自己啓発支援センター(R)
Self-Development Support Center



☆ライフプランから始める本気の自己啓発を支援します☆


所長 釼地邦秀
Kenchi, Kunihide



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開設(2014年6月22日)

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自己啓発百科>やる気のスタートボタン

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【はじめに】

「ライフプランから始める本気の自己啓発」に取り組んでいても時には「やる気」の起きないことがあるでしょう。ましてやライフプランに関連性を持たせないで自己啓発に取り組んでいる方はなおさらのことだと思います。さらには、仕事に対して「やる気」が起きないこともあるでしょう。

そんな時のために「ちょっとした切っ掛け」を活用して「やる気」を回復させる方法を紹介します。自分のモチベーションを喚起するためのミニ・ヒント集です。その時々の自分の状況に応じて取捨選択しながら活用して下さい。すべて私が使ってきた方法ですが、あなたに合ったスタートボタンが見つかりますように☆



【付記】

(1)
一般論ですが、「やる気」を起こす切っ掛けは人により異なります。同じ人でも状況の変化に対応して変わるものです。ですので、その時々の自分の状況に応じて取捨選択しながら活用して下さい。以前と同じ方法を使っても良いですし、新たな方法を試してみても良いのです

(2)
掲載されたヒントについては、あなた自身の判断で取捨選択のうえ活用してください。当方は一切の責任を負いません。

(3)
「継続的なやる気」を確保するためにはライフプラン(人生目的・人生目標)が必要です。そのことを忘れないようにして下さい。ライフプランの創り方についてはコーナー[自己啓発の進め方]>第3章[ライフプラン]に説明があります。





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拙著『自分のやる気を高める目標を見つけよう!』
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【目次】

*分類はしておりません。掲載の順番にも特別な意味はなく「順不同」です。
*情報の検索に際しては、IEの「ページ内検索機能」なども活用して下さい。
*一部の項目については「三日坊主の対策」・「私の杖ことば」などから引用しています。了解下さるよう御願いします。
*引き続き増補を予定しています。追加分は上部に配置していきます。



053: 自分に向けてサムズアップ(Thumbs-up)をする ▶[本文]へ

052: 過去の成功体験を思い出してみる ▶[本文]へ

051: 目標を公言する ▶[本文]へ

050: 本屋を覗いてみる ▶[本文]へ

049: 今日の一日を振り返り、明日の一日を計画する ▶[本文]へ

048: 「私の杖ことば」を活用しよう ▶[本文]へ

047: 無用の「ためらい」を減らすための簡単な自己訓練 ▶[本文]へ

046: 成果目標を手段目標に置き換える ▶[本文]へ

045: 鏡の中の自分に話し掛けてみよう ▶[本文]へ

044: 朝食に一工夫 ▶[本文]へ

043: サラリーマン川柳 ▶[本文]へ

042: 和田式_瞬間モチベーション・アップ法 ▶[本文]へ

041: やる気を高めてくれる小物を持ち歩く ▶[本文]へ

040: 「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」 ▶[本文]へ

039: 瞬間覚醒法_短時間で気分をスッキリさせるミニヒント ▶[本文]へ

038: 作業量を分割する ▶[本文]へ

037: 「やらなければ終わらない!」 ▶[本文]へ

036: 始業前に5分間の机上整理 ▶[本文]へ

035: 昼食を自分への御褒美にする ▶[本文]へ

034: 服装を変えてみる ▶[本文]へ

033: 最善の案が無理なら次善の方法でいく、諦めるよりはずっと良い ▶[本文]へ

032: できたことに意識を向ける ▶[本文]へ

031: 取り組みやすいことから取り組んでみる ▶[本文]へ

030: 自己啓発の目標読書量を時間目標に置き換える ▶[本文]へ

029: 切り替え上手になる ▶[本文]へ

028: ネットサーフィンで「やる気」のネタ探し ▶[本文]へ

027: 怠け心に打ち勝つ方法 ▶[本文]へ

026: 再開しやすい状態にして終える ▶[本文]へ

025: 少しでも取り組んで明日につなげる ▶[本文]へ

024: 夏場に、「冷たさ」の活用 ▶[本文]へ

023: 「これだけは絶対にやる」ということを決める ▶[本文]へ

022: 前日の夜に明日の楽しみを確認しておく ▶[本文]へ

021: 目標値と遂行期限を具体化・細分化する ▶[本文]へ

020: 目標を達成した時の自分をイメージしてみる ▶[本文]へ

019: やるべきことを絞り込んだうえで優先順位をつける ▶[本文]へ

018: シンボルを活用する ▶[本文]へ

017: やるべきことを目に付くように表示しておく ▶[本文]へ

016: 活き活きとしている人に会う ▶[本文]へ

015: 「こんなことをしていてどうなるのか」と自問する ▶[本文]へ

014: あの人のために頑張ろう! ▶[本文]へ

013: 「青春の詩」_青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う…… ▶[本文]へ

012: 目標を分割し中間目標として設定する ▶[本文]へ

011: バロック音楽を聴く ▶[本文]へ

010: やる気の出る単行本・雑誌・テレビ番組・DVDを活用する ▶[本文]へ

009: 自分を励ます言葉を持つ ▶[本文]へ

008: 瞬間の切っ掛けを活かす ▶[本文]へ

007: やる気になった時のことを思い出してみよう ▶[本文]へ

006: 自分の仕事の意義を見直してみよう ▶[本文]へ

005: 身心のストレッチ ▶[本文]へ

004: 自分で自分に褒美を用意する▶[本文]へ

003: ほんの少しで良いからやってみよう ▶[本文]へ

002: 今日為すべきことを思い起こす ▶[本文]へ

001: 人生は一度きり、今日一日を大切にしよう ▶[本文]へ




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053: 自分に向けてサムズアップ(Thumbs-up)をする

Thumbs-up とは「いいぞ!」とか「了解!」といった意味を持つジェスチャーです。

皆さんも使った経験があると思いますが、これを鏡を見ながら自分に向けてやるのです。

鏡の中の自分に向けて<両手>でやります。
鏡の中の自分にエネルギーを注入するような気持ちで、指に力を込めて2、3回やります。

その時に何かの言葉を発し、自分に暗示をかけるとなお効果的です。
たとえば、”I can do it !”とか「できる、きっとできる!」といった感じです。 



【付記】

サムズアップ(英: Thumbs up)とは、親指を立てるジェスチャー。日本では一般に「Good」を意味する。英語圏では肯定的な意味を持つが、中東、西アフリカ、南アメリカ(ブラジルを除く)では「侮蔑の表現」となる。その他、ヨーロッパやアジアの一部の国ではわいせつな表現となる(Wikipedia)。



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052: 過去の成功体験を思い出してみる

過去の成功体験を思い出して「やる気」を高める方法です。


なるべく、「やる気が起きない、その対象に関係する成功体験」を思い出すようにします

たとえば、「一日5軒の飛び込みセールスを目標にしているが、今日はなんとなくその気にならない」といった時には、飛び込みセールスか、それに近い体験を思い出すようにするのです。

「先月は楽勝だった。あの頃は行く先、行く先、成約できそうな気がしていた。そして実際にそうなった!」、「先週の火曜日にやっと成約できたA社は大変だった……。契約までに3ヵ月もかかった。何回行ったかも覚えていないくらいだ。でも、いい勉強になった」、といった具合です。

