚』 (書籍) 松原泰道(著) (平成18年) 大法輪閣

『菜根譚』(さいこんたん)の著者は中国・明王朝の思想家である洪自誠(こうじせい)です。

洪自誠は明代のすぐれた儒者ですが道教や仏教にも深い理解をもった人物であり、その著書『菜根譚』はすぐれた処世訓として名著の一つに数えられています。

日本でも江戸後期に刊行されて以来、現在も広く読まれています。注釈書も数多く出まわっていますが、ここでは(解説が分かりやすく丁寧な)本書を紹介します。



以下には、私が関心をもった項目の一部を掲げておきます。

天は自ら助くる者を助く。

天地と同根。

学びに上限はない。

人徳は事業の基礎。

人の育て方。

すべてはわが師である。

奢ることなかれ。

読み切る。



【付記】

原漢文が必要な方は今井宇三郎(訳注)『菜根譚』(岩波文庫)を併読してください。








LinkIcon[page top]

三浦雄一郎.jpg

051: 『人生はいつも「今から」』 (書籍) 三浦雄一郎(著) (2006年) KKロングセラーズ

「70歳7ヵ月。僕は、世界最高峰エベレスト(8848メートル)を次男豪太とともに登頂、エベレスト登頂最高年齢記録及び、日本人初親子同時登頂記録を樹立した」という文章で始まる本書は、冒険家でありプロスキーヤーでもある三浦氏の生きざまを伝えてくれます。


以下には目次タイトルを紹介しておきます。

第1章 人生はいつも、「今からだ!」
第2章 目標を持てば、人生は必ず変わる
第3章 どこまでもマイペースでやる
第4章 壁にぶつかったら原点に戻る
第5章 自然を相手に親子の絆を深める
第6章 幾つになっても筋力や体力は向上する
第7章 家族の力があってこそ
第8章 死ぬのは一番簡単。生きる方に賭ける
第9章 未知の存在に命を支えられて


カバーの袖部分には次のような言葉もあります。

「強く望み、一歩踏み出せば、夢は限りなく現実に近づく」




LinkIcon[page top]

心の杖ことば.jpg

050: 『心の杖ことば366日』(上・下) (書籍) 松原泰道(著) (1999年) 海竜社

私が私淑している、故・松原泰道老師の著作です。書名のとおり、1月1日~12月31日まで、毎日一つの言葉が紹介されています。年配者だけでなく若い人にも役立つ言葉、仏教に由来する言葉だけでなく幅広い分野から渉猟した言葉が掲載されています。

以下には私の好きな言葉をいくつか紹介しておきます。

◇2月14日の言葉:

「おのれこそ/おのれのよるべ/おのれを措(お)きて/誰によるべぞ/よく調えしおのれにこそ/まこと得難き/よるべをぞ得ん」(法句経:#160)。


◇6月21日の言葉:

「一隅を照らす」。この言葉は伝教大師最澄の山家学生式(さんげがくしょうしき)にある言葉ですが、老師はこの言葉を取り上げ、「片隅にあっても全力を尽くせ。そして、千里を照らすものとなれ」と説いています


◇12月31日の言葉:

「生涯修行 臨終停年」。老師は、これが自分にとって最も大事な「杖ことば」だと記しています。私は「100円ライターの液化ガス」に喩えていますが、洗練されたこの言葉が大好きです。



【付記】

「100円ライターを使い切るように」

「為命為己(いみょういこ)は私の造語で、『命あるものの為に尽くすことが自分自身の為でもある』という意味ですが、『100円ライターを使い切るように生きたい』という願望もあります。私は30代まで煙草を吸っていたのですが、100円ライターは液化ガスが目に見えなくなっても数回は着火します。健康にも留意して、100円ライターを使い切るように自分の一生を使い切りたいと思っています」。(出所:本サイト>自己啓発百科>私の杖ことば>#002:100円ライターを使い切るように)





LinkIcon[page top]

hyoushi.jpg

049: 『自分のやる気を高める目標を見つけよう!』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2018年) 自己啓発支援センター

自薦で恐縮ですが、拙著の紹介です。関心のある方は[拙著の紹介]をご覧ください。▶[拙著の紹介]へ







LinkIcon[page top]

20の人生.jpg

048: 『自分をあきらめない20の人生の物語』(書籍) 日本経済新聞出版社

自分らしく自分の道を歩いた20人の半生記です。「まえがき」には以下のような紹介があります。

「この本は、20人の人生の物語です。多くはエリートというわけでなく、遠回りをしながらもやりたいことに出会い、とことんこだわって、面白がって、自分らしく道を拓いていくーーーそんな人生です。お読みくだされば、生きる勇気、元気が湧いてくることでしょう」。



20人全員の紹介をしておきます(敬称略)。

・糸井重里(コピーライター)
・山本耀司(ファッションデザイナー)
・妹島和世(建築家)
・ジョエル・ロブション(シェフ)
・輿水精一(サントリーチーフブレンダー)
・泰 早穂子(映画評論家)
・中村勝宏(ホテルメトロポリタン エドモント名誉総料理長)
・前澤友作(スタートトゥデイ社長)
・川口淳一郎(宇宙航空研究開発機構教授)
・小林一雅(小林製薬会長)
・デービッド・アトキンソン(小西美術工芸社会長兼社長)
・比屋根 毅(エーデルワイス会長)
・高樹のぶ子(作家)
・鎌田實(諏訪中央病院名誉院長)
・清水国明(タレント)
・黛 まどか(俳人)
・館野 泉(ピアニスト)
・増田明美(スポーツジャーナリスト)
・姜 尚中(東京大学教授)
・村田兆治(元プロ野球選手)



LinkIcon[page top]

無題.png

047: 『THE 21』(定期刊行雑誌) PHP研究所

今回紹介するのは定期で発行されている自己啓発雑誌『THE 21』です。


過去の記事タイトル:

▶2018年2月 1分で頭がよくなる!「思考力」トレーニング
▶2018年1月 40代で絶対にやっておくべき11のこと
▶2017年12月 本当に疲れが取れる 40代からの休息術
▶2017年11月 一発で通る「資料」の作り方
▶2017年10月 「やる気(モチベーション)」を自在に引き出す20のコツ
▶2017年9月 40代からのお金の貯め方・増やし方
▶2017年8月 すごい時短術
▶2017年7月 最強の記憶術
▶2017年6月 ミスが99%なくなる 仕事のすごい仕組み
▶2017年5月 なぜか仕事ができる人の習慣
▶2017年4月 失敗しない話し方
▶2017年3月 心が折れない働き方


■THE21 とは:

