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☆ライフプランから始める本気の自己啓発を支援します☆


所長 釼地邦秀
Kenchi, Kunihide



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開設(2014年6月22日)

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自己啓発百科>自己啓発の周辺

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【はじめに】

「自己啓発に役立つかもしれない」、といった感じの情報を提供するためにこのページを増設しました。「自己啓発のための関連情報」という意味合いです。ですので、取り上げるテーマは随分と広範囲になると思います。その点を御承知おき下さい。



【付記】

(1)掲載の順番に特別な意味はなく「順不同」です。引用・参考資料の発行順にもなっておりません。
(2)情報の検索に際しては、「IEのページ内検索機能」なども活用して下さい。
(3)内容については、あなた自身の判断で取捨選択のうえ活用してください。当方は一切の責任を負いません。
(4)引き続き増補を予定しています。追加分は上部に配置していきます。

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【目次】

060: POD出版_私の自費出版体験記 ▶[本文]へ

059: 疲労を予防するミニヒント(#1)_解説シート ▶[本文]へ

058: 疲労を予防するミニヒント(#2)_解説シート ▶[本文]へ

057: 著名人に学ぶ休息の取り方  ▶[本文]へ

056: 目標を持っている人は長生きする ▶[本文]へ

055: 持続的な幸福感をもたらす五つの要素 ▶[本文]へ

054: 大学生の欽ちゃんは今どうしているか ▶[本文]へ

053: 地方自治体(地方公共団体)の生涯学習支援 ▶[本文]へ

052: 3分間スピーチのポイント ▶[本文]へ

051: 話題の見つけ方 ▶[本文]へ

050: 仏教を学ぶ前に知っておきたいこと ▶[本文]へ

049: 健康づくりのための<ちょっとした習慣> ▶[本文]へ

048: 仕事をとおして学ぶ「聞き方のコツ」 ▶[本文]へ

047: 隙間時間を活用して留学を果たした既婚女性 ▶[本文]へ

046: 世界中のエリートに共通した習慣 ▶[本文]へ

045: 片岡鶴太郎さん ▶[本文]へ

044: 仕事ができる人の習慣 ▶[本文]へ

043: 目的別「オフ」の過ごし方 ▶[本文]へ

042: 働く女性のストレス解消法 ▶[本文]へ

041: 怒りをコントロールする_アンガーマネジメント ▶[本文]へ

040: 記憶のコツ_参考書の内容&会った人の名前 ▶[本文]へ

039: 「仕事以外の何か」にも没頭する_村岡恵理さん ▶[本文]へ

038: 雑談上手になる ▶[本文]へ

037: セミナーを受講する時の心構えと工夫 ▶[本文]へ

036: 重要個所が身につく読書法 ▶[本文]へ

035: 40代ビジネスマンに勧める資格 ▶[本文]へ

034: 書籍紹介_『定年後の目標とライフプラン』 ▶[本文]へ

033: 「復習」のタイミング ▶[本文]へ

032: 40代でやっておくべきこと_ベスト5 ▶[本文]へ

031: 定年後の自己啓発_注意点と例示ヒント ▶[本文]へ

030: 私の[kindle本]出版体験記 ▶[本文]へ

029: 74歳の女性が創作の作品で初の展覧会 ▶[本文]へ

028: 人生目標が見つかると自己啓発への取り組みに弾みがつく ▶[本文]へ

027: 真剣になればなるほど好機と出会う確率が高まる  ▶[本文]へ

026: 忙しい人が勉強時間を捻出する方法 ▶[本文]へ

025: 各社エース社員の「学び方」 ▶[本文]へ

024: CD: Relaxing  ▶[本文]へ

023: 索引を作りながらテキストを読む ▶[本文]へ

022: 定年後は、人様のために自己啓発 ▶[本文]へ

021: 知花くららさんの8つの習慣 ▶[本文]へ

020: 53歳の時にドイツで日本料理店を開いた日本人技術者 ▶[本文]へ

019: 欠番です。掲載記事はありません。

018: オンラインで大学の授業を受けられる_gacco(ガッコ) ▶[本文]へ

017: 中高年のための大学講座 ▶[本文]へ

016: 忙しい社会人のための学習術 ▶[本文]へ

015: 史上最多優勝を成し遂げた「横綱白鵬」と「人生目標」 ▶[本文]へ

014: 取得したいビジネス関連資格 ▶[本文]へ

013: 大学の公開講座 ▶[本文]へ

012: 教育訓練給付金の拡充について ▶[本文]へ

011: 仕事をしながら大学院で学ぶためのヒント ▶[本文]へ

010: 青空文庫 ~インターネットで古典を読む、無料の図書館~ ▶[本文]へ

009: 秋元順子さんが語る半生記からの抜粋 ▶[本文]へ

008: 仕事の成果を上げる手帳の活用術 ▶[本文]へ

007: 103歳の現役 ▶[本文]へ

006: 静かなブーム、読書会 ▶[本文]へ

005: アンガーマネジメント(怒りの感情をコントロールする) ▶[本文]へ

004: スクラップ(切り抜き)の有効な活用法 ▶[本文]へ

003: 「~しながら」運動不足を解消しよう ▶[本文]へ

002: 「小刻みな締め切り」を自分で設定する ▶[本文]へ

001: インターネットで大学の授業を受ける ▶[本文]へ



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060: POD出版_私の自費出版体験記

このたび、拙著『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版)のPOD版を作成しました。本項はその体験記です。「多額の費用をかけずに自費出版をしたい」と考えている人の参考になると思い、体験記として紹介します。

私は定年後の生きがいの一つとして、電子書籍(Kindle版)を出版してきましたが、すでに7冊となりました。

1冊書くたびに、「紙書籍で出したいなぁ……」と思っていたのですが、このたび本腰を入れて情報収集をしてみたところ、POD: Print on Demandが候補にのぼってきたのです。(これは、必要な時に必要な部数だけ印刷・販売する出版システムで、一般的にはオンデマンド印刷と呼ばれている出版方式です。通常の自費出版とは異なり、多額の費用を必要としません)。

そこで、さらに探索を始めたところ何社も実施していることが分かりましたが、各社HPの情報を比較したり、疑問点の問い合わせをしているうちに、Amazonと提携している会社が分かったのです。

ところが……、その提携先にも複数の会社があったのです。一難去って、また一難、といった思いでした。

なぜならば、私には何冊もの通常出版の経験があり、原稿を書き出版するまでの大変さをよく知っているからです。「費用が安ければよい」 「手取りがよければよい」 「ISBNが取れればよい」という、簡単な話ではないのです。さまざまなサポートが必要になるのです。

結果として、私が依頼したのは「株式会社インプレスR&D_POD出版サービス(NextPublishing)」というところでした。各種のサポート体制が整っていたからです。たとえば、本文の作成支援、表紙の作成支援、amazonへの登録に必要な仕様をチェックする機能、出版前の見本書籍の作成、ISBNの登録支援、国会図書館への寄贈代行などなど、有料ではありますが多様な支援体制が整っています。しかも、自分が必要とするサポートだけを選べるようになっているので、それも(通常出版の経験がある)私には便利でした。もちろん、メールでのサポート(質疑応答)も可能になっていますし、サイトに登録すると「UserGuide(執筆マニュアル)」をダウンロードできるので、出版までの全体像を事前に把握することもできます。

以上が私の体験記ですが、あなたがPOD出版の支援業者を選ぶ際の参考になれば幸です。


【付記】

すでにAmazonでKindle版を出版している場合には、POD版を作成し、相互にリンクさせて販売することもできます。つまり、Kindle版の紹介ページにPOD版の紹介も掲載できるのです(逆の場合も同じです)。購入者は自分の希望にあった方を購入することができる、というわけです。


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059: 疲労を予防するミニヒント(#1)_解説シート

医学博士とMBAの学位をもつ眼科医、猪俣武範(いのまた・たけのり)さんが提唱する疲労予防のヒントです。数が多いので2回に分けて(それらの要旨を)紹介します。

疲労を予防するミニヒント(#1)


入浴は38度~39度のお湯に15分ほどがよい。それ以前でも、額に汗が出てきたら切り上げる。


夏でも(シャワーで済まさず)湯船に浸かる。その方が血管を拡張させ、筋肉を弛緩させ、下半身の血圧循環を促進する。


「足だけ交代浴」。アスリートも実践している交代浴は血管を拡張し疲労回復によい。それを応用したのが「足だけ交代浴」。風呂場に水を張った桶を用意しておくだけでできる。


適度な運動は疲れを取ってくれる。そのためには、ウエアラブルデバイスが便利。歩数・消費カロリー・心拍数などが一目で分かる。また、それらを目にすることが、運動継続への動機づけになる。


ドライアイのセルフチェック。目の疲れは業務遂行におおきく影響します。自分では気づかない「隠れドライアイ」も存在するのでセルフチェックが必要です。「12秒間、瞬きが我慢できるかどうか」。できなければドライアイの可能性あり、ということです。


パソコン作業においては、可能な限り1時間に15分ほどの休憩をとりましょう。また、意識的に瞬きの回数を増やすのも有効です。(休憩がとれない場合は目への負担が少ない作業、たとえばコピー作業などをするのも一つの方法です)。


ドライアイには、眼鏡+マスクという対策もあります。マスクが目の周辺の湿気を保ってくれるのです。ふだん眼鏡を使わない人には「ドライアイ用の眼鏡」も選択肢のひとつになります。


週に一度は「休眼日」を設けましょう。極力、スマホやパソコンを使わないようにするのです。


コンビニ弁当を活用する。鯖の塩焼き、サンマの蒲焼き、イワシチップスには疲労回復に役立つDHAやEPAが入っています。また、食品と栄養素について学んでおくと弁当の選択に役立ちます。


サケ(のおにぎり)や納豆(巻)にはリラックスホルモンであるセロトニンの合成を促進する作用があります。お寿司なら、マグロ、ネギトロ、サーモンが同様の促進作用をもっています。


【引用・参考資料】

『THE21k』(2019年7月号)、pp.25-29.



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058: 疲労を予防するミニヒント(#2)_解説シート

医学博士とMBAの学位をもつ眼科医、猪俣武範(いのまた・たけのり)さんが提唱する疲労予防のヒントです。数が多いので2回に分けて(それらの要旨を)紹介しています。

疲労を予防するミニヒント(#2)


カルシウムを補給して精神を安定させる。カルシウムはシラスなどの小魚、カマンベールチーズ、プロセスチーズ、桜エビせんべいなどに含まれています。また、ワカメ、カシューナッツ、ピーナッツ、アーモンドなどに含まれているマグネシウムにはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。


「イミダゾールジペプチド」には強い抗酸化作用があり疲労を抑制します。それが多く含まれているのは鶏の胸肉やカツオ、マグロなど。密閉パックのサラダチキンでもよいです。


「ダブル炭水化物」を避ける。ラーメンとライス、うどんとご飯などのダブル炭水化物は急激な血糖値の上昇原因になります。昼食も野菜を多めに、バランスのとれた食生活を心掛けてください。


お酒を飲むときには「つまみ」に注意。生活習慣病を予防するには肉や揚げ物よりも魚やチーズがお勧めです。「乾き物」はナッツ類にしましょう。できれば野菜類もとってください。


「塗り絵」という行為には、自律神経を整える効果があり、色によるヒーリング効果もあります。大人向けの塗り絵を楽しんでみてはいかがでしょう。


朝食メニューには「卵かけご飯」。卵に含まれるトリプトファンは心を安定させるホルモンであるセロトニンを創り出します。疲労予防にお勧めの一品です。


数分間の「ハイパワーポーズ」。足を肩幅に開き、両手を腰にあてて、胸を張ります。このポーズには的確な判断や勇気の源となるテストステロンというホルモンを増加さ、ストレスホルモンであるコルチゾルを減少させる働きがあります。毎朝、鏡の前でやってみましょう。大事なプレゼンの前にトイレで行うこともできます。



【引用・参考資料】

『THE21k』(2019年7月号)、pp.25-29.



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057: 著名人に学ぶ休息の取り方

本項では3人の著名人が語る「休息の取り方」を紹介します。その3人とは、星野佳路(星野リゾート代表)、中村太一(ベネクス代表取締役)、大前研一(経営コンサルタント)の3人です。

以下には3人の方々の考え方や実践法の中から(私の考え方や実践方法に整合性のある項目を選んで)3項目紹介します。[*]は私のコメントです。



(1)睡眠を大切にする:

星野氏は次のように語っています。「私の場合、昼間のパフォーマンスを高めるには睡眠時間が大事で、7時間を確保しています。そのために色々なものを削っています。基本的に会食はしないし、お酒もほとんど飲みません」(要旨)。


私も睡眠時間を大事にしています。もともと身体が弱いので健康には気を配っているのですが、最重要項目が「睡眠」になっています。お酒は睡眠の妨げになり、体調不良の原因にもなるので、ほとんど飲みません。なお、「睡眠時間を確保するために色々なものを削っています」という星野氏の一言を忘れないようにしてください。物事の優先順位を間違えてはいけない、ということです。


(2)切り替え上手になる:

星野氏は次のように語っています。「平日は節制したした生活を送り、土日に身体を動かしてリフレッシュしています。スキーが大好きで、年間60日を目標にしています。夏は南半球の雪山に行くこともあるくらいです」(要旨)。

中村氏は次のように語っています。「私は春から秋にかけてシーカヤックを楽しんでいます。それ以外には、普段からできるだけ非日常の時間を設けるようにしています。私は小田原の出身なので2週間に1度は小田原に帰り温泉に浸かってリフレッシュしています。日々の疲れを溜め込まないようにするのが大事だと思います」(要旨)。


自慢する気はありませんが、私は気分転換が上手です。一日の中でも小まめに気分転換をします。週の単位でも、月の単位・年の単位でも気分転換を考え、実行しています。そのせいだと思うのですが(歳の割には)精神状態は良好です。具体的な方法については[自己啓発支援センター>三日坊主の対策>項目番号20:切り替え上手になる] を参照してください。


(3)定年を迎えるまでに八つの趣味をもつ:

大前氏は次のように語っています。「人生を死ぬまで楽しむには八つの趣味が必要だというのが私の持論だ。すなわち、『室内での個人的な趣味』・『室内での集団的な趣味』・『屋外での個人的な趣味』・『屋外での集団的な趣味』という4つのジャンルごとに、それぞれ二つの趣味をもつのである。ただし、補足しておきたいことが一つある。それは「若い内から取り組んで欲しい」ということである。そうすれば、複数の趣味の中から<生涯の趣味>を見つけることもできるだろう。歳を取ってからも淋しい思いをしないで済む」(要旨)。


私は機会あるごとに、「歳を取ってからも続けられる趣味を見つけておこう」と説いています。できれば、病床にあっても続けられるような趣味も考えておきたいものです。私はソロ・ドライブと写真撮影、そして音楽鑑賞を趣味にしています。また、(修行をかねて)座禅に取り組んでいますし、Kindle本の出版やウェブサイトの運営も生きがいになっています。



【引用・参考資料】

『THE 21』 (2019年7月号) pp.14-18.