生産目標への意欲が湧かない時には、「先月の生産はキツかった。予想外の部品不良が出て、生産計画が大幅にくるってしまったのだ。でも、なんとか切り抜けて目標を達成した。振り返ってみると、我ながら、よくやったと思う」、といった具合です。


「やる気が起きない、その対象に関係する成功体験」を思い出せない時には範囲を広げてみましょう。もう少しはっきり言うならば、なんでもいいから、成功体験(あるいはそれに類似する体験)を思い出してみるのです。大小・場面を問わずです。

たとえば、上司に仕事の正確さを褒められたこと、顧客に「あなたは誠実だから……」と言われたこと、使い勝手の良い治工具を作り上げ、同僚から「すごい!」と賞讃の言葉をかけられたこと、などなど。

何らかの成功体験(あるいはそれに類似する体験)を思い出すことができたら、きっと取り組み意欲が高まると思います。



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051: 目標を公言する

やらなければいけない仕事なのに気が乗らない……、通信教育のレポート作成がおっくう……、そういった時のスタートボタンです。


仕事の場合には、なすべきこと(仕事)を職場の人に公言してしまいます。

たとえば、「○○の件は今日中に終えるから、明日一番で発送する準備をしておいて」といった感じです。

状況によっては、「今日の4時までに○○を仕上げなきゃならないんだ。まいったよ……」といったように、ぼやくような言い方で公言してもよいと思います。



私的な目標の場合は家族など、身近な人に公言します。

たとえば、「こんどの土曜日までにレポートを終えてしまうから、日曜日は外食に行こう」といった感じです。



念のために申し上げますが、達成困難なことを「完成させる」と公言するのではありません。やればできるのに、その気が起きない、そういった時に公言するのです。取り違えないでください。

達成困難な目標の達成を公言するやり方もありますが、その場合には十分なシミュレーション*をしたうえで公言するか否かを決めます。


シミュレーション(simulation)とは模擬実験のことです。ここでは「実際の取り組みの前に、起こりそうな問題をあらかじめ想定し、その対策を考えておくこと」、という意味で使用しています。


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050: 本屋を覗いてみる

やる気の出ない時には本屋を覗いてみましょう。

自宅近くの本屋、勤務先近辺の本屋、駅周辺の本屋、駅ナカの本屋、などなど。

ポイントは「一冊買うつもりで店内を廻ってみる」ことです。なぜならば、ほどよい真剣さを維持できるからです。

探す本は「自己動機づけになる本」。ただし、自己動機づけを<学ぶ本>だけではありません。<自己動機づけになる本>でも良いのです。自分の気分転換に役立つ本、自分のやる気を高めてくれる本、そういった観点から探します。

たとえば、趣味の本でも、小説でも、写真集でも、週刊誌でもかまいません。11月~12月ならば、来年の手帳やカレンダーでもよいのです。

ひょっとしたら、店内を廻って立ち読みしている間に気分転換ができたり、やる気が湧いてくるかもしれません。


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049: 今日の一日を振り返り、明日の一日を計画する

これは、「明日のやる気を前日の就寝までに仕込んでおく」という考え方です。

そのためには、今日一日を整理し、明日の計画(行動目標)を明確にしておくことが必要です。もやもやした状態で一日を終えない、明日の計画(行動目標)が明確になっていないままで朝を迎えない、ということです。


▼今日一日を整理するポイント


今日一日を振り返って、「満足できたこと」と「不満足に終わったこと」を仕分けします。


不満足に終わったことについては原因分析をして対策を立てます。難しい問題については、その夜時点での仮対策でもよいです。たとえば、解決の方向だけでも仮決めしておきます。「何も考えずにもやもやした状態のままにしておかない」、それがコツです。現実的には「仮決めすらできない」ということもあるでしょうが、できるだけ工夫をしてみてください。



▼明日の計画(行動目標)を明確にするポイント


標はできるだけ<明確>に設定します。数字で表す、箇条書きで表現しておく、期限を決める、などなど。


事上の目標だけでなく、個人的な(プライベイトな)目標も取り込みます。


能であれば、公私の目標共に「楽しみ」をセットしましょう。たとえば、ある仕事目標の完遂と「帰りの一杯」をセットするのです。「デート」も自己動機づけに有効です。


今日の整理と明日への仕込みが終わったら、満足できたことと明日の計画(行動目標)を確認して眠りにつきます。ただし、行うのは「確認」だけです。今日の整理と明日への仕込みを継続してはいけません。継続すると眠れなくなります。



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048: 「私の杖ことば」を活用しよう

本サイトには「私の杖ことば」というコーナーがありますが、その中には自己動機づけに役立つ言葉も数多くあります。2018年8月31日現在の「目次」を掲げておきますので、関心のある言葉が見つかったらアクセスしてみてください。


【私の杖ことば:目次】

LinkIcon[私の杖ことば]へ

062: いつまで くよくよしていては だめ 

061: 人生二度なし 

060: イチロー_語録 

059: 天は自ら助くる者を助く 

058: 意志のある所には道がある 

057: 星野仙一_語録 

056: 君は本気で生きているか? 

055: アンドリュー・カーネギー_私は特別な人間ではない。しいて言えば…… 

054: ジョン・F・ケネディ_行動には危険と犠牲がつきもの、しかし……

053: 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る 

052: ニーバーの祈り_変えることのできるもの……、変えることのできないもの…… 

051: 私にも才能はある。それは「努力ができる」という才能である 

050: そのうち、そのうち、べんかいしながら日がくれる 

049: 私にはこれといった能力がないので人並み以上に努力することを心掛けている 

048: 蒔かぬ種は生えぬ 

047: 運は努力が連れてくる 

046: 学ぶことの少ない人は...

045: 私には為すべきことがある 

044: ベストが無理ならベターでいく。諦めるよりはずっと良い

043: ぶるな、着せるな、忘れるな 

042: 人生、やらずに後悔するなんて、それほどもったいないことはない 

041: しっかりと大地を踏まえ、遠くを目指す

040: この道より 我を生かす道なし この道を歩く 

039: The world needs dreamers, and the world needs doers. But above all, the world
needs dreamers who do.

038: 継続は力なり

037: 森羅万象、すべてが師なり 

036: なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし 

035: 解行双修(げぎょうそうしゅう)、理論と実践

034: 冷静な頭脳と暖かい心

033: 問題解決の場面で対策を考えるときには「与件」の確認を忘れないようにする

032: それを忘れたいのなら、それを忘れようとしてはいけない

031: 祈りと努力は2つで1つ

030: 人間には果たすべき使命がある

029: 千慮決断、不惑実行 

028: Can I change anything in the world without changing myself first? 

027: 出来ることを考える 

026: 今の自分は過去の自分の集大成、過去を振り返り未来に繋げる 

025: 意思決定7:3の原則 

024: 先を決めておかないと今を決められない

023: 一歩ずつ前に、一歩だけでも前に

022: 一歩先を考える 

021: 一つずつ片付けよう! 

020: 明日ありと思う心の仇桜 夜半(やは)に嵐の吹かぬものかは 

019: 五蘊皆空(ごうんかいくう)、桜花たるべし

018: チャンスは練って待て

017: 過去に学び、未来を見据え、今を生きる 

016: 次善は最善ではない。しかし次善だからとて軽んじてはいけない 

015: 受けて忘れず、施して語らず 

014: 努力とは紙を重ねていくようなもの 

013: 実行無ければ結果無し 

012: ほんの少しで良いからやってみよう

011: 出来たことに意識を向ける

010: 目標・計画、そして実行! 実行無ければ結果無し。 

009: I can do it ! 