実力主義時代のいま、ビジネスマンには仕事の能力やスキルをアップさせることが強く求められています。月刊誌『THE21』ではその要請に応え、(1)いま話題のビジネス・スキルをやさしく解説するとともに、(2)第一線で活躍しているビジネスパーソンのプロのノウハウを紹介するなど、「いますぐ使える仕事術」が満載されています。それに加えて、(3)いまさら人に聞けない基礎知識や、(4)最低限抑えておきたい最新トピックスも提供し、ビジネスマン必読の情報誌づくりをめざしています。昭和59年10月の創刊以来、ビジネスマンを中心に幅広い年齢層で大きな反響を呼んでいます。(PHP研究所HPより:2018/02/16)。




LinkIcon[page top]

ホンダ.jpg

046: 『本田宗一郎 夢を力に』(書籍) 本田宗一郎(著) (2006年/初版:2001年) 日本経済新聞社

自動車修理工から身を起こし、「世界のホンダ」を一代で築いた本田宗一郎の半生記です。

本田宗一郎は1906年、現在の天竜市に生まれました。父は鍛冶屋で、生活は苦しかったようです。宗一郎は幼い頃から機械やエンジンに興味を持っており、精米所の発動機の音や石油の臭いも大好きでした。そんな彼は22歳で独立、浜松で自動車修理工として成功したのです。

戦後は本田技術研究所を創業し、1948年には本田技研工業を創業して社長に就任しました。オートバイ「ドリーム号」・「スーパーカブ号」などをヒットさせた同社は二輪車で世界のトップメーカーになりました。その後は皆さんが御承知のとおり、世界的な自動車メーカーとなりました。

本田宗一郎は1973年に社長を退陣、1991年に84歳でその一生を終えました。1952年(46歳の時)には小型エンジンの発明で藍綬褒章を受けています。以下は本田宗一郎のエピソードです。「ライフプランから始める本気の自己啓発」を念頭に置いて読んでみて下さい。


「小学校2,3年の頃、村に自動車が来たという話を耳にし、すっ飛んで見に行った。村の狭い道をノロノロ走っている自動車の後を追いかけた。感激の一語だった。そして、自分もいつか自動車を作ってみたいと思った」(要旨)。p.17.


「同じ頃、約20キロほど離れた浜松の歩兵連隊に飛行機が来て飛んでみせるという話を聞いた。飛行機の実物は見たことがない。なんとしてもこの目で見たい。父親の自転車を持ち出し、三角乗りでペダルを踏み続けた。しかし、練兵場には塀が張りめぐらされており、しかも入場料を取っていた。払えるわけがない。松の木に登ってやっと見ることが出来た」(要旨)。pp.17-19.


「雇っている工員も50人ほどになった28歳のころ、ピストンリングの製造に取りかかったが、どうにもこうにも上手くいかない。自分に鋳物の基礎知識が欠けているからだと気づき、伝(つて)を頼って浜松高工(現在の静岡大学工学部)の聴講生にしてもらった。しかし、話を聞いてもメモを取らず、試験の日には休んで受けなかった。その結果、2年たったある日に退学を言い渡されてしまった」(要旨)。pp.46-49.


「にもかかわらず、その後も自分の好きな講義は聞きに行った。月謝も払わなくて済んだ。この時の勉強がのちのち大いに役立ち、物を考える時や技術上の疑問点を問いただす時の基礎となった」(要旨)。p.50.


「寝ていても、いいデザインが頭に浮かぶと、どんな深夜でも、『すぐ紙と鉛筆を持ってこい』と女房にどなる」(要旨)。p.74.


「私はずいぶん無鉄砲な生き方をしてきたが、私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎないということも言っておきたい。99%は失敗の連続であった。そしてその実を結んだ1%の成功が現在の私である」(要旨)。p.104.


「二輪車だけでなく四輪車や飛行機の開発など、私の将来への夢は尽きない」(要旨)。p.104.


ホンダは開発中のビジネスジェット機「ホンダジェット」の日本における初飛行を2015年4月に予定している。(日本経済新聞:2015, 2, 14)。

**
ホンダの米子会社が製造・販売する「ホンダジェット」の2017年上期(1―6月)の出荷が24機になり、小型ジェット機市場で初めて世界一に立った。同機は最大7人乗りのビジネス機。15年末に納入を始めて以降、北米や欧州の企業トップら向けに順調に販売を伸ばしている。(ニュースイッチ:2017年08月24日)。




LinkIcon[page top]

働く幸せ.jpg

045: 『働く「しあわせ」の見つけ方』(書籍) 夏川賀央(著) (2010年) かんき出版

「働く」ということの中に「しあわせ」を見いだした27人の物語。「働くということ」と「しあわせ」について、さまざまな側面から考える切っ掛けを与えてくれます。仕事や幸福について自分なりの考えをまとめるのに役立つ本です。

目次の中からいくつかの項目を掲げておきます。

■成功も失敗もない、ただ精一杯やるだけ。
■「なりたい自分になれない自分」に目を向ける。
■なぜ、働くのか?
■いま自分ができることにベストを尽くす。
■踏み出すのに「遅すぎる」なんてない。
■過去の自分と向き合う。
■働く喜びはどこにある?





LinkIcon[page top]

表紙_2.jpg

044: 『中小企業のためのOJT実践マニュアル』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2017年) 自己啓発支援センター

自薦で恐縮ですが、拙著の紹介です。関心のある方は[拙著の紹介]をご覧ください。▶[拙著の紹介]へ







LinkIcon[page top]

コーチング.jpg

043: 『実践 コーチング』(付:DVD) 日経ビジネスアソシエ(編集) (2004年) 日経BP出版センター

コーチングとは対話によって人の能力を引き出すスキルのことで、そのポイントは「適切な質問」にあります。本書は本文と映像が連動しており、質問のコツを映像で学ぶことができます。分かりやすく実用的な本です。


【主要目次

・基礎編
・実践編
・実践マスター編
・ケース編
・Q & A





LinkIcon[page top]

kannrisya.jpg

042: 『管理者の役割6ヶ条』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (2017年) 自己啓発支援センター

自薦で恐縮ですが、拙著の紹介です。関心のある方は[拙著の紹介]をご覧ください。▶[拙著の紹介]へ







LinkIcon[page top]

情熱思考.jpg

041: 『 情熱思考』(書籍) 是久昌信(著) (2010年) 中経出版

【内容紹介】


さまざまな分野で夢をかなえた著名人(45人)を紹介している本です。歯切れのよい物語風の表現になっているのでとても読みやすいです。


45人の略歴も紹介されています。参考文献も掲載されているので、関心をもった人物についてはそれを購入し、さらに詳しく学ぶことができます。


なによりも、読んでいると元気がでてきます。


【私の感想】

感想というか……、お願いがあります。

本書を読み、「感動してお終い」にならないよう、何らかの前向きな行動に結びつけることを忘れないでください。

「行動無ければ成果無し」です。



LinkIcon[page top]