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056: 目標を持っている人は長生きする

(1)
本サイトのコーナー[自己啓発資料の紹介(#005)]に掲載した、アール・ナイチンゲールの著書『人間は自分が考えているような人間になる !! 』には以下のような一文があります。

「願望・目標を持っている人間のほうが、長生きするという興味深いデータも出ている。願望・目標が人の寿命を延ばしているかのようだ。生命と活力と勢いを与えているのは、人生に対する関心(目標)に違いない」(p.94)(要旨)。

【引用・参考資料】
『人間は自分が考えているような人間になる !! 』(書籍) アール・ナイチンゲール(著)・田中孝顕(訳) (新装版2008年/初版:1988年) きこ書房。


(2)
日刊ゲンダイ[ヘルスケア](2019/07/08)には以下のような記事が掲載されています。

「米国医師会誌のオープンアクセスジャーナルに、人生の目的と死亡リスクの関連性を検討した最新の研究論文が2019年5月3日付で掲載された。その報告によると、目的や生きがい(目標)を持つ人は健康によい生活習慣をする傾向にあり、それが結果としてその人の健康寿命を伸ばしているようである」(要旨)。


(3)
最後に一つの詩を紹介します。それは、Samuel Ullman(サムエル・ウルマン)作、作山宗久訳、「Youth(青春)」という詩です。

青春



青春とは人生のある期間ではなく、

心の持ちかたを言う。

薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、

たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。

青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは怯懦(きょうだ)を退ける勇気、

安易を振り捨てる冒険心を意味する。

ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。

年を重ねただけで人は老いない。

理想を失うとき初めて老いる。

歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。

苦悩、恐怖、失望により気力は地に這い、精神は芥になる。



60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、

驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探求心、

人生への興味の歓喜がある。

君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。

人から神から美・希望・喜悦・勇気・力の

霊感を受ける限り君は若い。



霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、

悲嘆の氷にとざされるとき、

20歳であろうと人は老いる。

頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり、

80歳であろうと人は青春にして已む。



【引用・参考資料】
宇野収・作山宗久(S.61) 『「青春」という名の詩』 産業能率大学出版部 pp. 2-4.


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055: 持続的な幸福感をもたらす五つの要素

著名な心理学者であるマーティン・セリグマン(Martin E. P. Seligman)は持続的な幸福感(ウェルビーイング:Well-being)をもたらす[五つの要素]を報告しています。以下はその要旨です。


【ウェルビーイングの五つの要素】

ポジティブ感情(P: Positive Emotion)_前向きな感情
エンゲージメント(E: Engagement)_対象に没頭している状態
関係性(R: Relationships)_他者とのつながり
意味・意義(M: Meaning)_人生の意味・意義
達成(A: Achievement)_達成感

これら五つの要素は、それらの頭文字をとって、PERMA(パーマ)と表現されることもありますが、[PERMA-]は「永続的な-」という意味を持つ接頭辞です。


【付記】

私は上記の5要素を統合し、以下のように理解しています。

「他者との良好な関係の中で、人生目標やそれに連なる目標の達成に心底から取り組み、(小さな)達成を積み重ねながら、前向きに生きていくこと。それが持続的な幸福感をもたらす」。

ライフプラン(人生目的・人生目標・自己啓発目標)については本サイトも役に立つと思います。どうか有効に活用してください


【引用・参考資料】

(1)
マーティン・セリグマン(著)・宇野カオリ(訳) 『ポジティブ心理学の挑戦』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2014年。

(2)
前野隆司(著) 『実践 ポジティブ心理学』 PHP研究所 2017年。



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054: 大学生の欽ちゃんは今どうしているか


以前、萩本欽一さんが大学に入学したことを以下のように伝えました。(自己啓発支援センター>自己啓発の事例(#029)_萩本欽一さんが大学に入学)

「タレントの萩本欽一さんが駒澤大学仏教学部の社会人入試に合格しました。4月からは仕事を続けながら通学するそうです。英語を中心に猛勉強をした萩本さんは英語・小論文・面接の試験をへて合格しました。『認知症対策のつもりで勉強したが、合格できてびっくりするくらいうれしい。一日も休まず通いたい。野球部にも入部したい』と語ったとのこと。ちなみに萩本さんは73歳です」。


そこで現在の状況を調べてみたのですが、以下のような記事がありました。どうやら<留年>するようです。(Sponichi Annex_2019/03/04:要旨)

駒沢大学仏教学部4年に在籍しているタレントの萩本欽一(77)が、取得単位が不足しているため今春で卒業せず、留年することが分かった。

「ゆっくりと勉強したいというのが一番の理由。もう1年、ドンとやってみよう!ってことだね」と、4月からの“5年生生活”に目を輝かせている。1年次からほとんど全ての講義に出席し、成績もほとんど最上の[S]評価をマーク。しかし「普通に4年で卒業するのはイヤ。卒業しないことがこんなに幸せなことだという歴史を残したかった」と、4年になっていくつかの試験を放棄し、留年の道を選んだのです。

残り単位は30ほど、あと1年で十分取得可能だそうですが、「もう1年いたくなったら、また取り残しちゃうかもしれない」と言っています。


しかし、少し気になる、以下のような記事もありました。それは、「大学4年間では満足できず、さらに大学院へ進みたい希望があるようです」という(萩本さんの知人の)話です。その人は次のように話を続けています。(『女性自身』(Web版)_2018/05/12:要旨)

「仏教学部で学んでいる萩本さんですが、いつか自分でも大学の教壇に立って、仏教学を教えてみたいそうです。そのため、さらに大学院に進んで仏教を深く勉強したいということなのでしょう。将来は“客員教授”などの形で教壇に立つことを目標にしているのではないでしょうか」。

現在、萩本さんは77歳。順調に大学院に入り修士課程2年を終了すれば、80歳になります。傘寿にして“教授の夢”をかなえる欽ちゃんを見ることができるかもしれません。



【付記】

以上の記事を総合すると、萩本さんの留年は大学院の受験準備を兼ねた自発的な留年かもしれません。いずれにしても、元気で学業を続けて欲しいものです。


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053: 地方自治体(地方公共団体)の生涯学習支援

各地方自治体ではさまざまな学習講座を開き幅広い人たちの自己啓発を支援しています。講座の種類も多様性に富んでおり、若い人だけでなく中高年の人も活用できるように工夫されています。また、費用面での負担が少ないのも特徴の一つです。

あなたも居住地の市町村や県に問い合わせてみてはどうでしょうか。あるいはインターネットで検索することもできます。その際は、[生涯学習+スペース+地方自治体名]を検索語にして探してみるとよいでしょう。たとえば、「生涯学習 札幌(市)」、「生涯学習 仙台(市)」、「生涯学習 東京(都)」といった具合です。



【付記】

(1) 札幌市_[生涯学習]HPより抜粋

【生涯学習支援事業】

本市では、市民の生涯学習を推進するため第3次札幌市生涯学習推進構想を策定し、生涯学習の中核施設として「生涯学習センター」を設置しています。生涯学習センターでは、多様な学習ニーズに対応した講座を開催する「さっぽろ市民カレッジ」を開設し、総合的な学習の機会を市民に提供しています。


(2) 仙台市_[生涯学習]HPより抜粋

【仙台市生涯学習情報について】

一人ひとりが生涯にわたって生きがいのある心豊かな生活を送るために、いつでもどこでも学習することができ、その成果を社会に還元することができる社会を目指し、仙台市教育委員会では市民の皆さんの多様なニーズに応えるため、さまざまな生涯学習の場を提供しています。


(3) 東京都_[生涯学習]HPより抜粋

【講座・催し関連情報】

1.
各区市町村ホームページ上の情報所在場所案内(PDF形式:151KB)

2.
東京都各局の催し情報(WEB広報東京都)

3.
東京都:首都大学東京オープンユニバーシティ

4.
東京都立産業技術高等専門学校オープンカレッジ(公開講座)Open College

5.
東京都:都立学校公開講座

6.
東京都:視覚障害者教養講座(最新講座情報)

7.
東京都:聴覚障害者社会教養講座(最新講座情報)

8.
東京都:新宿山吹高校 生涯学習講座

9.
東京都:TOKYOはたらくネット(キャリアアップ講習等)

10.
東京都:東京くらしネット 講座案内(消費生活総合センター)

11.
都区市町村実施のIT(パソコン)講習等


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052: 3分間スピーチのポイント

今回は、3分間スピーチのコツを七つ紹介します。


◆ポイント(1)_伝えたいことを確認する。

誰に何を伝えたいのか、それを明確にします。ポイントは「伝えたいことを箇条書きで書き出してみる」ことです。書き出すことによって自分の意識にしっかりとインプットされます。書き出すような状況にないときは「頭の中」で箇条書きにしながら確認します。

「伝えたいこと」は最大でも3項目以内、少ないほどよいです。できるだけ絞り込みましょう。


◆ポイント(2)_可能な限り周到な準備をする。

構成書きを作り、リハーサルするのが原則です。ただし、状況によってそれが許されない時は頭の中で構成を作り頭の中でリハーサルをします。これなら、何処でも、話す直前まで、準備ができます。

周到な準備をするとあがらないで済むことが多いです☆

なお、原稿を作り、それを読み上げながらリハーサルするのは(丸暗記しようとするのは)駄目です。暗記がたいへんですし、話に精彩を欠くことになります。また、話の途中でちょっとした空白が生ずると、その先が続かなくなってしまう危険性があります。


◆ポイント(3)_3分の話を三つに分ける。

・挨拶と導入の話_(30秒)。
・本題の話_スピーチの目的に沿って(2分)。
・総括と終わりの挨拶_伝えたいことを要約して伝える(30秒)。


◆ポイント(4)_体験談や事例は最強の持ち駒になる

導入あるいは本題の場面で、体験談や事例を折り込むと話しやすいですし、あがらずに済みますまた、聞き手も関心を持って聞いてくれますただし、体験談や事例の話はついつい長くなってしまうので持ち時間を超えないよう、注意が必要です。


◆ポイント(5)_手帳の活用

構成書きを持たずに話さなければならない場合でも、手帳などに「伝えたいこと」と「構成」を書いておき、それを持参するとよいでしょう。その作業自体がリハーサルになるので自信につながります。また、持っているだけでも安心でき、話す直前まで見ることができます。さらには、話の途中で頭が真っ白になったら手帳を見ても(ほとんどの場合)どうということはありません。しどろもどろになって訳の分からない話をしてしまうより、よほどよいです。

原稿や構成書きを持って話せる場合にも(小さなメモ用紙は見苦しいので)手帳がお勧めです。

いずれの場合も、見る時には堂々と見ましょう。


◆ポイント(6)_はっきりと話す

状況にもよりますが、原則的には、やや大き目の声で、はっきりと話すことが肝要です。ぼそぼそとした小声で話したり、伏し目がちに話したりするのはやめましょう。


◆ポイント(7)_場数を踏む

何ごともそうですが、場数を踏むことが大事です。人前で話す機会が生じたら、尻込みせずに(自己訓練のつもりで)取り組んでみましょう。


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051: 話題の見つけ方

プライベイトやビジネスで人と会った時に話題に困ったことはありませんか?

今回はそんな時に役立つヒントを紹介します。

引用・参照するのは放送作家・石田さんと、精神科医・樺沢さんのアイディアです。



【石田さん】_テキドニセイリスベシ


テ(テレビ)_最近のテレビ番組で話題になりそうなものはないか。


キ(気候)_最近の気候で話題になりそうなことはないか。


ド(道楽)_趣味的な話題ということです。


ニ(ニュース)_最近のニュースから話題を探します。ただし、賛否が分かれるような話題は避けます。


セ(生活)_日常生活に関する一般的な話題のことです。ただし、立ち入りすぎないように注意しましょう。


イ(田舎)_田舎暮らしに関する話題を探してみます。


リ(旅行)_国内外の旅行から話題を探します。自分の自慢話にならないようにしましょう。


ス(スターand/orスキャンダル)_ビジネスの場では原則として使いません。


ベ(勉強)_自己啓発に関する話題です。


シ(仕事)_いわゆる「仕事の話」です。



【樺沢さん】_広げるand/or深める


広げる_話題を広げていくこと。Aの話題になったら、A'、A"……と関連の話題に展開させていくのです。


深める_話題を詳しく掘り下げていくこと。尋問調になっては駄目です。関心を持って、教わるような気持ちで質問していくとよいでしょう。



【まとめ】


石田さんの「テキドニセイリスベシ」を使って会話の糸口を見つけ、反応がよかったらその話題を広くand/or詳しく聞いていく、というのが基本手順になります。


普段から「ネタ」を仕入れておきましょう。新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・インターネット・中吊り広告……などなど。スマホのコピペ機能やメモ機能、あるいは撮影機能などを上手に活用します。


人は自分が関心をもっていることには饒舌になるものです。繰り返し会っている人、繰り返し会うであろう人については、できるだけ早い機会に「その人の好みの話題」を発見するよう、心がけましょう。



【引用・参考資料】

『PRESIDENT』 (2018年12月17日号) pp.24-25.