008: 元気だしてゆこう♪ 日本男児でゆこう♪ 

007: 「青春の詩」_青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う…… 

006: ひとの生(しょう)をうるはかたく、やがて死すべきものの、いま生命あるはありがた
し。ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ。天命の下(もと)で人事を尽くし、人
事を尽くして天命を待つ 

005: 工夫と努力は幸運を呼ぶ確率を高める 

004: 自らを灯明とし、自らを依拠となさん。法を灯明とし、法を依拠として歩まん 

003: 運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう

002: 100円ライターを使い切るように 

001: 為命為己(いみょういこ) 


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047: 無用の「ためらい」を減らすための簡単な自己訓練

あなたには、挨拶をしようか止めておこうか、ためらったことはありませんか。あるいは、同僚の残業に手を貸そうか止めておこうか、ためらったことはありませんか。

もし、あなたがそのような傾向を持っているとしたら、明日から思い切って一歩を踏み出してみましょう。精神科医の和田秀樹さんは以下のように記しています(要旨)。*印は私の補足です。


委細かまわずだれにでも挨拶してみれば、これといって困ることも起きないし、無視されてもたいして気にならないと分かります。*私は、「迷った時には挨拶をする」と決めています。


残業を始めようとしている同僚には「手を貸そうか」と言ってみればよいのです。「大丈夫」と言われたら「じゃ、お先に」と言えばよいのです。*相手にはこちらの気持ちが伝わるし、自分の気持ちもスッキリします。


小さな行動習慣から変えていくことで意識レベルに変化が起きてきます。そして、無用の「ためらい」を減らすことができるようになります。*意識が変わると行動も変わるのです。



【引用・参考資料】

和田秀樹 『困った時、迷った時の1分間思考』 新講社 2009年 pp.142-144.



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046: 成果目標を手段目標に置き換える

これは本来の目標(成果目標)を達成するための「手段」を目標にする方法です。たとえば、ノルマとしての今月の売り上げ目標を日割りにして今日の目標にするのではなく、今日一日の訪問件数を自己設定目標にするのです。自己設定した行動目標は比較的達成しやすいので「達成感」という自己報酬を得ることができ、本来のやる気を起こす切っ掛けになります。



【付記】

(1)
外的な要因に左右されない「自分の努力だけで達成できる目標にすること」がポイントです。


(2)
「自分への御褒美」とセットにするとなお効果的です。たとえば、「自己設定した訪問件数を達成した時には退社後に軽く一杯やる」といったように設定するのです。映画鑑賞でもよいです。自分に合った工夫をしましょう。どんな褒美にするか、それを考えることにも「やる気」を高める効果があります。


(3)
手段目標の設定はいつでも使えるという方法ではありませんが状況に応じて活用してみて下さい。とくに、やる気の切っ掛けを掴みたい時には(小さな達成感を味わうことが出来るので)有効です。



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045: 鏡の中の自分に話し掛けてみよう

鏡の中の自分に話し掛けてみる方法です。

話し掛ける言葉は、その時々の言葉でよいです。後ろ向きの言葉でもかまいません。その時の自分の気持ちにしたがって話し掛けてみましょう。(後ろ向きの言葉でも、それを切っ掛けにして自分の元気を取り戻すことができるからです)。口に出さず、心の中でつぶやいてもかまいません。


参考までに、「話し掛ける言葉」をいくつか掲げておきます。(カッコ)は鏡の中の自分の言葉です。


なんだか気分が乗らないんだ……。(そうか、じゃ、やらなければいいじゃん)。そうもしていられないし……。(じゃ、どうするの?)。


疲れた……。(そうだよね。連続作業だったもの。でも、もう少しだから頑張ろうよ)。



【付記】

もし鏡の場所が洗面所なら、化粧直しや冷水での洗顔を併用することも可能です。





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044: 朝食に一工夫

私の最近のスタートボタンは「朝食」です。もう少し具体的にいうと、朝食のデザート「苺のヨーグルトかけ」です。

このデザートのためにソレイユ(soleil:太陽)という名のついたガラスの器を購入しました。特別な高級品ではありませんが、文字通り太陽のような赤黄色で、苺とヨーグルトに見事に調和します。

苺は「とちおとめ」、ほどよい酸味が好きです。ヨーグルトは「LG21」の低脂肪タイプ、これも、ほどよい酸味が気に入っています。胃にも良いみたいです。

朝食後にこのデザートを食べると、「よし、今日も頑張るぞ!」という気持ちになります。

あなたも、自分好みの一品を朝食に用意してみてはいかがですか。お気に入りの味噌汁・卵焼き・納豆、お気に入りのパンやジャム、好きな香りの紅茶、とっておきのコーヒー、などなど。

時には外食でもよいと思います。30分ほど家を早く出て、好みの店で好みのメニューを注文するのです。

就寝時に床の中で「明日の朝食」を思い浮かべながら眠りにつくという方法もあります。きっと、起床が楽しみになることでしょう。



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043: サラリーマン川柳

第一生命:[みんなのサラリーマン川柳]、歴代1位の作品からいくつかの作品を紹介します。気分転換に活用してください。

■第24回: 久しぶり~ 名が出ないまま じゃあまたね~  (シーゲ)

■第21回: 「空気読め!!」 それより部下の 気持ち読め!! (のりちゃん)

第19回: 昼食は 妻がセレブで 俺セルフ (一夢庵)

■第17回: 「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」 (ごもっとも)

■第15回: デジカメの エサはなんだと 孫に聞く  (浦島太郎)

■第14回: ドットコム どこが混むのと 聞く上司 (ネット不安)

■第12回: コストダウン さけぶあんたが コスト高 (四万十川 信彦)

■第10回: 「早くやれ」 そう言うことは 早く言え (新舞い)

■第9回: 「ゴハンよ」と 呼ばれて行けば タマだった (窓際亭主)



【引用・参考資料】

HP: 第一生命「みんなのサラリーマン川柳」(2018/02/02).


【付記】

私も一句よんでみました。「やる気のスタートボタン」になれば幸いです。

■「この仕事 終えたら買うぞ 宝くじ」 (大当たり)


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042: 和田式_瞬間モチベーション・アップ法

以下は精神科医の和田秀樹氏が推奨する瞬間モチベーション・アップ法です(要旨紹介)。[*]は私の感想です。



雑用を片づけて小さな達成感を得る。単純で確実にできることをやって「小さな達成感」を味わい、自分のやる気を喚起する方法です。*この方法は私もよく使っています。郵便物の整理などでもよいのです。ただし、なるべく早めに本来の取り組み事項に着手しましょう。雑用の処理に時間を使いすぎるのは本末転倒です。


達成した仕事を可視化する。その日のToDoリストを作成し、完了したらマーカーで塗りつぶしていく。*私は前日の夜に、翌日のToDoリストを作成し、完了したら横線で(完了を)可視化しています。手帳(全体スケジュール)と付箋紙(1日単位の実施事項)を併用するのも便利です。


自分から締め切りを宣言する。*日常業務の中には、期限を指定されない仕事も少なくありません。そんな場合に、自分の方から完了期限を宣言するのです。良い意味でのプレッシャーになります。


くだらない仕事ほど早く終わらせる。「こんな仕事で時間を無駄にしたくない。さっさと終わらせてしまおう」、ということです。*私も同感です。現役時代はもちろん、現在もそうしています。余談ですが、「釼地さんは仕事が早い」と言われて戸惑ったことが何度もあります。内心、複雑な気持ちになります……。


デスクの整理整頓。*整理とは「いらないものを捨てること」、整頓とは「次に取り出しやすいようにしておくこと」、私はそのように理解しています。気持ちがスッキリし、本来の仕事に取り掛かる切っ掛けになります。



【引用・参考資料】

『PHP Business THE21』 (2009年4月号) p.14.