目標で.jpg

040: 『目標で自分を動かせ』(書籍) 海藤守(著) (昭和55年/初版:昭和52年) 実務教育出版


【内容紹介】

私が40歳の頃に読んだ本です。自分にとって価値ある目標を探索し、実行計画を立て、実現に向けて努力していく、そのための考え方と方法を説いています。

特定の人の体験談ではなく、たんなる事例紹介や理論の解説書でもありません。さまざまな事例や理論に言及しながら、「目標によって自分を動かすための考え方と方法」を分かりやすく実践的に説明しています。

著者は文中で次のように記しています。「心の姿勢の習性が変われば、行動、動作も変わる。つまり、考え方を変えれば、心構えも変わり、それが行動にも現れるのである」。


【私の感想】

具体的なヒントが数多く紹介されており、自分の行動に結びつけるのに役立ちました。本書があなたの「考え方と行動」をプラス方向に変えるであろうことを願ってここに紹介する次第です。古書検索をしてでも購読する価値のある本だと思います。


LinkIcon[page top]

goal.jpg

039: 『ゴール』(書籍) ブライアン・トレーシー(著)・早野依子(訳) (2009年/初版:2006年) PHP研究所


【内容紹介】

目標を見つけ実現するための「考え方」と「具体的な方法」について、分かりやすい説明がなされている本です。著者は本書の前書きで次のように言っています。「もし、あなたに成功の秘訣を一つだけ伝授するとすれば、それは次のことです。目標を書き出しなさい。それを達成するための計画を立て、毎日それを実行しなさい」。

「そんなの、あたりまえ。それができないから困っている……」、という方にお勧めの本です。


【私の感想】

私が傍線を引いた個所から三つほど紹介しておきます。


「期限のない目標や決定は、ただの思いつきでしかありません。弾の入っていない銃のようなものです。守るべき期限を設定しないかぎり、私生活も仕事も『空撃ち』で終わってしまうのです」(p.112)。


「未来は、保証を求める人ではなく、リスクを冒す人の手の中にあります」(p.257)。


「どんなに貴重なアドバイスも、あなた自身が自分で学んだことをもとに行動を起こさないかぎり、なんの役にも立たないのです」(p.258)。「千里の道も一歩から_老子」(p.23)。



LinkIcon[page top]

hyoushi_jpeg.jpg

038: 『自己啓発の事例と自己啓発の進め方』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (初版:2016年) 自己啓発支援センター


【内容紹介】

本書においては「自己啓発の事例」を紹介するとともに「各事例の活用方法」を提案し、さらに「自己啓発の進め方」についても分かりやすく説明しています。しかもそれらは一体的に関連づけられているので、自己啓発の事例→その活用方法→自己啓発の進め方、と読んでいくことによって自分自身の「実行計画」を作ることができます。紹介する事例は、29テーマ・48事例、自己啓発の進め方はPDCAに沿って具体的に説明しました。

また、私的な自己啓発のみならず会社主導の自己啓発にも言及しています。とくに、目標の見つけ方・決意表明文の書き方・振り返りとフィードバックの方法についてはポイントを示しながら具体的に説明しました。

本書は、生涯にわたって自己啓発を続けていただきたいとの思いから(老若男女)幅広い読者を念頭に置いて執筆したものです。目標発見に役立つ「自己分析」の方法についても説明しています。本書が参考になって、あなた自身の「実行計画」が完成することを心から願っております。▶詳細はこちらを御覧ください


【執筆動機】

このサイトには「自己啓発の事例紹介」というページがあります。比較的、閲覧者の多いページなのですが、つねづね気に掛かっていたのが「事例の活かし方」です。事例が上手く活用されているかどうか、それが気になっていたのです。そこで、「事例の活用法」を仲介項目にした本書を書いた次第です。本書においては各事例のあとに、その活用方法を付記しました。つまり、「事例→事例の活用法→自分自身の自己啓発計画の作成」という構成にしたのです。自薦で恐縮ですが、機会がありましたら御一読ください。






LinkIcon[page top]

hyoushi_teinengo.jpg

037: 『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (初版:2016年) 自己啓発支援センター


【内容紹介】

本書は定年後の目標とライフプランを真剣に考えてみたいと思っている人のために執筆しました。定年前の人だけではなく、定年を迎えてしまった人にも役立つような内容にしてあります。具体的には、自己分析と10の分野にわたる総計72の例示ヒントを手掛かりにしながら自分の納得のいく目標を見つけ、定年後のライフプランとして完成させることができます。 ▶詳細はこちらを御覧ください


【執筆動機】

定年後には現役時代に匹敵する(あるいはそれ以上の)自分時間があります。ですから定年後は(余生ではなく)第二の人生だと思うのです。現役時代に匹敵する(あるいはそれ以上に)貴重な人生だと思うのです。その貴重な人生を生きていくためのヒントを提供したくて筆を執った次第です。自薦で恐縮ですが機会がありましたら御一読ください。






LinkIcon[page top]

小さなことに.jpg

036: 『小さなことにくよくよしない88の方法』(書籍) リチャード・カールソン(著)・和田秀樹(訳) (2010年/初版:2007年) 三笠書房


【内容紹介】

一つ一つのテーマが数ページで説明されているので隙間時間でも読むことができます。また、短い説明の中に深く考えさせられる記述もあります。自分のやる気を高めたい時、癒やしが欲しい時、励ましが欲しい時などに役立つ内容になっています。自分の置かれた状況に対応させながら、自分の判断で取捨選択しながら読んでみてください。


【私の感想】

私が注目した文言の一つを披露しておきます。

「定期的に自分と向き合う時間を持とう。一人で過ごす時間を持つと、それがいかに大切なことであるかに驚くだろう。静かに、気を散らすことなく、考える時間が持てる。自分の人生で、やりたいこと、夢、挑戦してみたいこと、そしてどんな人間に成長していきたいのかを、じっくり考えることができる」(要旨)。





LinkIcon[page top]

死ぬときiに_25.jpg

035: 『死ぬときに後悔すること25』(書籍) 大津秀一(著) (平成21年) 致知出版社


【内容紹介】

1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた本です。「はじめに」で著者は次のように記しています。「終末期に皆が必ず後悔すること、それを前もって紹介し、元気なうちからやっておけばよいのではないか、そのような思いから生まれたのがこの本である」。


【私の感想】

25項目の内、私がとくに注目したのは以下の4つです。

■自分のやりたいことをやらなかったこと。
■自分の生きた証を残さなかったこと。
■生と死の問題を乗り越えられなかったこと。
神仏の教えを知らなかったこと。


LinkIcon[page top]

yaruki_hyousi.jpg

034: 『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』(Kindle版) 釼地邦秀(著) (初版:2016年) 自己啓発支援センター