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050: 仏教を学ぶ前に知っておきたいこと

何らの予備知識無しで修学(しゅがく)・修行(しゅぎょう)に入るのは後悔のもとです。以下の項目を参考にしてください。




仏教を学ぶ理由を(再)確認する。仏教を学ぼうとする人には何らかの理由があると思います。自分自身でその理由を(再)確認しましょう。なぜならば、その理由が仏教を学ぶ目的に繋がり、仏教を学ぶ方法の選択にも繋がっていくからです。



各宗派の特徴を知る。仏教の宗派には多様性があります。自分自身の「学ぶ目的」に照らしながら自分の納得できる宗派を選択してください。ただし、「宗派を決めない」というのも選択肢の一つになります。

*参考文献:大法輪閣編集部(編)『日本仏教十三宗 ここが違う』大法輪閣(平成13年)。




修学・修行の場にも多様性があることを知る。修学・修行の場にも多様性があります。たとえば、大学では学内に道場を有していることが多いですが、寺族ではない一般の入学者にとっては<修学>が中核となります。他方、仏教の(専門)道場では修学もありますが、<修行>が中核となっています。その他にも、公開講座・研修会・座禅会など、さまざまな修学・修行形態があります。参考までにいくつかの<場>を掲げておきますので、自分の目的に適った場を探索してください。

仏教系の大学・大学院
仏教系の学院
仏教系の塾
各宗派の(伝統)寺院
菩提寺
法話の会・説法の会
座禅会・写経の会
仏教講演会・セミナー・研修会

修学・修行の場を提供している個人・団体には多様性があります。充分な事前調査を怠らないようにしてください。


*大法輪閣から出版されている『大法輪』第72巻(平成17年)第10号は<仏教の学び方>を特集しています。おもな項目は以下のとおりです。各宗派の特徴、学びの場、入門書、公開講座、仏教系大学、超宗派の仏教学院・仏教塾、仏教を学んだ人の体験談。宗派や大学名をはじめとして、すべて実名で紹介されています。




学行双修。学行双修(がくぎょうそうしゅう)は仏道修行の心得を表した言葉です。「学」とは理論によって教えを理解すること、「行」は実践をとおして教えを理解・感得することです。仏教を学ぶにあたっては、学行双修、つまり修学・修行の両方を心掛けることが大切です。知識として仏教を学ぶのであれば修学だけでもよいでしょうが、もう少し踏み込んで仏教を学ぼうというのであれば学行双修を基本方針としたほうがよいと思うのです。なぜならば、仏教には(一部の宗派を除き)修行をとおして<感得>しなければならない要素があるからです。

ささやかな体験ではありますが、私は伝統寺院で修行したあと仏教系大学の大学院に正規入学し1年半ほど修学に取り組みました。そして現在は一人で修学・修行を続けています。振り返ってみても、学行双修を基本方針として良かったと思っています。




正師に就く。正師(しょうし)とは悟りを得て仏教を正しく実践している高僧のことですが(注1)、私は「修学の正師」・「修行の正師」・「学行兼備の正師」と、三つに分けています。すなわち、信頼できる仏教学の研究者は修学の正師、悟りを得た信頼できる僧侶は修行の正師、その両方を兼ね備えた人を学行兼備の正師としています。

正師か否かは、すぐには判断がつかないこともありますが、その人が何をやってきたか、その人のお弟子さんにはどんな人がいるか、いろいろと情報を収集する過程でおおよその判断がつきます。そのうえで、直接お会いできるように工夫努力するのです。

正師については苧坂(おさか)光龍師の記述がとても参考になるので(私も同様の体験をしたので)以下に紹介しておきます。

「独坐では自分免許になって伝統的のものを体得することは、不可能であり、同じ境地に到達するにも、よほどの時間と労力を要する場合が多い。……しかし、在家の者が本職を捨てて参禅するということはできない。ただ自分が信じ得る正師がこの世にいるというだけでも非常に力強いことであり、菩提心さえあればいつか相見の機会は必ずできるものと信ずる。いつも参禅する必要はない。一生に一度か二度でもよい。初めて相見のとき、それまでの自己精算をして、新しい問題を持ち、次回はそれについての根源的商量ができると、その人の機根に応じて早急にも大徹することができる」。(注2)

仏教は約2500年の歴史を持つ教えです。また、一人の人が一生をかけても読み切れないほどの経典があります。正師の下で真の仏教を学んでください。

私は天台宗の伝統寺院における修行を終えた後でこの書物と出会ったのですが、振り返ってみると著者の言うことの正しさがよく分かります。



【注】

(1)中村元 『広説佛教語大辞典』 東京書籍 平成22年 (pp.854).

(2)苧坂光龍 『在家禅入門』 大蔵出版 昭和45年 (p.186).



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049: 健康づくりのための<ちょっとした習慣>

今回は健康づくりのための<ちょっとした習慣>を紹介します。


朝食を抜かない_果物と乳製品がお勧め。

■エレベーターを使わず階段を使う_自分の体力に合わせながら負荷を高めていく。

ときどきストレッチをする_できれば90分に1回くらい。

ときどき目を休める_休憩時間や昼休みなどを活用。

上手に気分転換をする_社内散歩、コーヒタイム、冷水で手洗い・洗顔、机上整理など。

塩分を控えめにする_調味料は少なめに、麺類の汁はできるだけ残す。

自分なりに入眠しやすい工夫をする_入浴・採光・室温・寝具が着眼点。

今日一日を振り返り明日の計画を確認する_PDCAは自己啓発の大原則です。



【付記】

一度にたくさんの項目を取り上げないこと。せいぜい3項目くらいにしましょう。そして、習慣になったら(意識しなくてもできるようになってから)新しい項目に取り組みます。



【引用・参考資料】

『THE21~なぜか仕事ができる人の習慣~』(2017年5月号)、pp.84-89.



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048: 仕事をとおして学ぶ「聞き方のコツ」

フリーランス・ライターである上阪徹(うえさかとおる)さんは「聞き上手な人」を観察して、その人の言動を自分に取り入れるようにしてきたと言います。以下は上阪さんの体験談です。

「取材をしていても、話していてとても感じが良い人がいます。ある経営者は、話を聞くときの視線の合わせ方がとても自然でした。どうしてだろうと観察していると、手許、テーブルの上の時計、壁の絵、と三つくらいの場所を決めて、適度にそれらへと視線を逸(そ)らしていることがわかりました。そうすると、目線が合いすぎず、落ち着きが出るのです。それ以来、私も真似させてもらっています」。


【付記】

貴方にも、話しやすい人と出会った経験があると思います。コーヒーでも飲みながら、なぜ話しやすかったのか、その要因を考えてみてはどうでしょう。

そのうえで、思いついた要因の中から「自分に合った方法」を選び出し、実践してみるのです。効果を実感できた方法は自分流の「聞き方のコツ」として実践を繰り返し、身につけていきます。それを繰り返すことで、あなたの聞き方はレベルアップし、より豊かな情報が集まるようになるでしょう。

念のため申し上げますが、「自分に合った方法」を取り入れることが肝要です。不自然にならないように、聞くということに誠意を失わないように、ご注意ください。



【引用・参考資料】

『THE21~なぜか仕事ができる人の習慣~』(2017年5月号)、p.63.



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047: 隙間時間を活用して留学を果たした既婚女性

「10分、一仕事」というのが私の考え方なのですが、10分どころか1分単位の隙間時間を活用して留学を果たした女性がいます。その方は吉田穂波さん。仕事と、5人の育児・家事を両立させながら半年でハーバード公衆衛生大学院への留学を成し遂げました。現在の肩書きは、神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーションスクール設置準備担当教授。医学博士でもあります。

以下は吉田さんの隙間時間活用法です(アンダーラインは私が付けました)


頭が自由に使える時間ならどこでも学べます。したがって、家事の最中にも学ぶ時間はあります。最近覚えた単語を思い出したり、間違えた問題の正解を反芻したりするのです。その他、信号待ちの時間、エスカレーターの中にいる時間、電車待ちの数分間、会議前の待ち時間なども有効に活用します。


こういった意識・行動を保持するためには、しっかりとした目的意識が必要です。なぜ勉強するのか。勉強したら自分や周りにどんないいことがあるのかを具体的にイメージし、ノートに書き出し、常に見返していました。たとえば、「自分が興味のある分野で生き生きと働くほうが、家族も幸せになれる」、「資格を取ることでさらに知識や強みが増え、もっと組織に貢献する人になれる」など、自分だけでなくまわりにとってのメリットも明確にすることで、家族や職場の理解も得やすくなります。



【引用・参考資料】

『THE21~まだ間に合う! 40代からの資格&勉強法~』(2018年7月号)、pp.18-19.




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046: 世界中のエリートに共通した習慣

『最強の働き方』の著者であり、世界的なコンサルティング会社や外資系資産運用会社で働いてきたムーギー・キム氏(Moogwi Kim)は、世界中のエリートに共通した6つの習慣を提示しています。以下は、その要旨です。


(1)
重要な仕事、頭を使う仕事は午前中にする。これまで私(Kim)が勤めてきた会社では、早く出世した人は例外なく早起きでした。そして、重要な仕事、頭を使う仕事は(疲れが出てくる午後ではなく)午前中に取り組んでいました。


(2)
常に時間配分を考える。これは私(Kim)が若くてまだ未熟だった頃にボスから叱られたことです。有限である時間をいかに有効に使うか、それがいかに大切であるかを学びました。重要度に応じた時間配分(スケジュール管理)が大切なのです。そのためには「自分が本当になすべきことは何か」を常に考えておく必要があります。


(3)
体調管理に気をつける。一流のビジネスマンは体調管理に気をつけています。とくに胃腸に気をつけている人が多く、冷たい飲み物を避け白湯を飲むようにしている人もいるくらいです。


(4)
文章力を磨き続ける。文章作成はどんな仕事にも必要な基本スキルです。「簡潔で、論理的で、論旨が明快な文章」を書けるようにしましょう。そのためには日々の訓練が大切です。文章作成力を高める訓練は論理的思考力やコミュニケーション能力を高めることにもなります。


(5)
仲間を大切にする。仕事で成功している人は家族・友人・同僚など、自分の周りの人々を大切にしています。相手を大切に思い相手に支援の手を差し伸べることのできる人は、自分が助けを必要とする時に、きっと支援を得ることができるでしょう。



【付記】

(1)
これらのことは「ごく当たり前」と思われる方もいると思いますので、ムーギー・キム氏の補足説明を付記しておきます(要旨)。

たとえば会議や待ち合わせの時間に遅れないことはごく当たり前のことですが、それができていない人はスケジュール管理ができていないのです。ですから、他の仕事の締め切りにも遅れがちです。さらに、スケジュール管理ができていない人は時間に対する意識が薄いので「相手の時間を大切にする」という気持ちも不十分になりがちです。そして、約束を守るということにも真剣味が薄らいでしまうのです。「一事が万事なのです」。


(2)
本ページの#044「仕事ができる人の習慣」も参照してください。



【引用・参考資料】

『THE21~なぜか仕事ができる人の習慣~』(2017年5月号)、pp.22-23.




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045: 片岡鶴太郎さん

次々と新しい目標に取り組んできた片岡鶴太郎さんの自己啓発を紹介します。



■鶴太郎さんの経歴と自己啓発:

まずは経歴紹介です。鶴太郎さんは1954年に東京で生まれました。幼少のころから役者になることを夢見ていたそうです。学校ではモノマネがうまく人気者でした。

高校卒業後は片岡鶴八に弟子入り、3年後には声帯模写で独り立ちしました。その後はテレビのバラエティ番組を足がかりにして広く知られるようになったのです。

日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、キネマ旬報助演男優賞、ブルーリボン助演男優賞なども受賞。

かつてはプロボクサーのライセンスを取得したこともありますが、現在は俳優の仕事に加えて書道・日本画・ヨガにも取り組んでいます。それらはいずれも本格的なものです。書については書の芥川賞と言われる「第十回手島右卿賞」を受賞。日本画については群馬県草津温泉に片岡鶴太郎美術館があります。また、ヨガについてはインド政府公認プロフェッショナルヨガ検定に合格し、インド政府よりヨガマスター、ヨガインストラクターの称号を授与され、第1回ヨガ親善大使に任命されています。



■鶴太郎さんの言葉:

以下には、次々と新しい目標に取り組んできた鶴太郎さんの言葉を紹介します。


まずは自分の心に「私の魂は何をすれば歓喜するのか」と問いかけてシードの存在に気づくことです。そして、やりたいことのシードを見つけたら、毎日コツコツと水やりをしていくことです。すると、やがて芽吹き、魂の歓喜がもたらされるようになります。(p.6)。


もしかすると、それは小さな小さな芥子粒(けしつぶ)のようなシードかもしれません。しかし、自分の心と丁寧に向き合えば、その存在に気づくことができます。(p.17)。


私は何かを会得していくには「反復練習」しかないと思っています。(中略)。毎日毎日繰り返しているうちに、何かが見えてくるようになる。そこに至るまでの早道は反復練習以外にないと思うのです。(p.19)。


【引用・参照資料】

(1) 片岡鶴太郎 『50代から本気で遊べば人生は愉しくなる』 SBクリエイティブ 2017年。

(2) 片岡鶴太郎オフィシャルウェブサイト:[http://kataoka-tsurutaro.com/](2018年4月13日)。 


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044: 仕事ができる人の習慣

私は経営コンサルタントして「仕事のできる」先輩・同僚と多くの仕事をしてきました。また、クライアント企業の「仕事のできる人」にも数多く会ってきました。その経験から思うのですが、仕事ができる人には共通する習慣があるようです。以下には三つほど「仕事ができる人の習慣」を掲げておきますので参考にしてください。



1:準備に全力を尽くす

ご存じの方も多いと思いますが、「段取り八分、仕事二分」という言葉があります。しっかりとした前準備は(トラブルを最小限におさえ)望ましい結果を生み出すということです。この言葉を知っている人は(マンネリを防ぐ意味で)再確認をしてください。また、初めて目にした人は、ぜひ記憶に留め、日々の仕事に活かしてください。

私はよく「シミュレーション」という言葉を使います。シミュレーション(simulation)とは模擬実験のことです。ここでは「実際の取り組みの前に、実行の過程全体を想定しながら、起こりそうな問題をあらかじめ予想し、その対策を考えること」、という意味で紹介しています。準備には欠かすことのできない重要な作業です。今すこし補足するならば、仕事をA(非常に重要)、B(やや重要)、C(普通)のランクに分け、シミュレーションの丁寧さをそれぞれの重要度に対応させる方法もあります。そうすると(時間的な制約があっても)現実的な対応ができます。

なお、「準備に全力を尽くす」ということと「何があっても変更しない」ということとは違います。準備が不十分な場合と違って、準備段階でしっかりと目的・目標・手段(5W1H)を定めておくことによってこそ(場当たり的でない)適切な臨機応変の修正・変更が可能になるのです。しかも、十分なシミュレーションを行っているならば、ほとんどの状況変化に対し(想定内のこととして戸惑うことなく)対応できるでしょう。



2:重要なことから片づける

「重要だとは分かっているけど、気が重くて、なかなか着手できない」という経験は多くの人に共通しているのではないでしょうか。かく言う私もその一人なのですが、いくつかの工夫によって、それを克服しています。あなたの役に立つことを願いつつ、以下にそれらを披露します。


(1)
期日までに完了しなかった場合の「結果」を想定してみます。そうすると、「先延ばしにしてはいられない」という気持ちが湧いてきて、取り組み意欲を高めてくれます。


(2)
対象作業を分割してみましょう。そうすると取り組みへの抵抗感が減少します。たとえば、全体を10等分し、最初に10%、次に20%、その次に30%、最後に40%、といったように分割(中間目標を設定)するのです。最初の取り組み量を少なめに設定するのがポイントです(理由は、取り組みへの抵抗を少なくするためです)。

説明が矛盾するようですが、私は[1/2方式]を使うこともあります。つまり、50%ずつやっていくのです。最初に50%、次に50%の50%=25%、最後に12.5%を2回、といったやり方です。次第に負荷が半減していくので心理的に楽です。

状況に応じて、使い分けてください。


(3)
自分で自分に褒美を用意しましょう。作業を完了したら○○という褒美を手にできる! といった状態にするのです。完了時点だけでなく中間目標ごとに設定しておくのも有効です。たとえば、コーヒタイムをとる・昼食を豪華にする・帰りに一杯やる・映画を観に行く・ドライブ・一泊旅行……、といった褒美を組み合わせるのです。「自分が望むもの」を褒美にしましょう。



3:今できることは今やる

「先延ばし」が習慣にならないように注意しましょう。習慣になっている人は(今日から or 今から)改めることです。

「小さな仕事」は、どうしても後回しになりがちなので注意しましょう。その結果、机の上も、メールも、頭の中も雑然としてしまいます。そして、締め切り遅れが発生し、ポカミスが発生し、少しずつ仕事仲間や外部関係者の信頼を失っていきます。「彼(彼女)の仕事ぶりはなんとなく不安で信頼を持てない。大事な仕事は任せられない……」という印象を与えてしまうのです。