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041: やる気を高めてくれる小物を持ち歩く

やる気を高めてくれる小物を身につけていれば、いつでもそれを活用できます。いくつかの例示をしておきますので参考にしてください。自分自身でも工夫してみましょう。


スマホの待ち受け画面に大切な写真(自分を元気づけてくれる写真)を貼っておく。たとえば、家族(妻・子供)の写真です。その他にも、恋人、愛犬、愛車、自慢の魚拓、思い出の風景……といった具合です。


元気の出るサイトをスマホのお気に入り(ブックマーク)に登録しておく。


元気の出る音楽を持ち歩く。方法はいろいろあるので各自で工夫して下さい。


新聞・雑誌の切り抜きを手帳に挟んでおく(仮止めしておく)。元気をもらえそうな記事(や写真)を見つけた時には、それを切り抜いて持ち歩くのです。切り抜くことができない場合はコピーでもよいでしょう。


元気の出る言葉を付箋紙に書いて手帳に張る。何種類か作っておいて、その日の気持ちにぴったりのものを(その日のページに)張っておくのです。手帳を開く度に目にすることになります。


口中清涼剤を持ち歩く。ただし、他人に迷惑をかけることがあるので、香りの強いものは避けましょう。


ストラップやキーホルダーを使う。パワースポットで購入したもの、楽しかった旅行で購入したもの、神社仏閣で購入したものなどを使います。複数のものを取り付けるのではなく、その日の気分にぴったりのものを選んで、一個だけ付けるようにします。その方が印象が強くなります。


ハンカチにこだわってみる。その日の気分に合ったハンカチを選びます。勝負服と違って手軽にできます。


その他にも、指輪を替えてみる。ネクタイを替えてみる、などなど……。自分でも工夫してみましょう。


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040: 「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」

この言葉はサントリーの創業者、鳥井信治郞氏の言葉です。創業者らしい、味わいのある言葉だと思います。

私からは二つのコメントを付しておきますので(併せて)参考にしてください。


(1)7:3の原則

7:3の原則とは、7割くらいの確率で目標を達成出来そうだと判断したら、その案で決定し、実行に移すという考え方です。したがって、残り3割の不確実性は実行しながら対処していくことになります。考えてばかりでは事は進みません。どこかで割り切ることが必要だと思うのです。この原則は私自身が創ったものですが、随分と役に立ちました。

ただし、この方法には若干の補足説明が必要になります。


(2)シミュレーション

シミュレーション(simulation)とは模擬実験のことです。このサイトでは「実際の取り組みの前に(すなわち意思決定の段階で)、実行のプロセスを想定しながら、起こりそうな問題をあらかじめ予想し、その対策を考えておくこと」、という意味で使用しています。意思決定におけるとても大切な作業です。シミュレーションを欠いた場合、「7:3の原則」は成り立ちません。



【引用・参考資料】

『PHP Business THE21』 (2017年10月号) p.65.




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039: 瞬間覚醒法_短時間で気分をスッキリさせるミニヒント

頭がぼーっとする、眠気が襲ってきた、そんな時の「瞬間覚醒法」です。


目薬をさす。そして目を閉じること1分間。これで眼精疲労が和らぎ、気持ちもスッキリします。関連情報ですが、NHK「ガッテン」のホームページには以下のような説明がありました(2017/08/18):「1時間に1分間、目を閉じることで疲れ目を改善できます。目を閉じると筋肉や脳がリラックスして、重い疲れ目になるのを防ぐことが期待できます」(要旨)。疲れる前に、小まめに目を休めるのがよいようです。


メンソールのリップクリームを鼻の下に塗る。目の下は(目に入るとよくないので)止めた方がよいです。


数粒の「FRISK」を摂る。小粒なので人にも気づかれずに済みます。何種類かあるので、自分に合ったものを机の引き出しに入れておくとよいでしょう。


姿勢を正す。椅子に坐ったまま、両手は後ろ(腰のあたり)に回し、一方の手で他方の手首を軽く掴みます。その状態で背筋を伸ばし、胸を反らせるようにして数回深呼吸をします。腰骨のあたりを反らせると気持ちがよいです。


足のストレッチ。椅子に坐ったまま机の下で足首を反らせます。(踵を床につけたままで)足指を自分の側に反らせるのです。


晴明(せいめい)のツボを刺激する。高野耕造(監修)『正しい位置が一発で分かる! ツボの探し方・押し方』から紹介します。「目を閉じて指先で両方の目頭をつまむ。『目が疲れた』と感じた時に自然に手がいく場所です。親指と人さし指でつまみ、垂直に押します。眼球を押さないように、くれぐれも注意してください」(要旨)。


コーヒー。ただし、あまり飲み過ぎないように。私は半カップずつにしています。


アイスキューブ。給湯室の冷蔵庫から氷を一個取り出し、口に入れます。覚醒法としては、とても効果があります。


手洗い。できるだけ冷たい水で手を洗います。男性の場合は顔を洗うこともできると思います。


社内散歩。5分ほどなら席を立てるでしょう。業務上の打ち合わせをかねて他部署に行くのもよいと思います。


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038: 作業量を分割する

単純繰り返しの(事務)作業に取り組む時の自己動機づけ法です。自己啓発のための読書にも使えます。



分かりやすくするために「2枚のホチキス止め作業」を例として説明します。



まず、1ページ目になる印刷物を分割します(とうぜんですが2ページ目の分割は不要です)。分割の方法にはいくつかの種類があります。

(1)
その時の気分に合わせて分割量を決めます。たとえば、「5分くらいなら、取っつきやすい」という時には5分ぶんの作業量にするわけです。その場所に栞を挟んでおくとよいでしょう。そして5分間取り組んでみます。その結果で残りの分割量を決めます。

最初の作業量と同じにしてもよいですし、「もう少し、いけそう」と感じたら(少し)量を増やし、栞を挟みます。あとはその分割量を基本にして全体量を分割します。均等に分割できない時には一番最後の量を少なめにすると気分的な負担が減ります。

(2)
はじめから均等に分割する方法でもよいです。ただし、取り組み意欲が湧くように「少なめに」分割しましょう。作業に入ってしまうと「回数」はあまり苦になりません。また、このあとに提案する「御褒美」でも乗り切れます。

(3)
最初の分として全体量の1/2、2回目の分として(残りの)1/2、3回目の分として(残りの)1/2 ……と分割する方法もあります。あとになればなるほど作業量が減るので自己動機づけになります。私は(自己啓発のための)本を読む時に、この方法をよく使います。