【内容紹介】

本サイトでは「ライフプランから始める本気の自己啓発」を勧めています。ライフプランは人生目的と人生目標を中核とするものですが、本書では「人生目標の見つけ方」が詳しく具体的に説明されています。▶詳細はこちらを御覧ください


【執筆動機】

「人生目標の大切なことは分かるが、どうやって見つけたらよいかが分からない」という人のために執筆しました。少しでも役に立つことを願っております。

LinkIcon[page top]

禅とは何か.jpg

033: 『禅とは何か』(書籍) 鈴木大拙(著) (平成21年/初版:昭和29年) 角川学芸出版


【内容紹介】

本書の「解説」(pp.253-257)を担当した古田紹欽氏は以下のように記しています。「禅に参ずるには何よりすぐれた師匠を選ばなくてはならない。書物においても同じことが言える。読者はこの書を永遠の禅入門書として幾度も味読しながら先生のさらに幾冊かの著述をも併読されたら、禅とは何であるかがいっそう確実で明白なものになろう」(要旨)。


【私の感想】

本書のすべてを「是」とするわけではありませんが、多くの示唆を得ることができた書籍なのでここに紹介する次第です。とくに、以下の行(くだり)は深く印象に残っています。「わからぬということはそれでわかっているのである。宗教というものを本当に体験した人の心理を解剖してみるというと、わからぬと言っておっても実はわかっているのである。わからぬということは、すなわちわかるということである。そう言った方が適切ではないかと思う。わからぬということがわかったというなら、わからぬということ、すなわちこれがわかったことであると、私はそう考えるのである」(pp.174-175)。

LinkIcon[page top]

福翁自伝_0002.jpg

032: 『新訂 福翁自伝』(書籍) 福沢諭吉(著)・富田正文(校訂) (2011年/初版:1978年) 岩波書店


【内容紹介】

読んでいて痛快。元気が出てきます。取得が難しい資格試験に取り組んでいる方には励ましを与えてくれる本だと思います。


まず「緒方の塾風」という章から、いくつかのタイトルを紹介しておきます。福翁が緒方塾の塾長を務めていた頃のできごとです。裸体の奇談失策、不潔に頓着せず、豚を殺す、熊の解剖、欺して河豚を食わせる、といった話が並んでいます。


次に同章から塾生の勉強に関しての抜き書きです。「およそ勉強ということについては、実にこの上に為(し)ようはないというほどに勉強していました。時は何時(なんどき)でも構わぬ、殆ど昼夜の区別はない、日が暮れたからといって寝ようとも思わず、頻りに書を読んでいる。読書に草臥(くたび)れ眠くなって来れば、机の上に突っ臥して眠るか、あるいは床の間の床側(とこぶち)を枕にして眠るか、ついぞ、本当に蒲団を敷いて夜具を掛けて枕をして寝るなどということは、ただの一度もしたことがない」。


【私の感想】

学位論文を書いていた頃、この本に随分と元気づけられました。とくに第2外国語に独学で取り組んでいた頃には次のエピソードを思い出しては頑張っていたものです。

「(時代が変わり)今まで数年の間、死物狂いになってオランダの書を読むことを勉強した、その勉強したものが、今は何にもならない、横浜に行って店の看板を見ても読むことすらできないのである。大いに落胆した。しかし、これからは英語が必要になる。なんとしても学ばねばならない」(要旨)。かくして彼はさまざまな方策を試行しながら英語の勉強に取り組んでいったのです。たとえば、長崎から来たという子供が英語を知っていると聞くとその子に発音を習ったり、外国帰りの漂流人が帰国するとその宿屋に訪ねて行ったこともありました。「子供でも宜(よ)ければ漂流人でもかまわぬ、そういう者を探し回っては学んでいた」のです。主たる独学教材は藩に歎願して購入してもらったホルトロップという英蘭対訳発音付の辞書(一部二冊)、彼はこの辞書を頼りに英語を習得したのです。オランダ語の勉強も無駄にはなりませんでした。


LinkIcon[page top]

熊楠_0001.jpg

031: 『クマグスの森~南方熊楠の見た宇宙』(書籍) 松居竜五(著) (2007年) 新潮社


【内容紹介】

ここで初めて南方熊楠(みなみかた・くまぐす)を知る人は、「こんな日本人がいたんだ!」と驚かれるでしょう。熊楠は博物学者であり、生物学者であり、民俗学者でもありました。研究対象は粘菌、キノコ、藻、昆虫、刺青、性、夢、あの世、等々。世界を放浪し、原生林を駆け巡り、宇宙の謎をも追いかけました。さらには昭和天皇への進講をしたこともあるのです。本書は南方の生涯を豊富な写真や図解で分かりやすく紹介しています。


【私の感想】

私は(少しばかり仏教の修行や研究をしたことがあるので)因果律や縁といった概念に言及している「南方マンダラ」というタイトルのページに関心を持ちました。ライフプランを考えている人は、その人の関心に対応させながら、さまざまな示唆を受けることが出来ると思います。



【付記】

和歌山県には南方熊楠記念館があります。

LinkIcon[page top]

自助論.jpg

030: 『自助論』(書籍) サミュエル・スマイルズ(著)・竹内 均(訳) (1999年/初版:1988年) 三笠書房


【内容紹介】

御存知の方も多いと思いますが、スマイルズの『自助論』です。「自分の人生を切り開く主体は自分自身である」と説きます。「あたりまえ」と言われそうですが、我々はややもすると、このことを忘れがちです。自己啓発の原点としてしっかり心に刻んでおきたいものです。

目次から主要な項目を紹介しておきます。「自助の精神」、「忍耐」、「意志と活力」、「時間の知恵」、「自己修養」。その他にも「チャンス」や「出会い」についての記述があります。

本書の中から私の好きな言葉を2,3掲げておきます。

(1)
人間の優劣は、その人がどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。怠け者は、どんな分野にしろ、すぐれた業績を上げることなどとうていできない。

(2)
われわれを助けるのは偶然の力ではなく、確固とした目標に向かってねばり強く勤勉に歩んでいこうとする姿勢なのだ。意志薄弱で怠惰な人間、目的もなくぶらぶらしている人間には、どんな幸運も意味を持たない。彼らは目の前をまたとないチャンスが通り過ぎても、その意味もわからずぼんやりと見逃すだけだ。