即時処理の原則。つねに、「今できないか」と考えるようにします。たとえば、机の上に出した物は、小まめに片づけます。「使い終わったら、すぐ、収納場所に戻す」ことです。電話の返事は「あとで連絡する」ではなくて、「その電話の中で返答できないか」と考えましょう。メールを読んだら、その直後に返信をしてしまいます。それが無理なら、「メールは読みました。○○までに返事をします」と返信しておきます。そうすれば、相手に不安感を与えることはありません。あとは、メールのタイトルにマーキングしたり、付箋紙に備忘メモを書いて手帳や目に付く処に張っておきます。リマインダーを使っても良いでしょう。「○○までの返事」を忘れないように工夫してください。



【引用・参考資料】

『THE21~なぜか仕事ができる人の習慣~』(2017年5月号)。



【付記】

本ページの#046「世界中のエリートに共通した習慣」も参照してください。




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043: 目的別「オフ」の過ごし方

市村洋文、川田修、和田裕美の三氏が目的別「オフ」の過ごし方を披露しています。

・市村洋文(ファーストヴィレッジ社長)
・川田修(プルデンシャル生命保険エグゼクティブ・ライフプランナー)
・和田裕美(ビジネス書作家・営業コンサルタント)


以下はその要旨です。


■目的(1)_雑談のネタをふやしたい。


週に1回ほど大型書店を巡り、ベストセラーを中心に15~20冊ほど購入する。新聞も週刊誌も大切な情報源。時には百貨店の全フロアーを巡る。(市川)


仕事とは関係ない異業種の方々とゴルフをする。(川田)



■目的(2)_不摂生な生活を変えたい。


毎日1時間くらい愛犬と散歩兼ウォーキング。(和田)


「6時に出社し、その日の仕事の準備をする」と言う市村氏は、30分早く就寝し、起床時間を30分早め、その日のスケジュールを作成・確認、それに沿って行動を開始することを勧めています。



■目的(3)_独立・転職の準備をしたい。


起業後の10年間に95%の会社が消えていく。固い決意と熱意、周到な準備、マーケットに通用するスキル・能力が必須。(市村)


第一歩は自分自身の棚卸し。人との差別化を図ることが肝要。(川田)



■目的(4)_自分の軸をつくりたい。


行動を選択する三つの基準。(1)それは新しいことか、(2)想像してワクワクするか、(3)人の役に立つか。(川田)


自分の軸とは「使命」のことである。使命は、(1)_must: 絶対に守りたいこと・譲れないこと、(2)_can: 自分にできること、(3)_will: 目指す将来像の三つが交わるところにある。(市村)



■目的(5)_新規プロジェクトを考えたい。


異業種の人達と交流をする。(川田)


ペンとノートを持って公園や街をゆっくり散歩する。気がついたこと、気になったことをメモしておくと新しいアイディアが浮かんでくる。(和田)



■目的(6)_燃える魂を取り戻したい。


「誰のために働くのか」を自分に問う。家族のためか、自己実現のためか、被災者のためか、あるいは……。(市村)


休日だけでもゆったり休む、そして今の自分を認めてあげる。(川田)



【引用・参考資料】

(1) 『PRESIDENT』 (2017年5月15日号) pp.41-49.


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042: 働く女性のストレス解消法

働く女性のストレス解消法を紹介します。


飲む、食べる。
ただし、飲み過ぎないよう、食べ過ぎないように注意しましょう。


気分転換。仕事の喜怒哀楽とは別のところで、心を思い切り動かす。
たとえば、映画を観たり、美術館巡りをしたり、コンサートなどを楽しんではどうでしょうか。


買い物とマッサージ。
ショッピングをしてからマッサージを受ける。身心のリフレッシュ。


三日悩んで忘れる。
「どこかで割り切る」ということでしょう。


散歩 and/or ジョギング。
ウォーキングも「あり」だと思います。


子供と遊ぶ。
たとえば、息子とキャッチボール、娘とジャズダンス、などなど。


ペットと遊ぶ。
わんちゃん、ねこちゃんが代表格ですね。


音楽を聴きながら瞑想。
瞑想にはいろいろあります。自分に合った方法を見つけましょう。


寝る。
寝て忘れる、寝て心機一転、ということでしょう。私は、ゆっくり風呂に入り、酒類を口にしないで寝るようにしています。その方が起きた時にスッキリするのです。


気の合った仲間とカラオケ。
「気の合った仲間」というところがポイントです。一人カラオケが合っている人もいるでしょう。



【付記】

その他にもいろいろありそうです。思いつくままに掲げておきます(順不同です)。

日帰り旅行、ドライブ、ゴルフ、スイミング、スポーツジム、読書、油絵・水彩、写真撮影、自転車、オートバイ、デート、ブログ、などなど。

最後に一言。「やっている内に好きになる」ということもあります。関心を持った対象があったら、試行してみましょう。



【引用・参考資料】

『PRESIDENT WOMAN]』 2016年12月号 pp.50-51.


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041: 怒りをコントロールする_アンガーマネジメント

アンガーマネジメント(anger management)という用語を見聞きしたことがあると思います。今回は簡単でけっこう役に立つ方法を一つ紹介します。

それは「スケールテクニック」、日本アンガーマネジメント協会理事の戸田久実さんが『WOMAN』誌上で紹介している方法です。

(1)
まず、戸田さんは次のように前置きをしています。「怒りのピークは6秒間といわれています。ですので、カッとなったら自分の怒りの度合いに点数を付けてみましょう。点数を付けることに意識がいき、点数を付けることに数秒はかかるので、怒りにまかせた言動を防ぐ効果があります」(要旨)。

(2)
評価ランクは以下のとおりです。

▶[0]まったく怒りを感じていない状態。
▶[1-3]イラッとするが、すぐに忘れてしまえる状態の軽い怒り。
▶[4-6]時間がたっても心がざわつくような怒り。
▶[7-9]頭に血がのぼるような強い怒り。
▶[10]絶対に許せないと思うくらいの激しい怒り。


【引用・参考資料】

『PRESIDENT WOMAN]』 2016年12月号 p.41.


【関連項目】

#005:アンガーマネジメント(怒りの感情をコントロールする) ▶[本文]へ


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040: 記憶のコツ_参考書の内容&会った人の名前

資格試験などで参考書の内容を記憶するにはどうするとよいのでしょうか? また、会った人の名前を覚えておくには(思い出すには)どうしたらよいのでしょうか? 斯界のベテラン2人が勧める方法を要約して紹介します。[*]は私のコメントです。



弁護士であり「伊藤塾」の塾長でもある伊藤真さんは「復習のゴールデンタイム」を説いています。以下はその要旨です。

▶ゴールデンタイム(その1)_覚えた1時間以内。「大事なポイントを確認したり、ノートに傍線を引いたりするだけで、復習効果は抜群に上がる。かける時間はほんの数分でも効果はある」。

▶ゴールデンタイム(その2)_寝る前の5分間。「寝る前に復習した内容は、頭に残りやすい。毎晩5分、復習する習慣を続けると、1年後、覚えている“記憶量”は劇的にアップする」。

▶ゴールデンタイム(その3)_翌朝。「前日覚えた内容を振り返る。頭に浮かんだ内容を言葉に出してみる。誰かに説明するようにして話すと記憶や理解が深まる。口ごもったところは、あらためて復習する」。

*私も似たようなことをやっていましたが、効果がありました。皆さんも試してみてください。



ザ・キャピトルホテル東急の元エグゼクティブ・コンシェルジュ・加藤健二さんは、会った人の顔と名前を一致させて覚えるには「とにかく手を使うこと」だと言います。現役時代には、予約が入ると宿泊カードを手書きで書く→毎日、その日の到着・出発・滞在する人(250名ほど)の氏名をA4の用紙に手書きで書き出す→VIP情報(氏名や肩書きなど)をB5の手帳に抜き出す→とくに重要なVIPの氏名や肩書きをポケットサイズの手帳に転記して通勤電車の中で見返すようにしていました。また、いただいた名刺には(日付、正しい読み方はもちろんのこと)その人の外見的な特徴や受けた印象などもメモ書きしていたそうです。

*どうやら、「覚えようと努力すること。自分なりの工夫をすること」がポイントのようです。



私は初対面の会話の中で、できるだけ「その人の名前を口に出すようにしています」。10分ほどの会話の中で数回名前を言うことができると(その人の名前と顔を)ほぼ記憶に残すことができます。



【引用・参考資料】

『日経ビジネス[アソシエ]』 2016年8月号 pp.28-31, 36-37, 40.


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039: 「仕事以外の何か」にも没頭する_村岡恵理さん

『花子とアンへの道』の著者である村岡恵理さんは、「仕事以外の何か」に没頭することの大切さを語っています。以下はその要旨です。


仕事に打ち込みすぎて心の病にかかることのないよう、身心のバランスを保つようにしたいものです。ゴルフ、ジョギング、旅行、楽器演奏などなど……、いろいろな方法があると思います。


私(村岡)は舞台鑑賞を道楽にしています。チケットを買い、座席を予約するだけで別世界に入ることができるのです。仕事の励みにもなるし、当日の服装を考えると心が高鳴ります。


一つの道に生涯をかけている演者の姿を目の当たりにすることによって、自分の心が豊かになります。楽しみながらゆっくりと自分の内面を醸成する、その時間はけっして無駄ではありません。やがて、自分の幅や奥行きとなって表れると思うからです。



【引用・参考資料】

『日経ビジネス[アソシエ]』 2016年3月号 p.107.


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038: 雑談上手になる

コミュニケーション・マイスター協会代表理事の安田正さんは「雑談」について、以下のように述べています(要旨)。*は私のコメントです。


■雑談の効用:

(1)
”場”が温まり、仕事がしやすくなる。*お互いの心理的な距離が縮まり仕事がしやすくなるだけでなく、仕事に取り組む際の抵抗感が減ったり、仕事疲れを紛らわす効果もあると思います。

(2)
人間関係が良好になる。*雑談は人間関係の潤滑油と言えそうです。

(3)
業績向上にも効果がある。*営業担当者に雑談テクニックを実践したところ平均売り上げが 2・5倍になった事例もあるそうです。


■雑談が上手になるためのヒント:

(1)
初対面の場合は、まず笑顔で挨拶することが肝要。*良好な人間関係を築くための第一歩です。

(2)
話すことより聴くことの方が大事。相づちを打ちながら聴きます。できれば、一言添えた方がよい。*関連する簡単な質問をすることによって、相手の話を(どんどん)引き出すこともできるでしょう。

(3)
「雑談メモ」の活用。相手から聞いたことと自分が話したことをメモに取っておきます。そうすると、次回会った時に前回の話題から入ることができます。相手が関心を示した話題を上手に(再)活用します。事前の準備もできます。*とくに、相手が関心を示した話題に関連する(新たな)情報を携えていくと話が弾むでしょう。

(4)
「雑談力」を高めるには訓練が必要。たとえば、エレベーターで乗り合わせた人に話し掛けてみる、立ち寄った店の店員に話し掛けてみる、苦手意識を持っている人に”一言”話し掛けてみるといった訓練です。*なにごともそうですが”実践”は不可欠です。あせらずに、少しずつ取り組んでみると良いでしょう。


■雑談の”ネタ”はテレビと新聞から:

(1)
「ためしてガッテン」。*多くの人が関心を抱いているテーマで構成されているので一つの有益な情報源になると思います。

(2)
「カンブリア宮殿」。*ビジネス関係の情報源になります。

(3)
「日経産業新聞」。さまざまな業界の情報がバランス良く載っています。*全国紙にプラスして、ということでしょう。


【付記】

「相手が関心を持っている情報の収集」がキーポイントだと思います。気がついた時に小まめに収集しておきましょう。メモを取る、切り抜く、コピーする、コピペする、などなど。


【引用・参考資料】

『日経ビジネス[アソシエ]』 2016年3月号 pp.62-64.


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037: セミナーを受講する時の心構えと工夫

企業研修などを企画運営しているインソースの取締役・井東昌樹氏はセミナーを受講する時の心構えと工夫について、以下のように述べています(要旨)。*は私のコメントです。


■事前準備:

(1)
受講の目的をハッキリさせる。何を学んで帰りたいか、それを明確にしておくことが大切。ただし、数が多くならないように注意すること。*当日使用するノートや手帳に箇条書きで書き留めておくとよいと思います。そうすれば、自分への意識づけになり、受講中にも繰り返して確認できます。さらには、受講後のまとめをする時にも便利です。

(2)
講義の開始直前に入るのではなく、開場時刻に入り、テキストを受け取って予習をする。*受講目的と照合しながらテキストに目をとおしておきます。そうすると、自分にとってどのステージが重要か、事前に予測できます。


■受講中:

(1)
前列の1・2列目に着席する。そうすると、スライドや板書も見やすいし、休憩時間に講師とのコンタクトも取りやすい。*とうぜん、質問もしやすくなります。

(2)
受講中にはキーワードでメモする。そのうえで、状況の許す限り補足のメモをする。*講師の話を文章でメモするのは困難です。キーワードを活用しましょう。なお、(書き切れなかった)補足のメモは休憩中でもできます。記憶が薄れないうちに補足しておきましょう。「あとから思い出せるように」補足することが必要です。

(3)
キーワードを丸や四角で囲み、線や矢印で相互の関連を表示するのも理解や記憶に有効。*キーワードを使って図解しておく、というわけです。

(4)
講師に質問する。受講目的に照らしながら、必要な質問をする。*講師に質問するのは勇気がいることですが、折角の機会ですので積極的に取り組んでみましょう。ただし、「独り占め」にならないよう、常識を働かせてください。


■休憩中:

(1)前後左右の参加者と名刺交換。異業種交流の機会をつくる。*早めに名刺交換をしておくと、以降の休憩時間や昼食時間をコミュニケーションの場として有効に使えます。


■受講終了後:

(1)その日のうちに受講メモを完成させる。「受講の目的」→「学んだこと」→「仕事での活かし方」といった構成でまとめる。「あとで理解できるように」まとめておくことが肝要。*「その日のうちにまとめる」、「あとで理解できるようにまとめる」というところがポイントです。その日のうちに(記憶の鮮明なうちに)、あとで読み返しても理解できるようにまとめておきましょう。


【引用・参考資料】

『日経ビジネス[アソシエ]』 2016年3月号 pp.48-50.