御褒美をセットする。分割した分の作業が終わったら「小さな褒美」を楽しみます。自分で自分にセットしておくわけです。どの作業が終わったら、どんな褒美にするか考えるのも自己動機づけになります。以下には、いくつかを例示しておきますが、自分でも考えてみましょう。ただし、10分を超えないようにしてください。御褒美の時間が長すぎると、かえって「やる気」が無くなります。私の場合には5分くらいが一番効果的です。

☆お茶を一杯 ☆コーヒを1/2杯 ☆チョコレートを一個 ☆トイレ休憩 ☆社内散歩……といった具合です。



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037: 「やらなければ終わらない!」

これは私が自分自身に言い聞かせるために創った言葉です。今では、気の進まない課題に取り組めないでいる時、ほぼ自動的に頭に浮かんできます。そして、取り組みの切っ掛けになるのです。時には、「やらなければ終わらない!」と声に出して繰り返すこともあります。

いずれにしても、取り組んでしまえば、しめたものです。あとは自然に重い気持ちが薄らいでいき、いつの間にか課題に熱中してしまいます。

貴方も自分専用の言葉を創ってください☆



【関連項目】

# 009:「自分を励ます言葉を持つ」



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036: 始業前に5分間の机上整理

今回のヒントは始業前に行う「机上の整理整頓」です。「整理」とは要らないものを捨てること、「整頓」とは次に取り出しやすいようにしておくことです。「整理整頓はしない」と決めている人もいると思いますが、そうでない人には参考になると思います。一度試してみてください。


それでは具体的な方法を紹介します。


(1)
3~5分ほどの時間を充てるのがコツです。時間を多く取り過ぎるとかえって負担になり、やる気のスタートボタンになりません。

(2)
まず机上にある不要なものをごみ箱に捨てます。

(3)
収納個所が決まっている物は収納すべき場所に納めます。

(4)
ティッシュで電話機と机上を清掃します。

(5)
机上で置く場所が決まっている物は決めてある場所に置き直します。

(6)
ごみ箱を空にします。

(7)
洗面所で手を洗って完了です。



【付記】

机上の整理整頓は「終業後」が原則です。それを忘れないよう、お願いします。机上をスッキリさせてから退社すると明日への動機づけになります☆


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035: 昼食を自分への御褒美にする

この方法は、いろいろな場面で使えます。たとえば、朝なんとなく会社に行くのが億劫な時、朝一で気の進まない電話をしなければならない時、なんとしても午前中に終えなければならない仕事がある時、午前中に難しい商談がある時、などなど。

そんな時、昼食を自分への御褒美にして「やる気」を高めるわけです。いつもの昼食予算を超えた昼食にする、前から一度行きたいと思っていた店で昼食をとる、(時間をやりくりして)昼食のあとに喫茶店で珈琲を楽しむ、などなど。

さらには、場面に応じて御褒美のランクや種類を変えます。たとえば、「午前中の難しい商談を乗り切って、寿司屋に行こう!」といった感じです。女性の場合には「食後にケーキ!」といったプランもあるでしょう。

あなたが置かれた状況に対応させて、自分なりの工夫をしてください。考えているうちに、きっと「やる気」が高まってくるでしょう。



【付記】

応用編ですが、「夕食」と組み合わせる方法もあります。私は、コンサルタントの時代、昼食には時間が取れなかったので、仕事終わりの御褒美には「夕食」をセットしていました。笑われそうな話ですが、「クリームあんみつ」を御褒美にすることもありました。粒餡のうえにソフトクリームが乗っかっているのです。その店には何度も行きました。とても美味しかったです☆


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034: 服装を変えてみる

服や装身具を変えて気分転換を図ろうという趣旨です。服装には関心がない、服装を考えるのは面倒くさいという人には役立ちませんが、そうでない人は試してみてください。

たとえば、明るい色の服にする、少し派手な服にする、勝負服にしてみる、といった具合です。ジーンズが許されているならば、それもアリです。装身具については、普段あまり使わないネクタイに変えてみたり、カフスボタンを使ってみたり、時計や靴や鞄を変えてみるのもよいと思います。また、ポケットチーフを使える人もいるでしょう。

女性の場合には服や装身具の選択肢に幅があるので多様な組み合わせができると思います。お化粧にも選択肢の幅があるでしょう。少し勇気をだして、普段と違った自分を演出してみてはどうでしょうか。


【付記】

「服装を変えてみる」ということについては一つ工夫があります。それは前の日の夜に準備することです。とくに男性は当日の朝、ばたばたと決めることがないようにしてください。「明日はどんな服装で出社(外出)しようか」と考えることが明日へのやる気を仕込むことになるからです。10分ほど、コーヒーでも飲みながら考えてみましょう。


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033: 最善の案が無理なら次善の方法でいく、諦めるよりはずっと良い

自己啓発に限ったことではありませんが、最善の案を思いついたにもかかわらず諸般の事情でその案を採用出来ないことがあります。その場合、どうしても採用出来ないと判断したら、その案についての未練は捨てなければいけません。出来ないことをいくら考えても、出来ないものは出来ないからです。それよりも次善の案を考えましょう。次善の案が採用不可能なら、さらに別の案を考えます。

理由は二つあります。まず、諦めるよりはずっと良いからです。諦めたらそれでお終い、成果はゼロということになります。二つめの理由は、次善の方法で取り組んでいくうちに状況が好転することがあるからです。とくに、熱心に取り組んでいると好転の可能性が高まります。アイディアも浮かびやすくなるし、周りの支援も得やすくなるからです。


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032: できたことに意識を向ける

ポジティブ思考に重なりますが、できなかったことではなくて”できたこと”に意識を向けましょう。それによって達成感を(再度)味わうことができ、自分の取り組み意欲を高めることが出来ます。

◇午前中に「できたこと」はありませんか? 小さなことでも良いのです。
◇今日「成し遂げたこと」はありませんか? 小さなことでも良いのです。
◇昨日「できたこと、成し遂げたこと」はありませんか? 小さなことでも良いのです。

こんな感じで、過去の出来事すべてを対象にして、「できたこと、成し遂げたこと」を想起するのです。小さなことでも良いのです。私はしょっちゅうやっていますが、いつも元気が出てきます。ぜひ一度試してみて下さい。


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031: 取り組みやすいことから取り組んでみる

一般に取り組みの優先度は緊急度や重要度の順になりますが、ここに紹介するのは「取り組みやすさ」を優先する方法です。緊急に取り組まなければならない事項が無いとき、あるいは自己啓発関連の事項について適用できます。

まず、「取り組まなければいけないこと」をできるだけ細分化して(手帳などに)書き出します。そのうえで、「取り組みやすいこと」つまり着手への抵抗が少ない事項を選んで取り組むのです。そうすると、それが切っ掛けになって「やる気」が復活します。

いつでも、誰でも、どんなことでも、そうなるとは言いませんが、私の体験ではけっこう効果があります。ポイントは取り組まなければいけないことを細分化することです。それによって着手への抵抗が少ない事項を作りだすのです。


【付記】

慶應義塾大学保健管理センター教授の大野裕氏は「最近の脳科学の研究から、何かをしようという私たちの気持ちは、自然にわき起こってくるわけではなく、少し行動をすることがきっかけになって、生まれてくるということがわかってきた」と言っています。日本経済新聞(2007, 1, 16). 