(3)
天は自ら助くる者を助く。


【私の感想】

今回この原稿を書いていて不思議な思いをしています。というのも、自分で考えて自分が大切にしている言葉とそっくりな言葉を複数見つけたからです。一瞬、自分とスマイルズを重ねて、「私も捨てたものではない」と思ったのですが、「そうではない」という気もするのです。15年以上も前に読んだ本書の言葉のいくつかが無意識のうちに自分に取り込まれていたのではないかと思うのです。不思議な気持ちです。



LinkIcon[page top]

京都撮影.jpg

029: 『水野流 京都撮影の手引き』(書籍) 水野秀比古(著)・水野克比古(監修) (2009年) アスキー・メディアワークス 


【内容紹介】

書籍の帯には次のように書いてあります。「京都撮影の新鋭・水野秀比古が明かす、ちょっとした工夫で見違える『美しい京都の撮り方』の数々」。

豊富なカラー作品を例示しながら撮影にあたってのポイントを丁寧に説明しています。タイトルには「京都」とありますが「風景写真の撮り方」と理解することが出来るような(応用範囲の広い)内容になっています。自己啓発として写真撮影に取り組んでいるいる方も多いと考え、紹介することにしました。


【私の感想】

京都は何回も(何回も)行きましたが、行くたびに新しい発見があります。京都が変わったのではなく自分が変わったのかもしれませんが何度行っても心が満たされます。そんな京都の風景を題材にしながら風景写真の撮影ポイントを分かりやすく示しているところが私にはぴったりでした。京都好きの方に限らず、風景写真のポイントを学びたい方にもお勧めの1冊です。



LinkIcon[page top]

般若心経.jpg

028: 『般若心経』(書籍) 山田無文(著) (昭和61年) 禅文化研究所 


【内容紹介】

本書は山田無文の「般若心経」解説書です。科学的な教育を受けている我々現代人に向かって仏教の本質を分かりやすく説いています。それが本書を紹介する理由です。


【私の感想】

内容紹介にも記しましたが、科学的な観点と仏教的な観点の両方を統合しながら説いているところを好ましく感じています。とくに91頁~100頁においては「宇宙の元素」・「地・水・火・風」・「因縁」・「無我」・「無自性」・「坐禅」・「修行」といったキーワードを分かりやすく統合し「天地我と同根、万物我と一体」と結んでいます。統合的説明の最も優れた個所だと思います。


LinkIcon[page top]

安藤忠雄.jpg

027: 『安藤忠雄 仕事をつくる』(書籍) 安藤忠雄(著) (2012年) 日本経済新聞出版社 


【内容紹介】

本書は、学歴もなく社会的な基盤も無かった安藤が、独学で建築を学び、一級建築士の資格を取り、自らの夢を実現してきた過程を記したものです。大学も建築の専門学校も出ていなかった彼が、イエール大学・コロンビア大学・ハーバード大学の客員教授、東京大学教授および名誉教授を歴任し、文化勲章を受けるまでの道程を知ることが出来ます。


【私の感想】

読み進んでいくと、安藤のしっかりとした目的意識・気力・集中力が伝わってきます。「自分の人生は自分の手で切り開いていく」という姿勢には大いなる共感を抱きます。


LinkIcon[page top]

海峡.jpg

026: 『海峡』(DVD) 主演:高倉健・吉永小百合・森繁久彌 (1982年) 東宝株式会社 


【内容紹介】

青函トンネル工事完成までの苦難を描いた作品。高倉が演ずる現場責任者・阿久津は工事の完成に情熱を燃やし続け、多くの人々の協力を引き出しながら、ついに青函トンネルを開通させます。


【私の感想】

この作品は繰り返して何回も観ていますが、観るたびに「やる気」が湧いてきます。

LinkIcon[page top]

生きがいについて.jpg

025: 『生きがいについて』(書籍) 神谷美恵子(著) (1980年) みすず書房 


【内容紹介】

1958年~1972年まで、瀬戸内海の島にあるハンセン病の国立療養所・長島愛生園の精神科に勤務していた著者が、さまざまな観点から「生きがい」について探求した書。著者自身の体験を踏まえて掘り下げた考察が、読みやすく分かりやすく述べられています。さらには科学者的な視点も保持されており(押しつけではない)説得力があります。たとえば、著者は次のように記しています。「結局、生きがいというものに対する考えかたそのものに千差万別の個性があらわれているのであろうから、私どもの立場としては、なるべく広く範囲を取って、人間の生きがいとなりうるものの大部分にみとめられる共通な特徴を次にとり出してみたい」(p.78)。


【私の感想】

いたるところ傍線だらけになっていますが、本書を手に取ると必ず思い出すページがあります。そのページから一文を引用して「感想」に代えます。「新しい道にどんな困難が伴おうとも、これ以外に自分の生きる道はないのだとわかったひとは、思い切って高いところからとびおりるような気持ちでそれをえらびとるほかはない。ティリッヒのいう『生存への勇気』をここでふるいおこしうるかどうかによって、その後の一生に天と地の差がおこる」(p.176)。

LinkIcon[page top]

現代語訳 小止観.jpg

024: 『現代語訳 天台小止観』(書籍) 関口真大(訳) (平成16年/初版:昭和53年) 大東出版社 


【内容紹介】

坐禅については各宗派ごとに特徴がありますが、それらの基となっているのがこの『天台小止観』です。諸外国でも翻訳出版されています。坐る前の(身心の)準備から始まり、正修の行、そして魔事についての対処法まで、坐禅の要諦が網羅されています。坐禅に関心を持つ方も少なくないと思い、この書を紹介することにしました。


【私の感想】

必要十分な内容が懇切丁寧に記述されており、バランスの取れた思考展開も私の性分に合っています。現代語訳も分かりやすく、坐禅に関心を持っている方には必見の書だと思います。私自身は、この書が示す「考え方」と「方法」を中核に置き、自分なりの工夫を加えて坐っています。

LinkIcon[page top]

それでもなお生きる.jpg

023: 『それでもなお生きる』(書籍) 佐々木常夫(著) (2014年) 河出書房新社 


【内容紹介】

自閉症の長男と肝臓病・うつ病を患う妻を抱えながら、東レの取締役、東レ経営研究所社長などを歴任してきた佐々木常夫氏の著作です。

著者は本書の「あとがき」で次のように語っています。「私は東レという会社に入社し、そこを定年退職した普通のサラリーマンです。会社の中でさまざまな経験をし、家族のことで苦労し、いろいろな人に出会い、自分なりの人生観を培ってきました。(中略)。本書の執筆を終えた今、私は表現しようのない深い満ち足りた思いに包まれています。それは自分の考えを過不足なく語り尽くしたという充足感からかもしれません。混迷の現代に生きる多くの人に、本書を人生を歩むときの杖や道しるべとして用いていただけたら幸いです」。