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036: 重要個所が身につく読書法

自己啓発と読書には密接な関係があります。とくに資格取得に関して本を読む時には「身につく読書」をしなければなりません。そこで、「重要個所が身につく読書法」を紹介します。ただし、読書法にはいろいろありますので、あくまで一つの参考です。自分の納得のいく方法を選択的に活用してください。


■前提:

今回紹介する方法は「本を汚す」ことを前提としています。「綺麗に読み終えたい」という方には向きませんのであらかじめ御承知おきください。


■読書法:

(1)読む「目的」をハッキリさせる。
たとえば、何を知りたいのか、それを明確にします。できれば目次の余白に箇条書きにしておきます。本を読む「目的」をハッキリさせることにより、その目的に関係のある個所を発見しやすくなるからです。

(2)「はじめに」→「目次」→「おわりに」→「本文」の順に読む。
事前に本全体の概要を把握したうえで「本文」に取りかかるということです。本文の理解がしやすくなります。

(3)傍線を引きながら読む。
大事なところには「傍線」を引きながら読みます。赤・黒のボールペン(シャーペン)を使って、自分なりのルールを作ると便利です。たとえば、重要なところは「黒」、最重要のところは「赤」とします。

(4)キーワードに印を付ける。
キーワードには「カギ括弧」などの印をつけておきます。そうすると、あとあとの検索に便利です。本文中に適切なキーワードが無い時には自分で(その個所に相応しい)キーワードを創り、行間やページの余白に書き込んでおきます。

(5)書き込みをする。
ページの余白に書き込みをします。感想、思いついたこと、賛否のコメント、別途に調べた関連追加情報など。インターネットで調べた情報などはプリントして挟み込んでおきます。

(6)その場で復習する。
読み終えたページ分だけ、その場で復習します。傍線を引いたところ(とキーワード)を読み返すのです。「覚えよう」という意識を持って読み返すようにします。これはとくに勧めです、是非やってみてください。

(7)後々の検索に備える。
私はワープロソフトを使い電子データとして保存しています。入力するのは(原則として)キーワードと該当ページだけです。後々の検索にとても便利です。データベースを開きキーワードを入力すると書名と記載個所がすぐに分かります。

なお、本を読む時にその本の大きさに合った罫線用紙を用意し、その用紙にキーワードとページをメモしておくと、本単位の検索が可能になります。自作のインデックスができるわけです。読み終わったら、その本に挟み込んでおきます。ワープロソフトを使わない時にはこの方法がお勧めです。



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035: 40代ビジネスマンに勧める資格

資格コンサルタントの高島徹治さんは次のように述べ、40代ビジネスマンに勧める10の資格を紹介しています。

「このまま会社で順調にキャリアを積めるだろうか?」 「退職後も働きたいけれど、何ができるだろう?」という不安を抱える40代は少なくないようです。資格は、そうした不安の解決策として非常に有効です。実務能力の裏付けにもなりますし、社内の職位と違って、本人自身の能力としてどこでも活用できる財産となるからです。

以下は高島さんのアドバイスを要約したものです。


TOEIC(860点)_難易度[☆☆]/社内役立ち度[☆☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。860点を目指したい。実際に仕事で生かせる「実力」も必要。


介護福祉士_難易度[]/社内役立ち度[]/独立・転職役立ち度[☆☆☆]。この資格を出発点にして、ケアマネジャー事務所を開くといった道も考えられる。


宅地建物取引士_難易度[☆☆]/社内役立ち度[☆☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。合格者が多いので希少価値は低め。マンション管理士などの関連資格を取って差別化を図ってはどうか。


第一種衛生管理者_難易度[]/社内役立ち度[☆☆]/独立・転職役立ち度[]。「労働安全衛生法」に基づく資格。50人以上の事業所には1人、200人以上なら2人置かなくてはならない。


証券アナリスト_難易度[☆☆]/社内役立ち度[☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。金融マンにとっては魅力的な資格。ただし、受験前には8ヶ月間の通信講座を受講・修了しなければならず、試験に合格したあと検定会員として登録するにはさらに3年の実務経験が必要になる。事前によく調べておく必要がある。


行政書士_難易度[☆☆]/社内役立ち度[☆☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆☆]。企業内の総務部や法務部で役立つ資格。独立にも向いているが大手事務所との競合があるので顧客獲得のための営業力や発想力(独自性)が欠かせない。


1級知的財産管理技能士_難易度[☆☆☆]/社内役立ち度[☆☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。特許管理部門の仕事に役立つ。転職にも有利。ただし、1級を取るには2級合格+1年以上の実務経験が必要。弁理士事務所で働きながら合格を目指すといった対策が必要となる。


1級ファイナンシャル・プランニング技能士_難易度[☆☆]/社内役立ち度[☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。資産運用の専門家であることを表す資格。独立する場合は生保や損保の代理店になるケースが多い。


社会保険労務士_難易度[☆☆☆]/社内役立ち度[☆☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。労働関連法令に関する書類作成などに関わる資格。税理士・中小企業診断士と並び「40代向け三大資格」の一つとされている。税理士ほど難しくはなく、2年ほど頑張れば合格が可能。ただし、合格者も多いので独立すれば競合は必至。


中小企業診断士*_難易度[☆☆]/社内役立ち度[☆☆☆]/独立・転職役立ち度[☆☆]。会社業務に関わる試験科目が多いのでトライしやすく、合格後は業務遂行にも活かしやすい。ただし、業務独占資格ではないので書類作成の代行はできない。

*この資格があれば必ず経営コンサルタントとして独立できる、というものでもありません。独立するにあたっては十分な事前調査と熟慮が必要です。(釼地)



【引用・参考資料】

『THE 21』(No.383) 2016年10月号 pp.54-55.


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034: 定年後の目標とライフプラン

hyoushi_teinengo.jpg文頭に戻る - コピー.png[内容紹介]へ

拙著、『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版)の紹介です。定年後を真剣に考えてみたいと思っている人を念頭において執筆しました。定年前の人だけではなく、定年を迎えてしまった人にも役立つような内容にしてあります。具体的には、自己分析と10の分野にわたる総計72の例示ヒントを手掛かりにしながら自分の納得のいく目標を見つけ、定年後のライフプランとして完成させることができます。

人生は一度切り、光陰は矢の如く過ぎ去っていきます。自分が心から納得できる目標とライフプランがあれば「大切な定年後」を自分らしく活き活きと生きていけます。本書が参考になって納得のいく目標が見つかり定年後のライフプランが完成することを心から願っております。


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033: 「復習」のタイミング

自己啓発として資格試験に取り組んでいる人も多いと思いますが、資格試験というと「記憶力」が合否に大きな影響を及ぼします。そこで、少しでも効果的な記憶法を提供したいと思い、この項をupしました。

エビングハウス(Ebbinghaus, H.)の研究によれば、人は覚えてから20分後に42%を忘れ、24時間後には74%(≒4分の3)を忘れるそうです。したがって「復習」がとても大切になります。

さて、その復習の方法ですが、「夜寝る前と翌朝」を一セットにするとよいようです。すなわち、覚えた日の夜に復習をし、翌朝(2日目の朝)起きたら前日の内容をどのくらい覚えているかを確認し、覚えていない部分を2日目の寝る前に再度復習するのです。これを繰り返すと記憶が定着するとのことです。また、脳には眠っている間に記憶を整理する機能があるとも説明されています。

私自身の(英単語を記憶する学習)体験では、けっこう効果がありました。あなたも一度試してみては如何でしょう。



【引用・参考資料】

(1) 『日経ビジネス[アソシエ]』 2016年8月号 p.49.
(2)『新版 心理学事典』 1984年/初版:1981年 pp.760-762.


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032: 40代でやっておくべきこと_ベスト5

40代の人と、50代の人が答えた、「40代でやっておくべきこと」。

【40代の人の回答】

(1) 人脈作り(45.6%)
(2) 仕事で必要な知識などの勉強(36.9%)
(3) 資格取得(23.3%)
(4) もっと仕事に打ち込む(20.4%)
(5) 語学の勉強(20.4%)


【50代の人の回答】

(1) 資格取得(40.8%)
(2) 人脈作り(39.8%)
(3) 仕事で必要な知識などの勉強(28.2%)
(4) 語学の勉強(27.2%)
(5) とくにない(15.5%)



【私のコメント】

(a)
ベスト3に着目すると、両方の年代で共通しています。「人脈作り」・「仕事で必要な知識などの勉強」・「資格取得」。これらは年代に関係なく必要なことなのでしょう。

(b)
「資格取得」については順位が(はっきりと)異なります。40代では3位、50代では1位になっています。資格取得は早めがよいようです。

(c)
語学の習得は年月が掛かります。将来を考えた時に語学の必要性を感じる人は早めに取り組みましょう。



【引用・参考資料】

『THE 21』(No.383) 2016年10月号 p.27.


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031: 定年後の自己啓発_注意点と例示ヒント

「今さら自己啓発?」と言う声が聞こえてきそうですが、定年後の目標としての「自己啓発」は魅力的な分野の一つだと思います。というのも、自分の関心の高いテーマが見つかれば、「学び」を楽しむことができ、定年後の時間を有効に使え、いくつになっても知的な成長を続けていくことができるからです。また、自己啓発の成果を他者支援や社会貢献といった形で展開していくこともできるでしょう。どうか定年後の自己啓発を前向きに検討してみてください。



(1)「自己啓発」に関する注意点

(a)
資格取得は充分に検討してから。自己啓発といえばすぐに「資格」を思い浮かべますが、資格の取得にあたっては充分な事前検討が必要です。まず、資格取得の目的を明確にすることが必要です。単純に自己啓発の目標として資格取得に挑戦するのは問題ありません。しかし、資格を取って再就職に活用しようとか、資格を取って独立しようというのであれば、その資格が本当に再就職に役立つか、独立を可能にするか、充分に検討する必要があります。次には指導先を吟味することが大事になります。資格取得支援を掲げる企業・団体は数多くあります。充分に調べて信用のおける指導先を選ぶようにしてください。

(b)
自費出版は甘くない。自費出版は自己表現の手段としてとても魅力的ですが、充分な事前検討が必要です。というのも、自費出版の形態が多様性に富んでいるからです。業者の数だけあると言っても過言ではないでしょう。ですので、出版の目的をよく確認したうえで、その目的に相応しい業者を選ばなくてはなりません。とくに、総費用、印税、販売方法、返品の扱い、著者買い取り分などの(文書による)確認が必要になります。くれぐれもご注意ください。なお、自費出版については「電子書籍」として出版するという方法もあります。私はKDP(Kindle Direct Publishing)で出版しています。出版自体に費用はかかりません(2016年/09/06現在)。



(2)例示ヒント

自己啓発の方法は百人百様です。知人に聞いたり、インターネットで調べたり、関連の書籍によって自分に相応しい自己啓発の方法を見つけることができるでしょう。なによりも大切なのは自己啓発への意欲です。自分が意欲を持てそうな自己啓発テーマ(可能であれば、他者支援や社会貢献にも結びつけることができるテーマ)を見つけてください。

(a)
放送大学で学ぶ。家庭の事情で大学に進めなかったIAさんは、定年後、放送大学に入学しました。そして人間や歴史・文化に関する科目を中心に受講中です。すでに3年目になりますが、5~6年かけて卒業するつもりだと言います。IAさんは「学びの楽しさ」を満喫しています。他方、IBさんは現役時代にキャリアカウンセラーの資格を取り、定年後は非常勤ですが介護労働者の養成や人材紹介を行う団体で働いています。その関係で心理学分野のより広い勉強が必要と感じるようになり入学したそうです。現在も心理学分野の科目を順次受講しています。

(b)
NHK学園で学ぶ。ICさんは定年後、NHK学園の社会福祉士養成課程に入学し無事に課程を修了しました。そして、資格試験にも合格、現在は日本社会福祉士会に入会してさまざまな活動をしています。また、地区の社会福祉協議会が行う養成研修を受け登録生活支援員としての活動にも取り組んでいます。

(c)
研究に取り組む。IDさんは大学で金属工学を学びました。定年後は技術の歴史を研究したいとの思いから現役中に日本科学史学会に入会、定年後は毎日数時間を研究に充て、数年おきに学会発表もしています。

(d)
大学の聴講生として学ぶ。IEさんは定年後、大学の聴講生になりました。毎週一回、大学に通い「日本仏教史」の講座を受講しています。あわせて、関連の仏教書を読み、国内外の仏教寺院や仏教遺跡も訪ねています。仏教への関心は高まる一方だと言います。

(e)
坐禅道場に通う。IFさんは定年後に仏教の本を読み始めました。少し分かってくるとまた新しい疑問が湧いてきて、興味が尽きません。仏教の奥深さに驚いています。近頃は(在家者を対象にした)坐禅道場にも通うようになりました。「どんな自分に変わっていくのか、それが楽しみです」と語っています。

(f)
夫婦二人でホームページを開設。定年後、IGさんは奥さんと二人でホームページを開設しました。ご本人はエッセイを、奥さんは料理のレシピを掲載しています。その他には、二人で史跡を巡って写真に撮り、由緒を調べたうえで掲載したりもしています。いずれにしても、掲載までには考えたり試したり調べたりしなければならないことが多く、格好の自己啓発になっています。閲覧件数はそれほど多くありませんが「SEOの勉強をしながら、気長に少しずつ充実させていこう」と話し合っています。

(g)
同好会で俳句を学ぶ。IHさんは市が支援している俳句同好会に参加しています。今年で3年目になりますが、気の合う仲間も増え、楽しく続けています。いつの日にか、有志と一緒に電子書籍(Kindle版)で句集を公刊するのが夢です。

(h)
地元の図書館と「青空文庫」で読書三昧。IIさんは大の読書好きですが本代には限りがあります。そこで活用しているのが地元の図書館と「青空文庫」です。図書館では本を借りるだけでなく時々開催される教養講座にも参加しています。青空文庫は古い本が多くなりますが、高齢のIIさんは「むしろ懐かしい思いがする」と言います。現在は芥川龍之介の作品を読んでいます。

(i)
スペイン語に取り組む。IJさんは若い頃からアルゼンチン・タンゴが大好きで、コンサートに行くのはもちろんのことレコードやCDも数多く収集しています。その流れで、定年後はスペイン語に取り組むことになりました。タンゴの歌詞を理解したくなったのです。さらに最近では南米の歴史や文化にも関心が広がり、スペイン語会話の学習や南米への旅行も考えるようになってきました。

(j)
文武に励む。IKさんは若い頃から続けていた剣道と書道を定年後も継続しています。さらに、昨年からは「表装」の教室にも通い始めました。自分の書を掛け軸にしようと思っているのです。現在は72歳ですが、「自分の体力と気力に合わせながら今後もこの三つを継続していきたい」と語っています。

(k)
電子書籍で出版を目指す。大手家電量販店に勤務していたILさんは営業職としての勤務経験が豊富で店長経験もあります。そのILさんは定年後、接客営業に関する電子書籍(Kindle版)を出版しようとしています。自分史としてではなく、接客営業のノウハウを伝える本として執筆しています。「出版利益は念頭にありません。ささやかな社会貢献のつもりです」、と語っています。


【付記】

「例示ヒント」は「実際の事例そのままの紹介」ではありません。実際の事例に基づいて(できるだけ読者のヒントになるよう、部分的な修正を加えながら)書き下ろしたものです。



(3)その他のヒント

(a)大学。大学の制度や講座について補足しておきます。


社会人入試。多くの大学が社会人入試の制度を取り入れています。社会人が挑戦しやすい受験科目になっており、入試に合格すると正規の大学生として処遇されます。


科目等履修制度・聴講制度。多くの大学がこれらの制度を運用しています。科目単位で受講する制度です。


公開講座。多くの大学が公開講座を開催しています。ただし大学の授業の公開ではありません。テーマごとに講義回数を設定し(正規の授業とは別に)開催するものです。


(b) オンライン大学講座gacco(ガッコ)。

インターネットで大学レベルの授業を配信しています(2016/09/23現在)。


(c)地方自治体の生涯学習講座。

人口5万人ほどのF市の資料から生涯学習講座の一部を(順不同で)紹介しておきます。

さわやか女性セミナー/折り紙教室/フォト・ハイスクール/韓国語教室/園芸教室/古文書を読む会/英会話サークル/大人のチャレンジ教室(坐禅体験)/歴史探訪講座/煎茶道講座/エコ・スクール/スローライフ講座/マネーライフ講座/小筆教室/読み聞かせ入門講座/シニアのためのスマホ・タブレット講座/外国の文化を知る講座/視聴覚教育メディア研修/救命講習会(入門・中級・上級)/いきいき健康体操教室/健康スクール/ウォーキング教室/初心者向けの3B体操/健康づくりのための食の教室/シルバー生きがい学級/高齢者教室/ボランティア研修会。


(d)NHK学園の生涯学習通信講座。

同講座から一部を紹介しておきます。

書道(各級)/ビジネス書法士/写経/てん刻/ペン字・筆ペン/ボールペン字/俳句/短歌/川柳/文章教室/エッセイ教室/自分史/古文書を読む/絵手紙/写仏/写真/語学(英語)/スポーツリーダー養成講座。


(e)電子書籍の出版。

私はKDP(Kindle Direct Publishing)で出版しています。出版方法は[Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング]で検索してみてください。



【引用・参考資料】

hyoushi_teinengo.jpg 釼地邦秀 『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版) ▶[書籍紹介]へ



hyoushi_jpeg.jpg 釼地邦秀 『自己啓発の事例と自己啓発の進め方』(Kindle版) ▶[書籍紹介]へ




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030: 私の[kindle本]出版体験記

私の[kindle本]出版体験記です。2016年3月18日に、『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』というタイトルで[kindle本]を出版しました。あなたも挑戦してみては如何ですか? 