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030: 自己啓発の目標読書量を時間目標に置き換える

これは、その日の自己啓発の読書量を時間に置き換える方法です。たとえば、「今日はどうしても計画した100頁を読む意欲が湧かない」といった時に、「1時間読む」と置き換えるのです。もちろん自分が取り組めると感じる時間で設定します。そしてその時間だけは本を読むようにします。途中で小休止を入れても構いませんし、20分ずつ3回に分けても構いません。合計で1時間読むのです。そして、1時間読んだら「今日はこれで目標達成」とします。100頁読めなくても「達成」とします。なぜならば、やる気が起きない時の自己動機付けの1つだからです。この場合は自己啓発を中断しないで明日に繋げるのが目的なのです。

私はこの方法をけっこう使っています。読んでいる内に気持ちが乗ってきて、そのまま当初の目標頁数を読み切ってしまうこともあるくらいです。ついでですが自分の読書スピードを掴んでおくと読書計画を立てる時に便利です。


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029: 切り替え上手になる

気持ちを切り替える、オンとオフを切り替える、仕事や勉強と休憩を切り替えるというヒントです。仕事や勉強ばかりではなく、反対に休憩ばかりではなく、それらを切り替えるようにします。少しずつ自己訓練していくことを勧めます。上手に出来るようになると大変便利です。気分転換をしながら、色々なことを遂行していくことが出来るのです。あなたの近くにも、「あんなに忙しそうなのに、結構いろいろと楽しんでいる」といった感じの人がいませんか? その人はきっと切り替え上手な人だと思います。

そのためには複数の気分転換法を持つようにします。意識的に少しずつ増やしていけば良いのです。そうすることによって状況に応じた気分転換をすることが可能になります。気軽に短時間で出来ることから、事前に予約を取ったり予定に組み込む必要のあることまで選択肢を増やしていきましょう。

忙しい外回りの人でも10分くらいのコーヒータイムは取れるでしょう。事務職の人は10分くらいの(社内)散歩でも良いではありませんか。退社後ならばウインドショッピングや映画鑑賞、休日ならば日帰りドライブや観光旅行など「出来ない」と決めてかからないで、自分に合った方法を創り出していきましょう

なお、私は気分転換にいくつかの原則を持っています。(1)何時まで、どんな方法で気分転換するかを決めてから気分転換をします。なんとはなしの、時限を設定しない気分転換は原則としてしません。何もしない時も、「何もしない」と決めてから、心のままに過ごします。(2)一人が基本原則です。他人を誘わない、巻き込まない、当てにしなくて済む方法を選んでいます。(3)出来るだけ中間目標の達成とセットにしています。原稿を5枚書いたらお菓子付きのお茶にする、4時までの2時間を休まずに勉強してから風呂に入り6時までは大相撲を観る、完成期限の迫った大仕事を予定どおりに終えて一泊二日の撮影旅行に出かける! といった具合です。ビジネスパーソンの方は仕事や自己啓発の(中間)目標とセットにすると良いと思います


【付記】

[on]→[off]→[on]を忘れないように。[on]→[off]→[off]→[off]...にならないように注意して下さい


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028: ネットサーフィンで「やる気」のネタ探し

今一やる気にならない時にはネットサーフィンも有効です。気分転換を兼ねて、あっちこっちのサイトを覗いてみるのです。もちろん「やる気」の切っ掛けを探すためですからそれに相応しい(自分のニーズに合った)検索語で探していきます。

ただし時間を切って取り組みましょう(長くても15分くらいまで)。そのほうが集中出来て生産的です。ロールモデルを探してみたり、格言を探してみたり、自分なりにキーワードを組み合わせながら探索します。たとえば、[やる気 ロールモデル]・[やる気 格言]といった組み合わせです。

やる気の切っ掛けを探すため、「やる気のスタートボタン」を見つけるのが目的ですから、時間を浪費しないように上手に取り組んで下さい。

自分のやる気を刺激してくれる情報が見つかったら「即、実行」です。すぐに第一歩を踏み出しましょう。

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027: 怠け心に打ち勝つ方法

「何かを始めようとは思っているのだけれど、どうも億劫で...」といった状態の時には「将来の自分を想像してみること」をお勧めします。たとえば、今の状態をそのまま続けていくと3年後にはどうなっているか、と想像してみるのです。さらに、5年後、10年後、20年...と想像していきます。そして、ずっと先まで、最後の時まで想像してみましょう。きっと「やる気」が湧いてくると思います。

少しでもやる気が湧いてきたらその気持ちを切っ掛けにして一歩だけでも前に踏み出して下さい。とりあへず関連の情報収集から始めても良いのです。頭の中で考えているだけでなく、行動として一歩を踏み出してみることが肝要です。そうすれば、その行動がさらに新たなやる気を生み出してくれることでしょう。

☆実行無ければ結果無し、一歩前に、一歩だけでも前に☆


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026: 再開しやすい状態にして終える

一度の取り組みで完了しない仕事や自己啓発に取り組んでいる場合、その区切り方にもコツがあります。普通は区切りの良いところで終えるようにすると思いますが、そこにちょっと工夫を凝らすのです。その工夫とは、次に取り組みやすい状態にして終えておくというものです。つまり、再開がおっくうにならないような状態で終えておくのです具体的には、区切りの良いところまでやって(小さな達成感を味わって)、その先の分に少し手を付けて終えるようにします

そうすると中途半端な状態が(良い意味で)気になるため、次の取り組みへの抵抗感が薄らぎます(時には、すぐにでも再開したい気持ちになることがあるでしょう)。区切りの大きさを小さめにすると、なお効果的です。読書の場合であれば、「章」単位とせず、「節」単位にするのです。

なお、章あるいは節の結論の手前まで読み進めて、結論部分を次回に回すという方法もあります。この方法は再開までの時間(期間)が短い時に使えます。

私はほとんどこれらのやり方を採用しています。原稿の執筆も、次回すぐに書き始めることの出来る項目を用意して(あるいはその項目の書き出し部分を書いたところで)終えるようにしています。そうすると再開する時の抵抗感が少ないのでとても具合が良いです。時には結論を書く手前で小休止することもあります。

個々人の勉強スタイルや取り組んでいる課題はさまざまですので「万人に有効」と言う気はありませんが、1つのヒントとして提供する次第です。



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025: 少しでも取り組んで明日につなげる

「今日は気分が乗らないから休んで、明日気合いを入れて2日分やろう」というのはあまり当てになりません。同じことの繰り返しになりがちです。

どうしても気分が乗らなかったら半分だけでもやっておきましょう。3割でも1割でも良いのです。理由は2つ。ため込む量を少しでも少なくしておきたい、そして気持ちを明日につなげておきたいのです。私の経験ですが、3割程度のつもりで始めたのに、いつの間にか7割くらいやってしまったということが何回もありました。もちろん取り組み意欲は随分と回復し、翌日につながりました。

自己啓発目標の場合には復習だけでも良いです。時間も短くて構いません。10分でも20分でも良いのです。「自己啓発への取り組みを”中断”したくない」というのがその理由です。自己啓発は、それを習慣にしてしまうことが理想です。そのためにもなんとかして中断を避けたいのです。