【私の感想】

著者自身の体験記ですので説得力がありますが、読む時には現在の自分自身の価値観や生き方を基軸にしながら参照すると良いでしょう。著者もそのような読み方を希望しているようです。なお、文中には一読に値する書籍が何冊も紹介・引用されています。気に掛かる書籍があったら、購入するなり図書館で借りるなりして、全文を読んでみることをお勧めします。

LinkIcon[page top]

IMG.jpg

022: 『本田静六 人生計画の立て方』(書籍) 本田静六(著) (2005年) 実業之日本社 


【内容紹介】

「11歳の時に父を失うも苦学の末、19歳で東京山林学校に入学。しかし、第一期試験に落第し古井戸に投身。幸か不幸か死にきれず、思い直して決死的勉強の末、二学期連続で最優等、銀時計を賞与される」、本書はこのような趣旨の略歴紹介から始まります。

著者である本田静六氏は東大教授であり、蓄財の神様と言われることもあります。「40までは勤倹貯蓄、生活安定の基礎を築き、60までは専心究学、70まではお礼奉公、70からは山紫水明の温泉郷で晴耕雨読の楽居」との人生計画を立て、具体的な方策を工夫しながら実行に移し、ほぼ計画どおりの一生を送りました。理想と現実を統合し、根本的な考え方と具体的な方策を持ち、努力する人でした。


【私の感想】

奥付の書き込みが2010年となっているので、私がこの本に出会ったのは67歳の頃です。氏が活躍した頃の時代背景を考慮しながら20~30代の人に読んでもらいたいと思います。

LinkIcon[page top]

いい人生の生き方.jpg

021: 『いい人生の生き方』(書籍) 江口克彦(著) (2006年) PHP 


【内容紹介】

PHP研究所代表取締役社長などを歴任した江口氏は本書の中で次のように述べています。「人はどうしても安易な道を選びがちになる。しかし、何事かをなし遂げようとするとき、安易な道などあろうはずがない。地道な一歩一歩の精進が不可欠である。この道理は、時代背景がいかに変わろうとも不変である」。本書は、第1章「人生の道標」に始まり、「生き方の探求」、「人間的成長の原点」、「仕事と生きがい」などの章立てになっています。


【私の感想】

「何事かをなし遂げようとするとき、安易な道などあろうはずがない。地道な一歩一歩の精進が不可欠である。この道理は、時代背景がいかに変わろうとも不変である」。まったく、同感であり、本書を紹介する理由でもあります。

LinkIcon[page top]

幸福者.jpg

020: 『幸福者』(書籍) 武者小路実篤(著) (昭和53年/初版:昭和30年) 新潮社 


【内容紹介】

「幸福者」は武者小路実篤が39歳の時に雑誌『白樺』に連載した作品です。武者小路実篤の人生観を学ぶことが出来ます。武者小路自身はこの作品について、「大概の人は、もっとのん気にくらしているのが事実だと思っている。僕の理想の人物を書いたよりは、こう言う覚悟で生きれば、どんな事件にぶつかっても、落ちついて喜んでゆけると思う境地を書きたかった」と語っています。


【私の感想】

私が本書を手にしたのは30代でした。サラリーマンから大学教員への転身を決める切っ掛けになった本の一つです。33歳でサラリーマンを止め経営コンサルタントの道に入り、大学院に入学したのは37歳、短大の教員になったのは42歳の時でした。

LinkIcon[page top]

the 禅.jpg

019: 『The・禅 ―― ダルマは世界を駆ける』(書籍) 原田雪渓(著) (1993年) 柏樹社



【内容の紹介】

著者である原田雪渓老師は曹洞宗の僧侶で、井上義衍老師より印可証明を受けた方です。本書について原田老師は「禅の根幹から平易に解きあかした『やさしい禅の話』です。身近な言葉で、具体的に禅の真髄を語ってみました」と記しています(要旨)。


【私の感想】

老師が「身近な言葉で、具体的に禅の真髄を語ってみました」と記しているように、身近な言葉で、具体的に禅の真髄が語られていると思います。読み返すたびに新たな気づきがあります。奥の深い著作です。

LinkIcon[page top]

IMG_0001.jpg


018: 『論語物語』(書籍) 下村湖人(著) (昭和42年/初版:昭和26年) 角川書店


【内容の紹介】

『論語』499章の中から130章を引用して書かれた”物語風の論語”です。論語入門として紹介します。時代背景、自分の置かれた立場、自分の価値観などを判断基準にして取捨選択しながら読まれると良いと思います。

【私の感想】

最初に読んだのは大学3,4年の頃だったと思います。物語風で、とても読みやすかったです。本書との出会いが切っ掛けになって『論語』との長い付き合いが始まりました。

LinkIcon[page top]

IMG.jpg

017: 『道をひらく』(書籍) 松下幸之助(著) (2010年/初版:1968年) PHP 


【内容紹介】

松下幸之助のベストセラーです。40年以上も版を重ねています。おもな内容は、「運命を切りひらくために」、「みずから決断を下すときに」、「困難にぶつかったときに」、「自信を失ったときに」、「自主独立の信念をもつために」、「生きがいある人生のために」、など。月刊誌『PHP』の裏表紙に掲載された松下幸之助の短文を集成した書籍です。続編も出版されています。


【私の感想】

18歳の頃、小樽から東京に出てきた私は大学の寮に住んでいましたが、毎月、私の手元に『PHP』が届いていました。母が購読契約をして、私にも一冊届くようにしてくれていたのです。小樽の母を思い浮かべながらページをめくっていたことを思い出します。ベストセラーだからという理由ではなく、”本気の自己啓発”に役立つと思うので紹介いたします。

LinkIcon[page top]

資料紹介「青春の詩」.jpg

016: 『「青春」という名の詩』(書籍) 宇野収・作山宗久(著) (昭和62年/初版:昭和61年) 産業能率大学出版部 


【内容紹介】

知る人ぞ知るサムエル・ウルマンの詩「青春」についての著作です。日本語への翻訳は作山氏、「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う。薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。...」と展開されていきます。訳詩の他にも「サムエル・ウルマンの人となり」、「マッカーサーの『青春』」など、関連のテーマを収めています。角川からは文庫版(初版:H8)が出ています。


【私の感想】

この紹介は産能大発行の昭和62年版を参照しています。私が転職したばかりの30代前半に出会った本です。それ以来、つねに手の届くところに置いています。音読すると、そのたびに気力がみなぎってくる訳詩です。

LinkIcon[page top]

人生論.jpg

015: 『人生論』(書籍) 武者小路実篤(著) (1995年/初版:1938年) 岩波書店


【内容紹介】

著者は、「この本だけ読めば僕が人生に就いて感じていることがわかってもらえるように書きたかったので、他の本を読む必要のないように書くことにした」と記しています(序)。「目次」は無く、64の節に分けられていますが、全体としての連続性は保たれています。