以下にはいくつかのミニ・ヒントを記しておきます。お役に立てば幸いです。

(1)
原稿は「一太郎・玄」で執筆しました。縦書きのテンプレートが収納されていましたので、それを使いました。図表(jpeg)の挿入も出来ます。epubへの変換も簡単です。とても便利でした。

(2)
KDPへのアップロードは、あらかじめ mobi ファイルにしてから実行しました。一度で正常にアップロードできました。手順は以下のとおりです。[一太郎の原稿を epub 形式で保存する]→[そのファイルをキンドル・プレビューア*で読み込む]→(何もしないで)[キンドル・プレビューアを閉じる]→[新しいフォルダーが自動的に作成され、その中に mobi ファイルが形成される]→[その mobi ファイルを実機(ペーパーホワイト)にコピーして実機での推敲を重ねる]→[必要に応じて一太郎側の原稿を修正する](これを繰り返す)→(推敲が完了したら)[最終的な mobi ファイルを作成し、それをアップロードする]。

*キンドル・プレビューアは、あらかじめインストールしておく必要があります。

(3)
実機での推敲は(これで良し! と思えるまで)、何回も何回も繰り返しました。

(4)
「タイトル(サブタイトル)」は潜在読者への訴求に大きな役割を果たします。実務書の場合には、(検索されやすくするために)、キーワードを取り込みながら表現するのが良いと思います。

(5)
「詳細」登録時の「キーワード」は(検索されやすくするために)とても重要です。十分に検討してから登録してください。

(6)
同様に、「商品の説明(内容紹介)」も有効に活用します。要点を分かりやすく訴える工夫が必要です。

(7)
苦労して[EIN]を取得したのですが、手続きの上で[EIN]を要求されることはありませんでした。以前とは違って、不要になっているようです。

(8)
KDPのサポートは親切で助かりました。


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029: 74歳の女性が創作の作品で初の展覧会

京都新聞(web版)で「74歳 『人生こんなに面白い』 京都の収集家 創作に開眼」と報ぜられたニュースの要旨を紹介します。

その人は現代美術コレクターとして知られる大阪教育大名誉教授の田中恒子さん(74)。40年間専ら収集する側だった田中さんは4年ほど前に創作に目覚め、75歳を前に自作を発表したのです。「人生ってこんなに面白いって遊んでる姿を見てほしい」と話していたそうです。

田中さんは若い時、美術大の進学をあきらめて住居学の研究者になったのですが、「美しく、丁寧に暮らす」という思想の延長で、若手作家の作品を中心に収集し、生活を彩ってきました。その数は千点以上。

創作を始めたのは大学退職後、病気入院中にベッドで「こちょこちょ手を動かしてものを作った」のがきっかけでした。以来、散歩で拾った木の実から、電力会社の領収書、錠剤の容器、幕の内弁当の箱まで、さまざまな物を素材にして作品を創り続けてきました。「指先から形が生まれてくることの面白さ。捨てるごみが、アートになるんです」と語っています。

展覧会のキャッチフレーズは「いつか なんか アート ~集めれば愛~ 」。納豆の包装紙を渦巻き状に並べた立体作品、荷造り用のテープをいけばな風にした作品、デザインのきれいな美術展チラシで作ったブックカバーなど、「会場はものづくりの楽しさであふれている」と報じられています。

18日で75歳になる田中さんは「いつから始めても遅くない。アートは高尚なものではなく、いつもワクワクさせてくれるものです」と言っています。



【引用・参考資料】

(1)京都新聞(web版) (2016年2月11日).
(2)釼地邦秀(2016年) 『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版) 自己啓発支援センター.

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028: 人生目標が見つかると自己啓発への取り組みに弾みがつく

1:人生目標が見つかると自己啓発への取り組みに弾みがつきます

自己啓発を阻害する要因としては以下のようなことが報告されています。

◎自己啓発を始めたいと思っているが、自己啓発目標が見つからない。
◎自己啓発に取り組んでも「三日坊主」で終わってしまうことが多い。
◎自己啓発のための「時間」が取れない。
◎自己啓発に必要な「費用」を捻出出来ない。

しかし、人生目標を持つとそれらは大きく改善されます。

◎[自己啓発を始めたいと思っているが、自己啓発目標が見つからない]
「自己啓発目標が見つからない」というのは、自己啓発の大切さは知っているけれど何に取り組んで良いかが分からないということですが、その原因は何処にあるのでしょう? 真剣に考えても見つからないのでしょうか? それとも、あまり考えないで「目標が見つからない」と言ってしまうのでしょうか? 本当の原因が分かれば対策も見つけられると思います。ここでは結論だけを申し上げておきますが、本当の原因は「人生目標」が決まっていないからなのです。人生目標が決まっていれば自己啓発目標はほぼ自動的に決まります。たとえば、会社役員になる、司法書士事務所を開設する、IT企業を興す、といった人生目標を持った人が「自己啓発目標が見つからない」と言うでしょうか? そんなことはあり得ないと思います。人生目標を達成するために必要な自己啓発目標はいくつも浮かんでくるでしょう。

◎[自己啓発に取り組んでも「三日坊主」で終わってしまうことが多い]
「三日坊主で終わってしまう」という悩みも良く聞きます。しかし、人生目標に沿った自己啓発にすると、真剣さが増し取り組み意欲が高まります。当然、三日坊主になる可能性は低くなります。

◎[自己啓発のための「時間」が取れない]
これもよくある悩みです。しかし、人生目標に沿った自己啓発にすると真剣さが増し、取り組み意欲が高まるので、別の考え方をするようになります。すなわち、「時間の使い方に無駄はないだろうか? 一度検討してみよう」とか、「どうしても時間が足りないから1年ではなくて1.5年計画で取り組もう」といったように、取り組めない理由ではなく、取り組むための方策を考えるようになるのです

◎[自己啓発に必要な「費用」を捻出出来ない]
この悩みもよく聞きかれますが、人生目標に沿った自己啓発にすると、時間不足の時と同じような方向で対策を考えるようになります。すなわち、「無駄使いをしている処はないだろうか?」とか、「もっと費用の掛からない方法はないだろうか」といった前向きな考え方に変わるでしょう。


2:それでは人生目標はどのようにして見つけたらよいのでしょうか

人生目標を見つける方法はいくつかありますが、ここではその内の一つを紹介しておきます。それは「ロールモデルを探す」という方法です。ロールモデル(role model)は「役割モデル」と訳されますが、「お手本になる人物」と考えて下さい。たとえば、「弁護士の叔父をロールモデルにして司法書士事務所の開設を人生目標にする」といったぐあいです。

探索の方法はウェブ検索が便利です。「ロールモデル」・「自伝」・「履歴書」・「人生目標」・「自己啓発」といったキーワードを(組み合わせながら)検索してみて下さい。ネット書店の書籍検索も忘れないようにしましょう。

ただし、ロールモデルの活用についてはいくつかの注意点があります。

(1)
完全なモデルを求めない。ロールモデルについては(その人の全体をモデルにしても良いですが)一部分をモデルとすることでもかまいません。「あの人の、こんなところを見倣いたい」ということでも良いのです。さらには、複数のロールモデルの「いいとこ取り」をし、それらを統合すると、物まねではなく自分自身が構築した「なりたい自分」が出来上がります。その理想の自己像の実現を目指して自己啓発に取り組むのです。

(2)
ロールモデルは自分自身の人生目標を発見するための「ヒント」と考えるわけですから、最終的には自分の納得のもとで自分自身の人生目標を決めなければなりません。借り物であったり、単なる模倣であってはいけないのです。もし人生目標が本当に自分のものになっていなければ、心の底から実現を願う「自己啓発目標」も設定出来ないと思います。



【付記】

(1)
ウェブ検索で見つけた情報は「鵜呑み」にしないようにしましょう。ウェブ情報は玉石混淆です。間違った情報や詭弁に惑わされないように、自分自身でよく吟味して取捨選択して下さい。

(2)
「ライフプラン」・「人生目的」・「人生目標」・「自己啓発目標」を総合的に捉えてみたい方は、本サイトのコーナー「自己啓発の進め方」を御覧下さい。

(3)
拙著の紹介です。

yaruki_hyousi.jpg 『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』(Kindle版) ▶[内容紹介]へ

IMG_0118.JPG 『ライフプランから始める本気の自己啓発』 ▶[内容紹介]へ



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027: 真剣になればなるほど好機と出会う確率が高まる

「ずっと宇宙飛行士になりたいと思っていたが、飛行士募集の小さな新聞記事を見つけて試験に応募したのが直接の切っ掛けです」(要旨)。日本人として11人目の宇宙飛行士に選ばれた大西卓哉さんがテレビインタビューに答えていた時の言葉です。大西さんは全日空の元パイロットで、5年前に宇宙飛行士となりました。ことし(2016年)6月ごろからおよそ4か月間、国際宇宙ステーションに長期滞在する予定です。

私は大西さんの話の中の「小さな新聞記事を見つけて試験に応募した」という部分に惹かれたのですそれを聞いた瞬間、「あ、これは使える」と思いました。本コーナー「自己啓発の周辺」で紹介できると思ったのです。

私は真剣に当サイトの充実を考えているので、コンテンツを充実させる情報を見つけるために多方向にアンテナを張り巡らせています。その結果、今回はテレビニュースの中の一言を受信することができ、この項を書いているわけです。さっそく備忘メモを作り、関連のインターネット情報を探して「お気に入り」に登録し、更新に備えた次第です。

大西さんは別のインタビューに答えて次のように言っています。「もともと宇宙関係の仕事をやりたいという思いから、大学も学科も選びましたが、就職先がなかったのでパイロットの道を志しました。それからの11年は仕事も忙しく、日々時間だけが過ぎていく中で、宇宙への夢はあきらめかけていました。そんなときに突然、宇宙飛行士募集の新聞記事を見つけ、『ああ、やるんだ!』という衝撃を受けました。肉体的、精神的、仕事の技量的にも最も充実していた時期なので、絶好の機会が巡ってきたと思いました」。(東洋経済 ONLINE)。

自己啓発においても同じです。自己啓発に真剣になればなるほど自分自身のアンテナの感度も上がりますので、今まで気がつかなかったことにも気付くようにないます。たとえば、行きつけの本屋の棚に、今まで気が付かなかった本を見出すようになるでしょう。ウェブ情報の検索にも真剣みが増し、「自己啓発目標が見つからない」、「目標を絞れない」、「三日坊主で終わってしまう」といった悩みを解決する情報に出会える確率も増すと思います。

私自身、何回も同じような体験をしてきました。好機に出会う確率を高めたいのならば、「より真剣に取り組む」こと、「熱望すること」が大切だと感じています。そしてそのような自分でいるためには、「人生は一度きり」という言葉を忘れないようにすることが大切だと思っています。



【引用・参考資料】

(1)「NHK NEWS WEB」 (2016年2月5日).
(2)「東洋経済 ONLINE」 (2016年2月5日).


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026: 忙しい人が勉強時間を捻出する方法

自己啓発を考えているならば、「忙しくて勉強時間は取れない」と考えるのは禁物です。なぜならば、「取れない」と考えてしまうとそこで終わってしまうからです。「何とかならないか」、「次善の策は無いか」と考えましょう。

『PRESIDENT』誌が999人から回収したアンケート結果を公表しています。その中に、「一週間のうちどうやって時間を確保するか?」という記事があるのですが、その記事には以下のようなことが紹介されています。


「私の場合は、人が少ない早朝のオフィスで情報収集したり、お昼休みは会議室にこもって勉強していました。同僚の中には朝3時に起きて本を1冊読んでから出社するといういう人もいました」。(O氏)。


「私は5分、10分、30分用など、ニッチな時間用の勉強ツールを用意していました。資格の取得でも英語の勉強でも、必ず覚えるべき用語や重要単語があるはずです。それらを通勤時間や、昼食後といった隙間の時間に覚える。単元ごとに1頁読み切りに編集した教材も市販されていますし、教材を切って張ってオリジナルのツールつくってもいい。確保できる時間にあわせて、それを持ち運べばいいんです」。(S氏)。


ところで、時間の捻出については忘れてはならない根本的な要件があります。それは「目標意識」です。なにがなんでも達成したい目標を持つことが大切なのです。そのような目標を持てば、自分のおかれた状況に合わせて、さまざまな時間の捻出方法を創り出すようになります。自然とそうなります。ですので、原点・出発点として「なにがなんでも達成したい目標を持つこと」を忘れないようにして下さい



【引用・参考資料】

(1)『PRESIDENT』 (2013年4月18日号別冊) pp.34,42.
(2)
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釼地邦秀 『組織活性化の理論と実践』(第11章:管理者と自己啓発) 北樹出版 (2001年/初版:1989年). ▶[内容紹介]へ



【付記】

出典には社名・氏名が実名で表記されていますが、ここではアルファベットでの表記としました。


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025: 各社エース社員の「学び方」

「学び方」は個々人で違います。それは、それぞれの人に個性があり、置かれている状況も異なるからです。しかし、他人の「学び方」をヒントにすることは可能です。ここでは各社エース社員の「学び方」を紹介します。有益なヒントが見つかりますように☆


Yさん(男性)は1989年大学を卒業と同時に I 商事会社に入社。1997年から2000年まではニューヨークに駐在していました。そのYさんの「学びのセオリー3ヶ条」です。

(1)
努力する過程は人に見せない。

(2)
周囲を巻き込みながら成長していく。

(3)
「型破り」は緻密な分析の結果として。



Tさん(男性)は1992年大学を卒業と同時にH製作所に入社。システムアナリスト、アプリケーションエンジニアなどの資格を多数取得しています。そのTさんの「学びのスキル3ヶ条」です。

(1)
睡眠時間は90分の倍数にセットする。

(2)
出張時の移動時間でひたすら勉強。

(3)
「経験、勘、度胸」& 理論フレームの二刀流。



Kさん(男性)は1995年大学を卒業と同時にD工業に入社し、現在は営業所長。そのKさんの「学びのスキル3ヶ条」です。

(1)
スケジュールは時間ではなくテーマで区切る。

(2)
”スキ間時間”は徹底して活用すべし。

(3)
真剣な勉強は不思議なことに仕事運を呼ぶ。




I さん(女性)は1991年大学卒業と同時にT社に入社。横浜支社リモデル営業推進課長を経て、現在は人材開発本部・経営塾・企画主査を務めています。その I さんの「学びのセオリー3ヶ条」です。

(1)
納得するまで「なぜ」を繰り返す。

(2)
まずは書店で関連書籍を買いあさる。

(3)
自分を変えるためには環境を変える。



【引用・参考資料】

『PRESIDENT』 (2013年4月18日号別冊) pp.24-31.