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024: 夏場に、「冷たさ」の活用

暑い日には「やる気」も衰えがちになりますが、「冷たさ」の活用でやる気を高める切っ掛けを掴みましょう。(1)冷えた好物の飲み物を(適量)飲む、(2)冷蔵庫に冷たいお絞りを作っておく、(3)製氷器の氷を一個口に含む、(4)汗ふきシートを使ってみる、(5)短時間、冷房の効いた場所に身を置く、(6)冷たいシャワーを浴びる、など。条件を整えることが出来ない時には「水道水」でも(少しは)気分転換出来ます。ゆっくりと丁寧に手を洗ってみる、うがいをしてみる、ハンカチを水に浸して絞り首筋を拭く、(可能な場合は)顔を洗う、など。ここに掲げた例示に拘らず、自分自身で、自分に合った、「冷たさ」の活用を考案してみて下さい


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023: 「これだけは絶対にやる」ということを決める

なかなかやる気が起きない時に「明日は○○だけは絶対にやる」と決心する方法です。翌日のスケジュールなどを十分にチェックして、ほぼ100%達成可能な小単位の目標を設定するのです。そして、なにがなんでもやり遂げます。そうすると、小さな達成感を得ることが出来ますのでやる気を取り戻したりやる気を高めたりすることが出来ます。

目標値は具体的に設定しましょう。数字がベストです。それが無理な時には箇条書きでも良いです。いずれにしても、達成か未達成かの判断が出来るように設定しておきます。


【注意】

(1)
もし目標を達成出来ないと挫折感が残り自己動機づけには逆効果となります。ほぼ100%達成可能な小単位の目標を設定し、なにがなんでもやり遂げましょう。達成可能な目標の設定が出来ない時にはこの方法は使わない方が良いです。

(2)
念のために書き加えますが、「ほぼ100%達成可能な目標」というのは「目をつむっていても達成できる目標」ということではありません。「目をつむっていても達成できる目標」では達成感を得ることが出来ず、自己動機づけにはならないのです。御注意下さい。


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022: 前日の夜に明日の楽しみを確認しておく

仕事のことでも、プライベイトなことでも、何でもかまいませんので、前日の夜に明日の楽しみを確認しておくのです。楽しみが決まっていない時は小さな楽しみでも良いので前日の夜にセットします。

明日は「契約日」、随分と苦労したけれどやっと成約までこぎつけた! 明日は給料日! 明日は彼女(彼氏)と夕食、定時に仕事を終えられるように頑張ろう! 明日は金曜日、例のワインを買って帰ることにしよう! 明日は巨人・阪神の試合がある! といった具合です。

これらの楽しみを”切っ掛けにして”当日の自分のやる気を引き出していきます。


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021: 目標値と遂行期限を具体化・細分化する

人間は一般に目標値と遂行期限が明確になっていた方が「やる気」を起こしやすいものです。ですので、「やる気のスタート・ボタン」として活用するためにそれらの明確度をよりいっそう高めるように工夫します。たとえば、「出来るだけ高いレベルで、出来るだけ短期間に達成させよう」という設定は「やる気のスタートボタン」としてはあまり有効ではありません。それよりも「15単位を必達目標値にして1週間以内に達成する」とした方が効果的です。

さて、ここからが本題です。それは、”もっと具体化・細分化する”ということです。たとえば、「15単位を必達目標値にして1週間以内に達成する」という設定を「今日一日の必達目標を3単位にする」と決めるのです。さらには「今日の午前中に少なくとも1単位を達成しよう! そしてその達成感を午後に繋げよう。もし午前中に2単位達成できたら(自分への御褒美として)昼は大好物のステーキ・ランチにしよう☆」といったように、具体化・細分化と自己報酬とを組み合わせて設定するのも効果的です


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020: 目標を達成した時の自分をイメージしてみる

なかなかやる気が起きない時に「目標を達成した時の自分をイメージしてみる」のも効果的です。とくに「資格試験の合格」を目指している方には使い勝手の良い方法です。

私事ですが、中小企業診断士の受験勉強をしていた頃には良くこれをやっていました。背広の襟に中小企業診断士のバッジを付けてセミナー講師をしている自分をたびたびイメージしたものです。TOEIC・宅建・FP・などなど、いろいろな資格について、いろいろな活躍場面があるはずです。その場面をイメージしてみましょう。


【付記】

業務上の目標については活用しにくいかもしれませんが、以下をヒントに工夫してみて下さい。

(1)
目標を達成し、朝礼で上司からの称讃を受けている自分をイメージする。

(2)
表彰制度にリンクした目標の達成であれば、表彰式で表彰状と副賞を受け取っている自分をイメージする。

(3)
目標達成時の自己報酬としてセットした1泊旅行の出発から帰宅までをイメージしてみる。想像の中で、旅をしている自分をイメージしてみるのです。今日の目標を達成して帰りに一杯☆も、”あり”です。行きつけの店で寛いでいる自分をイメージしてみましょう。

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019: やるべきことを絞り込んだうえで優先順位をつける

おそらく実行している方が大勢おられると思いますが、緊急度・重要度・所用時間などを基準にして、その日にやるべきことを絞り込み、優先順位(着手の順位)を決めます。簡単に処理出来る項目は気分転換を兼ねて「隙間時間に処理する」としても良いでしょう。終わった項目に(完了の)横線を引く時には小さな達成感を感じることができ次の取り組みへの意欲も湧いてきます。仕事にも自己啓発にも適用出来る方法です。

順位が決まったら(特別な理由が無い限り)1つ1つ処理していきます。その時に、他のことに思いがいってはいけません。気を散らさずに目の前のことに集中するのです。そうしないと、取り組んでいる仕事や課題の完成度が低下したり完成までの時間が延びてしまう可能性があります。私はコンサルタントの修行時代、意識的にこの訓練をしました。今ではすっかり身についており、仕事や課題が重なった時にとても役に立っています。


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018: シンボルを活用する

やる気を高めるような「シンボル」を活用する方法です。たとえば私の卓上スタンドの台座部分には「学業成就」の御守りが貼り付けられています。2センチ×5センチほどのものですが私が20代後半の時にある神社で戴いた御守りです。卓上スタンドは何回か買い換えましたが御守りはそのまま。それを見ながら自己啓発を重ねてきました。今でも同じです。

その人ごとに、いろいろなシンボルを活用出来ると思います。以下はそのヒントです。貴方をやる気にさせてくれるシンボルが見つかりますように☆


(1)
家族・恋人の写真、有名人の写真。定期入れに入れたり、手帳に挟み込んだり、携帯の待ち受け画面にしたりします。私は維摩居士(ゆいま・こじ)の写真をフォトギャラリーに入れてあります。

(2)
小物。(中間)目標達成の記念に小物を購入してシンボルにします。たとえば、ストラップを購入して携帯や鞄に付けておいたり、高価な筆記具を購入して日々使うのです。あるいは目標達成を自分自身に約束し、その証として小物を購入するといった方法もあるでしょう。ネクタイとかハンカチとか、日常よく使う物が良いです。私はよくネクタイを購入していました。また、教授になった時にはヤード・オ・レッドのシャーペンとボールペンを購入しました。今でも、使うたびに「もっと勉強しよう」という気持ちになります。

(3)
お守りの活用。自己努力を喚起するためのシンボルとして使います。神仏に頼りきるというのではなく、「私の努力を支援して下さい」といった感じで使うのが良いと思います。


【余談】

私の手許にはテントウ虫のピンバッジがあります。(少し気障ですが)イタリア製です。外出する時に着用しています。そうすると、何か良いことがありそうな気になるのです。確率は70%くらいですが、それで十分楽しいです☆