【私の感想】

手元には1966年の版もありますが、傍線だらけです。ずいぶんと熱心に読んだことが思い出されます。

LinkIcon[page top]

青年の思索のために.jpg

014: 『青年の思索のために』(書籍) 下村湖人(著) (新装版:2009年) PHP


【内容紹介】

「人生随想」、「真理に生きる」、「心窓去来」という章立てのもと、人生・努力・天啓・自責・進退・悲運・仕事・幸福といったことについて語られています。


【私の感想】

若かりし時、私は新潮文庫版(S30)で読みました。異なった筆記具で多くの傍線が引かれています。繰り返し読んだのでしょう。タイトルには「青年の...」とありますが、年齢に関係なく(年齢に応じた)示唆を得ることができると思います。

LinkIcon[page top]

宿命論.jpg

013: 『宿命論』(書籍) 久門正雄(著) (昭和49年) 岡田孔文堂


【内容紹介】

著者は「はじめに」において、次のように述べています。「人の一生には運不運ということがある。また前世からの因縁ということが言われる。ここには、その人生について考えられる運命とはどういふものか、前世からの因縁すなわち宿命とはどういふものかといふことを考え、また一方、辛苦萬苦の苦の世界といはれるこの人生で、その苦をいかに処理し、いかにして心の平安を得べきかといふその方法を考えてみたのである」。哲学、宗教、物理学など、多様な観点から「宿命」について考え抜いた著作です。


【私の感想】

とくに仏教の観点からの考察・記述が示唆に富んでいると思います。この書籍は昭和49年に発行された私家版ですが、私が出会ったのは数年前のことです。「古くても良いものは良い。ベストセラーが良書とは限らない」という日頃の思いを再確認させてくれるものでした。

LinkIcon[page top]

道は開ける.jpg

012: 『道は開ける』(書籍) D・カーネギー(著)・香山晶(訳) (2002年/初版:1999年) 創元社


【内容紹介】

訳者は「まえがき」で、「本書はあらゆる人間に共通する『悩み』の実態とそれの克服法を述べたものである」と記しています。自分自身が”悩みの人”であったカーネギーが、それを克服すべく、数多くの専門書を読み、考察を加え、実践したことを書いたのが本書です。31の実話も収録されています。



【私の感想】

私が一番最初にこの本を手にしたのは昭和42年です。その初版は昭和34年、新島洋氏の訳でした。今でも鮮明に覚えている言葉があります。それは、「運命がレモンをくれたら、それでレモン水を作るよう努力しよう」という言葉です。以来、この言葉にはずいぶんと助けられました。もともとはシアーズ・ローバックの社長、故ジュリアス・ローゼンワルドの言葉であったと説明されています。



【引用・参考資料】

(1)
D・カーネギー(著)・香山晶(訳) 『道は開ける』(新装版) 創元社 2002年/初版:1999年 (pp.231-241).

(2)
D・カーネギー(著)・新島洋(訳) 『道は開ける』 創元社 昭和42年/初版:昭和34年 (pp.177-186).



LinkIcon[page top]

般若心経.jpg

011: 『般若心経・金剛般若経』(書籍)  中村元・紀野一義(著) (2004年/初版:1960年) 岩波書店


【内容紹介】

大きくは「般若心経」・「金剛般若経」および「解題」で構成されています。原文、書き下し文、現代語訳が掲載されており、注や解題も充実しています。2004年版は第64刷になります。研究者も参照する定評のある訳書です。


【私の感想】

何度となく参照している座右の書です。現在は、「般若心経から始まり、般若心経に戻ってきた」と感じております。

LinkIcon[page top]

IMG_0001.jpg

010: 『釈尊のさとり』(書籍) 増谷文雄(著) (2008年/初版:1979年) 講談社


【内容紹介】

「識語」の中で著者は以下のように記しています。「わたしは、ながい間にわたって、ただ一人の人物を見詰めてまいりました。それは、ほかでもない、釈尊その人であります。そして、釈尊の生涯とその思想において、その眼目をなすものは、申すまでもなく、かの菩提樹下における大覚成就、すなわち『さとり』であります。『さとり』は直感です。すなわち、言葉で説明のできるものではありません。しかし、その直感を、こんどは思いととのえる、すなわち知性化することは、わたしどもの悟性の役割であります」。こうした前提のもとで、『さとり』を分かりやすく説いたのが本書です。

【私の感想】

人様から「縁起」について聞かれると必ずといってよいほど、この本を紹介しています。

LinkIcon[page top]

坐禅.jpg

009: 『坐禅』(VTR) 曹洞宗 大本山總持寺 (発行年の表記無し) 日経映像


【内容紹介】

ケースの表面には「坐禅を始める方のために作法をやさしく紹介します」と書いてあります。また裏面には「正しい作法で坐禅を行ってください。心の安定と調和によって平常心を養って下さい。そして、現代のストレス社会のなかで『本来の自己』を発見してください」と書いてあります。坐禅に関する情報は多種多様ですが、この映像資料は坐禅を修行の中核としている曹洞宗の作法を紹介したものです。


【私の感想】

60歳の頃から始めた坐禅は今でも続けていますが、近年は少しずつ自分流になってきています。ですので、「本筋を外さないように」との思いから、時々この資料(VTR)を観て復習・確認をしています。

LinkIcon[page top]

IMG_0003.jpg

008: 『宇宙はこうして誕生した』(書籍) 佐藤勝彦(著) (2005年/初版:2004年) ウェッジ


【内容紹介】

著者は次のように書き出しています。「私たちの住むこの世界には、始まりがあったのでしょうか? もし始まりがあったなら、それはどのように始まったというのでしょう? 始まりの前はどうなっていたのでしょうか?」。そして次のように展開していきます。「私たちの住む宇宙は”無”から生まれた。無から生まれたミクロの宇宙は、インフレーションと呼ばれる急激な膨張によって、私たちが住むことのできるようなマクロ宇宙になった」と。数式に依存しない、読んで理解するための本と言ってよいでしょう。

【私の感想】

私自身は以下の部分から有益な示唆を得ることができました。「『無』とは時間も空間も物質もエネルギーも何もない状態です。そんなところからどうやって宇宙が生まれたのでしょうか。常識的な古典的真空では、粒子がまったく存在しない空っぽの状態ですが、量子論では粒子がエネルギーゼロの地点の付近でゆらいでいる状態(物理学的真空)ということになります。きわめて短い時間の間に、粒子が突然出現したり消滅したりと、『非存在』と『存在』との間をゆれうごいているのです」(p.41).