【付記】

出典には社名・氏名が実名で表記されていますが、ここではアルファベットでの表記としました。


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024: CD: Relaxing


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折に触れ、何回も(何回も)繰り返し聴いているオムニバス形式のCD。タイトルはRelaxing.レーベルはユニバーサル ミュージック クラシックです。

フジ子・ヘミングが演奏するシューマンのトロイメライから始まって、映画『千と千尋の神隠し』・「あの夏へ」まで、全22曲が収められています。

私はランダムに設定して全曲を聴いていますが、とくにフォーレの「シシリエンヌ」、リストの「コンソレーション第3番」、プッチーニの「私のお父さん」、成田の「浜辺の歌」が好きです。


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023: 索引を作りながらテキストを読む

自己啓発として資格取得に挑戦している人も多いと思いますが、そんな方々へのヒントです。

テキストは繰り返し復習をすることが多い文献です。ですので、必要とする情報が記載されている頁を簡単に(再)検索出来るようにしておくことが肝要です。そのために自分で自分用の索引を作るのです。以下は、その要領です。


用紙の選定。完成後にテキストの巻末に挟み込めるような横罫の用紙を選定します。たいていの場合はA4かB5のレポート用紙を読む本の大きさに合わせて裁断することで間に合います。あるいはレポート用紙ではなくて横罫のノートを切り取ってもよいです。私はコピー用紙に横罫を印刷して使っています(長辺が左右になるようにしています)。通常は2つ折り(あるいは3つ折り)にして使います。使用するテキストの大きさに合わせて、自分の使いやすいように工夫して頂ければ、それで結構です


選定した用紙には必要な列を作成します。つまり上下の線で区切って「KW(キーワード)」と「該当ページ」を書き込めるようにする訳です。私はA4かB5のコピー用紙に横罫を印刷し、その中央を上下の太線で仕切って2分割、さらにそれぞれを2分割して使うことが多いです。(長辺が左右になるようにして列を作成します)。


索引の作り方。ある一定の単位ごとに索引を作っていきます。テキストの内容や構成、自分の理解力や充当できる時間などにより「一定の単位」は変わります。自分に合った単位を設定して下さい。私は30分を「一定の単位」にしています。読書に慣れていない方は「15分単位で索引を作る」ところから始めても良いでしょう。時間ではなくて「章」や「節」を単位にする方法も(区切りが良いので)お勧めです。


テキストは大事なところに線を引きながら読んでいきます。そして、索引に載せたい個所には「KW」と付記しておくのです。
ただし、そのたびごとに索引を作らないのがポイントです。そのたびごとに索引を作ると思考が途切れてしまいます。線を引いたり、「KW」とメモするだけにして、本文を読み続けるようにしましょう。


「一定の単位」を読み終えたら索引を作ります。この作業がとても良い復習になるのです。なぜならば、「KW」の場所を探し、その個所を再読してKWを決めなければならないからです。「KW」とのメモはありますが、具体的な検索語にはなっていません。ですので、その個所を再読してKWを決めなければならないのです。線を引いた大事なところを再読して「KW」を決めるという作業はその個所をかなり集中して再読しなければなりません。その結果、内容が記憶に残りやすくなるのです。もちろん、「KW」とメモする代わりに「検索語」をメモしておいた方が良ければ、それはそれで1つの方法だと思います。自分に合った方法を採用して下さい


かくして索引が完成すると、必要な時に必要な個所を容易に検索出来るようになります。


最後に、ワープロソフトを使った方法も紹介しておきます。上記の作業をワープロソフトで行うのです。そうすると、(1)検索がいっそう容易になります。(2)自分で何か書き込みをしたい時にはそれが可能になり、さらにはその書き込みをも検索出来るようになります。(3)挟み込む本の大きさに合わせて(縮小)プリントすればテキストに挟み込むことも出来ます。



【付記】

「書籍を読んで再検索出来るようにする」という作業にはいろいろな条件が絡んできます。たとえば、書籍の内容、ボリューム、読み手の事情・状況、PCの有無・得手不得手、などなど。ですので、ここに紹介したのは1つの事例紹介(ヒント)にすぎません。どうか自分に合った索引作りを考案して下さいますように☆


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022: 定年後は、人様のために自己啓発

「定年後の時間は観光旅行に使う」、「定年後は自分の趣味に生きる」と考えている方は少なくないと思いますが、それらに1つ加えて頂きたい提案があるのです。それは、「人さまのために自己啓発をする」という提案です。

自分の置かれた状況を勘案し、その範囲内で考えてみて下さい。たとえば、「介護職関連の養成講座を受講し、(パートタイムで)介護の仕事に就く」、「仕事で培ってきた英語力を基に自己啓発に取り組み、小学生の英語指導が出来るようになる。そして自宅で近隣の小学生に英語を教える」、「自己啓発として電子書籍の出版方法を習得し、長年の経験を本として出版。後進の人達に現場のノウハウを伝える」などです。

御自分の今までの経験や現在の(健康・経済)状況を勘案しながら無理の無い範囲で取り組んでみては如何でしょうか。定年後の1つの選択肢として提案する次第です。もちろん、早めに意志決定をして定年前から準備することも出来るでしょう。



【拙著紹介】

釼地邦秀 『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版) 自己啓発支援センター (2016年)。

hyoushi_teinengo.jpg 文頭に戻る - コピー.png[内容紹介]へ




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021: 知花くららさんの8つの習慣

知花くららさんは1982年に沖縄県で生まれました。国連WFP日本大使を始めとしてテレビ・ラジオなどでも活躍しています。その知花さんの8つの習慣を紹介します。

(1)
してもらえなかったことより、してもらったことを思い出すようにしています。感謝の気持ちを忘れないように。

(2)
人からもらった大切な言葉を書き留めています。自分に勇気を与えてくれた言葉を時折思い出すことが出来るように。

(3)
朝、起きたらまず窓を開けます。そして、片付けをしたり、考えごとをしたり、時にはぼーっと日向ぼっこをします。

(4)
「やりたいことリスト」を作っています。毎年、年初に書き出しておき、その後も思いつくと追加します。かなりの数になりますが一つずつ挑戦しています。

(5)
Don't worry, be happy! と自分に言い聞かせます。あまり難しく考えずに、とにかく動いてみるようにしています。時には人の助けも借ります。

(6)
風呂上がりに足の指と指の間を拭くようにしています。足つぼの先生に教えてもらった方法です。冷え性対策として行っていますが効果があります。

(7)
夜はポジティブなことだけを考えます。良質な睡眠はお肌の健康のみならず身心の健康にも大切。夜はネガティブなことは考えないようにしています。

(8)
本を読むときは、心に響いたところに付箋を貼っています。すき間時間はもっぱら読書です。ジャンルを問わずに読んでいます。


【引用・参考資料】

『日経WOMAN』 (2015年2月号) pp.28-29.


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020: 53歳の時にドイツで日本料理店を開いた日本人技術者

ソニーの元エンジニア、佐分(さぶり)克三郎さん(64歳)が妻の真知子さん(63歳)とエアフルトの中心部に日本料理店を開いているというニュースです。

29歳からソニーで働いていた佐分さんは1993年から98年まで品質管理の担当者として南部シュツットガルトに駐在していました。しかしその後ソニーが同地からの撤退を決定。ドイツで「モノ作り」の仕事をし「クラシック音楽」を楽しんできた佐分さんは、なんとかして同じような環境に戻りたいとドイツでの日本料理店経営を考えるようになりました。その結果、2000年3月、49歳でソニーを退職。ドイツに渡ってさまざまな情報収集を始めました。築地にある馴染みの寿司屋ですでに握り寿司の手ほどきも受けていました。

かくして、2003年53歳のときに人口4万人ほどの小都市ズールで念願の日本料理店を開くことが出来たのです。

ところが、外国の飲食店に抵抗感を持つ地元住民によるボイコットなどがあり、やむなく閉店。2007年にエアフルトに移転しました。店の名はギンナンのドイツ語「GINKGO」。地元での評判は高く、昨年からは「ミシュランガイド」で紹介されるまでになりました。

お二人は「日独両国の文化の架け橋に」との思いで経営を続けています。




【引用・参考資料】

YOMIURI ONLINE (2015/05/06).




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019: 欠番です。掲載記事はありません。



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018: オンラインで大学の授業を受けられる_gacco(ガッコ)

本ページで紹介した、001:「インターネットで大学の授業を受ける」の続編です。日本語で授業を受けられるgacco(ガッコ)の内容が充実してきています。

(1)
本格的な大学の講義を受講出来ます。ビジネス直結の講座から知的好奇心を満たす講座まで。様々なジャンルの講師が本格的な講義を繰り広げています。講座は原則無料で学ぶことができます。

(2)
掲示板で、同じ講義を受講する仲間とディスカッションが可能です。時には講師も参加し、大学のゼミのような深い学びを得ることができます。​

(3)
クイズやレポートを提出し、所定の基準を満たすと修了証(電子ファイル)が発行されます。


(4)
受講はインターネット上の講義動画を視聴します。1つの動画の長さは10分程度。ネットで学びやすいよう工夫されています。​

(5)
スマホ・タブレットでの受講も可能ですので、いつでもどこでも学ぶことができます。外出先、スキマ時間の活用にも適しています。



【引用・参考資料】

(1)日本経済新聞(2015年3月12日).
(2)gaccoのホームページ (2015/03/13).



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017: 中高年のための大学講座

中高年のための大学講座を紹介します。詳細は各大学のホームページなどを参照して下さい。

(1)
立教大学(東京)_立教セカンドステージ大学。週5日の教養講座を開催している。

(2)
早稲田大学(東京)_約1,800の教養講座があり、海外留学のプログラムもある。

(3)
東京農大(東京)_都内の農場を使い造園や園芸の実技を学ぶ。

(4)
東京経済大学(東京)_日本でいち早く「シニア大学院」制度を設けた。ビジネス系の講座が中心。

(5)
城西国際大学(千葉)_体力づりの実技のほか生活習慣や薬についての知識を学ぶ。

(6)
静岡産業大学(静岡)_さまざまな場面でシニア学生が自分自身の知恵や経験を若者に伝えてくれることを期待しており、それらに対応した奨学金の給付もある。

(7)
同朋大学(愛知)_仏教関係の公開講座を年に数十回開催している。

(8)
奈良県立大学(奈良)_高校の教科書を活用しながら基礎的な教養を学ぶ。

(9)
宮崎大学(宮崎)_2泊3日の合宿による公開講座。ウオーキングをしたり食や健康についての学習をする。

(10)
鹿屋体育大学(鹿児島)_特別な器具を使わずに筋力を鍛える「貯筋運動」を指導している。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2015年2月26日).


【ミニヒント】

(1)
ここに掲げた大学以外でも、さまざまな講座が用意されています。通学可能な大学のホームページなどを参照して下さい。

(2)
受講そのものを目的にするのも良いですが、修了後のプランを念頭に置いて受講するのも良いと思います。

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016: 忙しい社会人のための学習術

忙しい社会人が資格取得や語学力の向上を目指す時の学習ヒントです。

(1)
自分にとって必要性の高い目標に挑戦する。仕事のため、将来の独立に備えて、など。

(2)
目標を達成した時の自分を想像してみると取り組み意欲が湧いてくる。

(3)
可能な範囲で周りの人々(たとえば職場の人々や家族)に「目標」と「達成期限」を宣言してしまう。

(4)
実行計画を立て、なるべく小まめに進度チェックをする。

(5)
資格試験は(満点ではなくて)合格点を取れば良い。「過去問」に取り組むのも有効。

(6)
隙間時間を活用する。

(7)
どうしても気持ちが乗らない時は、喫茶店でand/or入浴中にand/or音楽を聴きながら...。それを切っ掛けにしてやる気を取り戻す。

(8)
遂行可能な中間目標を立てて小刻みに小さな成功感を積み重ねていく。

(9)
出来たことに意識を向ける。小さなことでも良い。

(10)
あらかじめ御褒美と罰金貯金を設定しておく。(中間)目標を達成したら自分で自分に御褒美。出来なかったら罰金を貯金箱へ。



【引用・参考資料】

日本経済新聞(2015年2月9日).



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015: 史上最多優勝を成し遂げた「横綱白鵬」と「人生目標」

横綱白鵬は今年の初場所で単独史上最多となる33回目の優勝を決めました。横綱昇進から7年半です。これまでの最高記録は大鵬の32回でした。白鵬は「これで大鵬親方に真の恩返しができた」と自身の思いを語りました。

さて、ここで本題です。白鵬は優勝インタビューで「(13日目に)優勝を決めてからの2日間は、色々と考えましたが、目標がなく、引退なのかなと思った」と言いました。すると、館内がどよめいたのですが、続けて次のように言ったのです。「ゆっくり休んで、目標を立てたいと思います」。もちろん、館内には大歓声が起こりました。私はテレビ放送でこの言葉を聞いていましたが、「目標」の大切さを改めて痛感した次第です。



【追記】

25日の千秋楽後にNHKの「サンデースポーツ」に出演した白鵬は「後の先」という新目標を披露しました。「後の先」とは大横綱・双葉山が極めた理想の立ち合いで、相手より一瞬後に立ちながら、当たり合った後には先手を取って制する戦法。白鵬は15日間「後の先」を続けることが出来るような名人・達人になることを今後の理想像としたわけです。遠大な目標に向かっての歩みが始まることになります。

なお後日、自身の父の優勝回数(年1回のモンゴル相撲大会における6回優勝)を念頭に置いて、優勝回数36回も目標にしていると明らかにしました。(大相撲は1年6場所なので、6年分の優勝回数にあたる36回が、一つの目標になると考えてきた、とのことです)。



【引用・参考資料】

(1)デイリースポーツ・online (2015/01/25).
(2)日本経済新聞(2015年1月26日).
(3)日本経済新聞(2015年2月18日).
(4)毎日新聞(2015年9月1日).


【付記】
人生目的・人生目標・自己啓発目標に関心のある方は本サイトのコーナー[自己啓発の進め方]を参照して下さい。▶[自己啓発の進め方]へ



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014: 取得したいビジネス関連資格

日本経済新聞社と日経HRが共同で実施したアンケート調査の結果です。調査対象は20代~40代のビジネスパーソン。第1位は「TOEIC(Aレベル、860点以上)」、第2位は「TOEIC(Bレベル、730~860点未満)」、第3位は「TOEIC(Cレベル、470~730点未満)」でした。続いて、第4位「宅地建物取引主任者」、第5位「日商簿記検定2級」、第6位「中小企業診断士」、第7位「社会保険労務士」、第8位「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定3級」となっています。



【引用・参考資料】

日本経済新聞(2015年1月13日).



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013: 大学の公開講座

自己啓発の場として大学の公開講座(オープンカレッジ)を活用することが出来ます。会計戦略・ビジネス法務・ビジネス統計・ドラッカーに学ぶ・決算書の仕組みなど、多くの大学がさまざまなテーマで講座を開いています。語学関連ではTOEIC試験に備える講座の人気が高いようです。社会保険労務士や宅地建物取引主任者など、資格取得を目的とするコースもあります。時間帯については平日の日中だけではなく夜間や土日に開講している講座もあります。受講料は差が大きく一様ではありません。

*公開講座の有無や具体的な内容については各大学のホームページなどで確認して下さい。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2015年1月10日).



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012: 教育訓練給付金の拡充について

教育訓練給付金は資格学校などの受講費用の一部を補助するものです。「平成26年10月から、教育訓練給付金は、従来の枠組みを引き継いだ「一般教育訓練の教育訓練給付金」と、拡充された「専門実践教育訓練の教育訓練給付金」の2本立てになりました」。(厚生労働省HP:2015,1,3 現在).

「専門実践教育訓練の教育訓練給付金」の補助対象は入学金や受講料、それらの一部が補助されます。現時点での対象講座は16講座ですが、2015年4月から合計863講座に増えるとのことです。日本経済新聞(2014, 11, 12).

*制度の利用に際しては厚生労働省のウェブサイトで最新情報を確認して下さい。


【引用・参考資料】

(1)日本経済新聞(2014年11月12日).
(2)厚生労働省HP(2015/01/03).

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011: 仕事をしながら大学院で学ぶためのヒント

仕事をしながら大学院で学ぶためのヒントを提供します。詳細は各自で調査・確認して下さい

■文部科学省によれば2014年5月1日現在で大学院に在籍している社会人は約56,000人。大学院生全体の22.3%、5人に1人ということになります。企業派遣ではなく、自分の意思で通学する人が増えてきているそうです。

■社会人が大学院で学ぶ理由の一つに、「体系的な学習が出来る」という魅力があります。視野が広まり、論理的な思考力や問題解決能力の向上が期待できます。開講講座も多様化し充実してきています。たとえば、企業経営、経営戦略、企業会計、法律、キャリア設計、新製品開発、地域再生ビジネスなど、時代の要求に応える講座も増えてきているようです。講師も多様化してきており、実務経験者が担当するケースも増えているとのことです。

■人的関係の充実も魅力でしょう。若い院生との交流、社会人院生同士の交流、教員との交流など、視野を広げるだけではなく卒業後の仕事や人生にも役立ちそうです。

■海外大学の日本校もあります。グローバルな舞台で活躍しようとしている人には検討する価値があるでしょう。

■ターミナル駅の近くにサテライトキャンパスを設置している大学院があれば、平日夜間の開講・土日の開講・休暇時期に合わせた集中講義を開講している大学院もあります。さらには、eラーニングなどを活用してスクーリング(対面授業)を要件としない講座を開いている大学院もあります。

■奨学金制度も検討すると良いでしょう。公的なもの・大学(院)独自のもの、無利子・低利子・長期返済といった種類があります。国の「教育訓練給付制度」も魅力です。

■情報収集は早めに、オープンキャンパスにも足を運びたいものです。身近に大学院通学の経験者がいたら、その人の体験談も聞いてみましょう。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年12月13日).



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010: 青空文庫 ~インターネットで古典を読む、無料の図書館~

「青空文庫」はインターネット上の図書館です。著作権が切れた作品を無料で公開しており、パソコンやスマホで読むことが出来ます。

経済学者の小峰隆夫さんはこの「青空文庫」で古典を読んでいるそうです。「私は毎朝パソコンを開くと、真っ先に青空文庫をチェックし、『今日はどんな作品がリリースされたか』を確認する」と語っています。

この文庫には、森鴎外、夏目漱石、吉川英治、永井荷風、二葉亭四迷、コナンドイル、ロマン・ロランなどの文学作品を始めとして、河上肇の『貧乏物語』やマルサスの『人口論』、寺田寅彦のエッセイなども収蔵されています。

「古典とされる作品は、ある程度歳をとり、人生経験を積んでから読むと、また違った味わいがある」というのが小峰さんの感想です。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年12月7日).



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009: 秋元順子さんが語る半生記からの抜粋

ご存じの方も多いと思いますが、歌手の秋元順子さんのことです。メジャーデビューは58歳で、現在は67歳。NHKの紅白歌合戦に出場したのは61歳の時でした。「歌に恋してまわり道」というコラムから、抜き書きで紹介します。

「歌が好きな普通のおばさんがプロの歌手になるまでには、本当にいろいろありました。ずいぶんとまわり道をしましたが、振り返ってみれば、一つ一つの苦労、一人一人との出会いに意味があったと思います。すべてがつながって今がある。そう実感しています」。

「自分が強い思いを持っていれば、それに関係する人が近くに現れ、道を開くヒントをくれる。人生にはそんな法則があるのかなと思います。どんなときも私は歌を忘れませんでした。だから今があるのだと思っています」。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年11月9日).



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008: 仕事の成果を上げる手帳の活用術

1人目は良品計画で販売部長を務める清水さん。一週間の始まりは日曜の夜10時頃、自宅のリビングで手帳を広げてその週のタスク(仕事)を洗い出します。月曜日の朝礼で的確な指示を出すためです。「僕の立ち上がりが遅ければ、部下の動きも滞ってしまう。それだけは避けたいという思いが強いんです」と語っています。手帳には自分と部下のタスクを書く欄を印刷した自作のテンプレートが張り込んであり、指示が完了したら横線を引いて消すとのことです。

2人目は育児休暇から職場復帰して時短勤務で働いているタニタの白井さんです。手帳には、「抜けられない重要な仕事」・「上司の出張」・「夫の出張」が書き込まれており、事前に必要な対策を講じることが出来るようになっています。たとえば、抜けられない重要な仕事が予定されている時には、夫や両親もしくは第3者に頼めるかどうか、あらかじめ検討します。上司の出張については、自分が上司の代理を務めなければならないので、その事前準備をしておきます。そして、夫の出張については、夫の協力を得られないことを前提にしてさまざまな事前調整を行います。その日の自分の”役割”や”負荷”を事前に把握するように心がけているとのことです。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年10月28日).



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007: 103歳の現役

聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんは2014年10月4日に103歳の誕生日を迎えました。前夜、出張先の韓国から帰国したばかりであるにもかかわらず誕生日の4日には東京都内で30分間、立ったままで講演をしました。6年後の東京五輪を楽しみにしているだけではなく、手帳には10年先の予定も書き込んであるそうです。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年10月5日).



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006: 静かなブーム、読書会

最近、カフェなどを会場にした「読書会」が静かなブームになっているとのことです。各自が持ち寄った本を紹介し合い、その内容にまつわる情報や意見を交換します。参加費はドリンク代のみ、意見交換と言ってもフリートークが原則です。本を読んで自分が受けた感動を分かち合える、本の読み方が丁寧になった、自分が知らなかった新たな本との出会いがある、人的交流の場にもなる、といった感想が寄せられています。長続きのコツは「定例開催」、毎月第一月曜日といったように設定するわけです。メンバーとして参加するだけではなく、自分が主宰するのも良いかもしれません。



【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年10月4日).



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005: アンガーマネジメント(怒りの感情をコントロールする)

1970年代に米国で普及が始まり、我が国では3年前に一般社団法人「日本アンガーマネジメント協会」が設立されました。日本における活動は緒についたばかりの状況ですが、各地の小中学校でいじめ対策の1つとして生徒たちに教える試みも芽生えてきているようです。

「気持ちを落ち着かせる」、「考え方を変えてみる」、「冷静に自分の気持ちを伝える」というのがアンガーマネジメントの3つのステップです。たとえば、気持ちを落ち着かせるには会話を打ち切ったり深呼吸をしてみます。考え方を変えてみるには相手の立場で考えてみます。冷静に自分の気持ちを伝えるには怒りの原因となった事実を伝えるようにします。その他にも幾つかの例示が掲載されています。


【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年7月4日).


【関連項目】

#041:怒りをコントロールする_アンガーマネジメント ▶[本文]へ


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004: スクラップ(切り抜き)の有効な活用法

いわゆる「スクラップ」をしている人は少なくないと思います。仕事に役立ちそうな記事を切り抜いてスクラップブックに貼り付けている人、自分の自己啓発に関した情報を切り抜いてテーマ別の紙袋に保管している人たちのことです。かくいう私もスクラップをしています。

そこで、あなたがスクラップをしていると仮定しての質問です。「必要なときに、必要なスクラップを即座に見つけられますか?」。 もし、「イエス」ならば、この項目は流し読みにして下さい。しかし、「ノー」と答えた人は少し念入りに読んで欲しいと思います。このあとは、「スクラップの有効な活用法」について説明します。

スクラップをする主な理由は「先々必要になりそうな情報を保存しておき、必要になった時にそれを参照すること」だと思います。そうすると、「どのように保存するか」・「必要な時にどのようにして検索するか」が主要な課題になります。かつては私もそうでしたが、おそらくは多くの人が「スクラップブックに貼り付けて(お終い)」、「紙袋に入れて(お終い)」、ではないでしょうか...。

これではスクラップの意味がありません。大切なことは、「必要なときに、必要な記事を即座に見つけられることです」。次は、その方法です。現在、私が取り入れている方法を紹介しますので参考にしてみて下さい。

私は、切り抜いた記事をA4のコピー用紙に貼り付けています。作成年月日も付記しています。1枚に1項目(1記事)です。あとはA4の茶封筒に順番に入れておきます。茶封筒には番号が付けてあり、一杯になったら新しい茶封筒を用意します。

そのうえで、ワープロソフトを使って記事検索が出来るようにしているのです。スクラップした時、その記事タイトルと共に後々の検索のための「キーワード」を入力しておくのです。「作成年月日」、「茶封筒の番号」も入力しておきます。このようにしておくと、「キーワード」を使って、保存した記事の総てを検索対象にすることが出来ます。(スクラップブックとワープロソフトの組み合わせでも良いと思います)。

貼り付け作業とキーワードの打ち込み作業に少し時間を取られますが、保存した記事の総てをキーワードで検索することが出来るのは、まさに”快感”です。ただし、この方法は私にとって便利な方法であるにすぎません。どうかあなた自身の「スクラップ有効活用法」を創って下さいますように。





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003: 「~しながら」運動不足を解消しよう

運動が大切なのは分かっているけれどなかなか実行出来ないという人に役立ちそうな情報です。忙しくて運動のための時間が取れない人、三日坊主で日々の運動が続かない人へのヒントになるでしょう。

(1)
運動する時間は(1分でも2分でも)小刻みで良い。一日の合計で10分間、現在よりも運動時間を増やすことを目標にしてみよう。

(2)
意識的に遠回りする。遠回り出来ないときには、少し早歩きにする。

(3)
床にあるものを取るときは膝をしっかり曲げてしゃがみ立ち上がる。

(4)
椅子に座ったまま、おなかに力を込めて上体をゆっくりと後ろにそらす(背もたれには触れない)。

(5)
椅子に座るときに(ゆっくりと)2秒ほどの時間をかけて着座する。



【付記】
「~しながら」運動不足を解消しようという”考え方”を取り入れると、仕事や生活のパターンに合わせて自分なりの方法を開発出来そうです。無理のない長続きしそうな方法を自分なりに工夫してみましょう。(私はコーヒーを入れるお湯を沸かす間の数分間、スクワットをしています。一日に5,6回はやることになるので、結構よい運動になります)。



【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年6月28日).



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002: 「小刻みな締め切り」を自分で設定する

「島耕作」の生みの親である漫画家・弘兼憲史さんのタイムマネジメントです。弘兼さんは「漫画家としてのプライドをかけて死守してきたのは締め切りです」、と言っています。その締め切りを守るために取り入れた方法が「小刻みな締め切り」というわけです。何時までに何処まで仕上げるかを小刻みに設定します。10~15分単位で決めているようです。

弘兼さんは次のように言っています。「(このようにして)自分で設けた締め切りを守るという目標に集中するのです。自分で締め切りを設定することで、ゲーム感覚が生まれ、やる気を高めることができる。そうやって夜中の2時まで予定を組んでおき、例えば5時15分の締め切りが5時に終わったら、15分間、そこで息抜きをすることにしています」。



【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年6月24日).



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001: インターネットで大学の授業を受ける

日本でも「MOOC(ムーク)、大規模公開オンライン講座」が2014年4月から開始されました。大学の講義をインターネット経由で無料受講出来るというシステムです。一定の基準に達すれば(たとえば試験に合格すると)修了証も発行されます。

日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)は6月までに東大や慶応大など国内4大学の講座のうち、4講座をインターネット上で開講しました。受講登録者は約6万人、平均年齢は46歳、7割が男性で、大卒以上は約6割とのことです。JMOOCでは参加校を増やし、3年後の登録者数を100万人にしたいと計画しています。

以下は今年の開講(予定)講座です。東大「日本中世の自由と平等」、慶応大「インターネット」、早稲田大「国際安全保障論」、北海道大「オープンエデュケーションと未来の学び」、グロービス経営大学院「経営(マネジメント)入門」、大手前大「俳句-十七字の世界」、名古屋商科大「ビジネススクール(入門)」、放送大「コンピュータのしくみ」、放送大・他「にほんご にゅうもん A1 (英語版)」。



【引用・参考資料】

日本経済新聞(2014年6月23日).



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自己啓発百科:目次


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自己啓発の事例紹介

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このページでは自己啓発のさまざまな事例を紹介します。あなたの取り組み意欲を高める切っ掛けが見つかることを願っています。



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自己啓発の周辺

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文字どおり、自己啓発の周辺情報を広く紹介していきたいと思います。



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私の杖ことば

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私を支えてくれる言葉、励ましてくれる言葉、癒やしてくれる言葉を紹介します。あなたの置かれている状況にフィットした言葉が見つかりますように☆



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やる気のスタートボタン

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「ちょっとした切っ掛け」を活用して「やる気」を回復させる方法を紹介します。すべて私が使ってきた方法です。その時々の自分の状況に応じて取捨選択しながら活用して下さい。あなたに合ったスタートボタンが見つかりますように☆


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自己啓発に役立つシート集

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このページでは自己啓発に役立つ、さまざまなシートを提供します。いわゆる「チェックシート」・「ワークシート」・「フォーム(テンプレート)」といった形式の資料提供です。さらには、自己啓発に役立つ用語の解説も「解説シート」という名称で提供します。


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努力の仕方 

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何ごとにも努力は大切ですが、努力をするにあたっては数多くのコツがあります。このページでは「努力の仕方」と題して、さまざまなヒントを紹介します。


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