LinkIcon[page top]

IMG_0002.jpg

007: 『せいめいのはなし』(書籍) 福岡伸一(著) (2012年) 新潮社


【内容紹介】

「動的平衡」を巡る対談記録です。相手は、内田樹・川上弘美・朝吹真理子・養老孟司の4氏。「動的平衡」については以下のように説明されています。「体を構成している要素は絶え間なく分解され、新たに取り込まれたものに置き換えられ、個体は常に外界と入れ替わっている。その意味では、今ここにいる『自分』という存在は一種の気体のようなものなんです。つまり、そこにあるのは流れそのものでしかない。そうした流れの中で、全体として一定のバランス(恒常性)が保たれた状態のことを『動的平衡』といいます」(p.62).


【私の感想】

私は次の文章に関心を抱きました。

福岡:「仏教に詳しい人から聞いたんですが、輪廻思想といっても、生まれ変わって何かになるという考え方だけでなく、自分の分子が散らばって、ミミズの一部になると同時に岩石や海水の一部にもなるという世界観もあるようです。だから、実は科学というのは昔から人間が知っていたことを言い直しているにすぎないとも言えるのではないかと思います」(p.62)。

LinkIcon[page top]

IMG_0002.jpg

006: 『論語』(書籍) 金谷治(訳注) (1985年/初版:1963年) 岩波書店


【内容紹介】

カバー表紙には次のように記されています。「古代中国の大古典『四書』のひとつで、孔子(B.C.551-479)と彼を中心とする人々の言行録。古い道徳主義のイメージをもつ人もあろうが、決してむずかしいことが書かれているのではない。人間として守るべき、また行うべき、しごく当たり前のことが簡潔な言葉のうちに盛られている」。


【私の感想】

座右の書の一つです。内容のすべてを「是」とはしておりませんが、示唆を得るところは沢山あります。折に触れ、参照しています。

LinkIcon[page top]

IMG_0003.jpg

005: 『人間は自分が考えているような人間になる!!』(書籍) アール・ナイチンゲール(著)・田中孝顕(訳) (新装版:2008年/初版:1988年) きこ書房


【内容紹介】

この本の始めにウエイン・ダイアー博士が次のようなメッセージを寄せています。その中の一文を掲げて内容紹介とします。「幸福も愛もすべて原理は同じである。結局、すべては考え方ひとつで決まるのである。思考がすべてを決めると考えるのは、安直すぎないか、と批判する人がいるかもしれないが、私にとってこの考えは自明の理なのである。私たちは、日一日と自分の考えているとおりの人間になっていく。この事実に対する確信は、ナイチンゲールのメッセージを読んでさらに強くなった」(p.5).

【私の感想】

私は初版で読んだのですが、この本にはずいぶんと勇気づけられました。私は副題を付けて理解しています。『人間は自分が考えているような人間になる ~熱心に考えれば考えるほど、自分が考えているような人間になる確率が高まる~ 』、という副題です。

LinkIcon[page top]

IMG_0004.jpg

004: 『世界の自己啓発50の名著』(書籍) T.バトラー = ボードン(著)・野田恭子・森村里美(訳) (2005年) ディスカヴァー・トゥエンティワン


【内容紹介】

~エッセンスを読む~という副題がついていますが、そのとおりの本です。著名な自己啓発書が豊富に紹介されています。ウォーレン・ベニスは序文の中で次のように記しています。「彼はさまざまな宗教、文化、哲学、時代から、名高い50の伝説的作品を取り上げ、それぞれの基本となる考え方をまとめ、その価値を検討・評価した。本書は、まさに時間に追われる読者のための1冊なのである。ここで解説されている50作品は、自己啓発の分野の中でも最上の作品リストである」。

【私の感想】

便利に活用しています。ただし、かならず実物を(訳書、時には原書も)購入して読んでいます。自分で読んで自分で評価をしたいからです。そうしないと安心できないのです。

LinkIcon[page top]

IMG_0005.jpg

003: 『人生設計・ライフワークの原理・原則』(書籍) 井上富雄(著) (1994年) 総合法令


【内容紹介】

日本IBMの常務をしていた井上氏の著作です。サラリーマンがいかにしてライフワークを持つべきか、自分自身の体験を交えながら執筆しています。「まえがき」からの一文を紹介しておきます。「サラリーマンがライフワークを持とうと思ったら、自分自身でライフワークのための準備をしなければいけない。それが人生設計である。人生設計なしでライフワークを持つことは不可能に近い。人生設計とは、誰から押しつけられるのでもなく、自分自身の意思で積極的に自分の将来を考え、人生の目標を立ててその目標達成のための手段や実行計画をつくり、着実にそれを実行していくことである」。

【私の感想】

紹介した「まえがき」からの一文に、心の底から同感しています。拙著『ライフプランから始める本気の自己啓発』も、まったく同じ軌道上にあるからです。

LinkIcon[page top]

IMG_0006.jpg

002: 『死を見つめる心 ~ガンとたたかった10年間~』(書籍) 岸本英夫(著) (2010年/初版:1973年) 講談社


【内容紹介】

宗教学者である著者が、自分自身の死を見つめた記録です。著者は「腹の底から突きあげてくるような生命に対する執着や、心臓をまで凍らせてしまうかと思われる死の脅威におびやかされて、いてもたってもいられない状態におかれた場合の生死観である」と記しています(p.11)。 第1部「死に出逢う心がまえ」、第2部「癌とのたたかい」、第3部「現代人の生死観」で構成されています。


【私の感想】

私は昭和39年初版のハードカバーで読み、サラリーマンから経営コンサルタント・大学教授への転身を決めました。この本を読んで、心の底から「人生は一度きりなのだ」と思うことができたからです。

LinkIcon[page top]

IMG_0118.JPG
001: 『ライフプランから始める本気の自己啓発』(書籍) 釼地邦秀(著) (2013年) 三恵社


【内容紹介】

タイトルのとおりの内容です。気軽に始めて気軽に止める自己啓発の正反対の自己啓発を勧めています。人生目的と人生目標を内容とするライフプランを作り、そのライフプランを実現するために自己啓発に取り組んで欲しいのです。主要な目次は以下のとおりです。「運命観」・「意思決定」・「ライフプラン」・「自己啓発プラン」・「実行」・「振り返りとフィードバック」。詳細は▶[拙著の紹介]を参照して下さい。


【執筆動機】

なんとなく取り組む自己啓発、人真似をして取り組む自己啓発、思いつきで取り組む自己啓発、そういった自己啓発ではなく、ライフプラン(人生目的・人生目標)に整合させた本気の自己啓発を勧めたくて本書を公刊しました。私なりに精魂を込めて執筆したものです。お役に立つことを願っております。

LinkIcon[page top]