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017: やるべきことを目に付くように表示しておく

やるべきことを紙に書き、目に付く処に張り出しておく方法です。すでに実行している人もいると思うので応用編としていくつかのヒントを記しておきます。

(1)
人目に付くところに張り出すか否か。職場にせよ自宅にせよ、人目に付くところに張り出すか否かを決めます。人目に付くところに張り出せば(良い意味での)プレッシャーになるでしょう。「人目に付くところはどうも...」という人は自分だけが目に付くような工夫をします。たとえばノートパソコンの天板とキーボードの間に挟み込む方法です。天板を閉じておけば人目に付かず、天板を開くたびに(自分の)目に入ってきます。その他、デスクトップの壁紙にする方法もありますし、携帯の待ち受け画面を使うことも出来るでしょう。

(2)
付箋紙に書き出して手帳に貼っておく方法もあります。手帳を開くたびに目に入ってくる仕掛けです。手帳を開いた時の状況にもよりますが、可能であれば音読(もしくは黙読)します。私は数十年来(現在も)実行しています。付箋紙のサイズに合わせてワープロで綺麗に作成しそれを付箋紙に貼り(その付箋紙を)手帳に貼り付けています。その作業自体がやる気を高めてくれるので時間の無駄とは思っていません。

(3)
75ミリ×125ミリくらいの少し厚手のメモカードにその日やるべきことを書き出して卓上に置いておく方法もあります。カードを用意出来ない時にはB6の紙を用意して3つに折りテント状にすると3面の記入欄が出来、卓上に置くことが出来ます。

私はカード方式を採用しています。「そこまでやるか」といわれそうですが、カードを立てかける小さな木製スタンドも作ってあります。やるべき項目は鉛筆書きにしていますので処理が終わったら消しゴムで消します。項目を消す時には小さな達成感を味わうことが出来ますし、次の作業への動機づけにもなります。カード上の書き込みが全部消された時には結構な達成感・充実感を味わうことが出来、明日への動機づけになります☆

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016: 活き活きとしている人に会う

活力をもらえそうな人に会いましょう。目標の実現を目指して活き活きと仕事をしている人、忙しい中でも時間を生み出して自己啓発目標の実現に取り組んでいる人、胸に秘めた目標の実現に向けて根気強く工夫と努力を重ねている人、そんな人と接する機会を増やすのです。社内の人、取引先、サークル仲間、自宅近隣の人、家族、恋人、学生時代の部活仲間など。あなたの身の回りにも必ずや数人はいるでしょう。その人達との接触の機会を意識的に増やします。電話での短い会話も有効です

身の回りに発見出来なかったら範囲を拡大します。たとえば、研修会やセミナーに参加してみましょう。参加者の中に刺激を受けることの出来そうな人がいたら自分から積極的に話しかけてみます。思いきって講師の方に話しかけても良いのです。

直接会うことの出来る人を発見出来なかったら本や雑誌やインターネットから活き活きとした人を探すことも出来るでしょう。私はNHKのテレビ番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」の登場人物から活力をもらったことが何回もあります(録画もしています)。探そうという意思があれば、きっと活き活きとしたロールモデルに出会えると思います。そしていつかは、自分自身が「活力を与えられる人」になりたいものです。


【付記】

(1)
活力をもらえそうな人に会った時には出来るだけ愚痴を言わないようにしましょう(繰り返していると会ってくれなくなります)。また、頼り切らないようにしましょう(活力を取り戻す切っ掛けをもらうのです)。

(2)
「活き活きとしている人」と混同しやすい人に注意しましょう。むやみやたらに忙しがっている人、必要以上の大声で話す人、口数が多いだけで実行の無い人、落ち着きの無い人、などなど。

(3)
ここでいう「活き活きとしている人」とは「確固たる目標を持ち、その実現を目指して弛まぬ努力を続けている人」、つまり目標遂行意欲を持っている人のことです。静かな雰囲気の人の中にも「活き活きとしている人」はいます。


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015: 「こんなことをしていてどうなるのか」と自問する

やる気が起きずにボーッとしている時、やる気が起きずにコーヒーばかり飲んでいる時、やる気が起きずに携帯で気を紛らわしている時など、「こんなことをしていてどうなるのか」と自問してみます。そうすると、満足感を持てないままで一日が終わりそうだということに気がつくでしょう。

そうしたら今日一日の望ましい終わり方をイメージします。「気が進まないけれど、この仕事をやり終えて久しぶりに定時で帰ろう! そうすれば風呂上がりに冷たいビールを飲んで好きなテレビ番組を観ることが出来る!」、といった感じです。今日一日の目標を具体化して、その完了と自分への御褒美を結びつけるのです


【ミニヒント】

目標の設定は可能な限り「自己設定」にします。もしノルマがある時には、細分化し「自己目標」として設定します。今日一日で間違いなく達成できる自己目標として設定するということです。そしてその達成に「自己報酬」つまり自分自身への御褒美を結びつけるのです。

その際、役に立つ目標設定の方法があります。それは「行動目標」の設定です。本来の目標を達成するための手段としての「行動」を「目標」にする方法です。たとえば、ノルマとしての今週の売り上げ目標を日割りにして今日の目標にするのではなく、今日一日の訪問件数を自己設定目標にするのです。自己設定した行動目標は比較的達成しやすいので「達成感」という自己報酬を得ることが出来、それがさらなるやる気の切っ掛けになります。

ノルマの細分化や行動目標の設定はいつでも使えるという方法ではありませんが状況に応じて活用してみて下さい。とくに、やる気の切っ掛けを掴みたい時には(小さな達成感を味わうことが出来るので)有効です



【拙著の紹介】

(1)
yaruki_hyousi.jpg 『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』(Kindle版)。 ▶[内容紹介]へ

(2)
hyoushi_jpeg.jpg 『自己啓発の事例と自己啓発の進め方』(Kindle版)。▶[内容紹介]へ



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014: あの人のために頑張ろう!

大切な人を思い浮かべて自分のやる気を引き起こす方法です。たとえば「家族のために頑張ろう!」と自分に言い聞かせるのです。もちろん「自分のため」も含めます。


【手順-1】
「大切な人」とは家族(祖父母・両親・妻・子供)、恋人、恩師・恩人、上司・同僚・先輩、などなど。自分も含めます。

【手順-2】
大切な人」と「自分が取り組もうとしていること」を結びつけることが出来ないか考えてみます。たとえば「家族のために夜勤を無事に勤め上げよう」、「この会社を紹介してくれた恩師のためにも、この問題をなんとか解決しよう」といった具合です。「自分のため」も”あり”です。

【手順-3】
「大切な人」との結びつけが難しい時には範囲を広げて考えてみましょう。「自分の取り組もうとしていることはきっと誰かの役に立っているはずだ」と考え、その「誰か」を見つけるのです。堅気の仕事であれば必ず何らかの形で誰かの役に立っているはずです。見知らぬ人の為でも良いではありませんか。たとえば「単純な作業だけれども完璧な原材料検査をすることは購入者の健康を守ることに繋がるのだ」と自分に言い聞かせることが出来るでしょう。

【付記】
この方法については「綺麗ごとを言っている」と思われる方がいるかもしれません。その場合にはこの項目を無視して他の項目を参照してみて下さい。役に立つヒントが見つかるかもしれません。

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013: 「青春の詩」_青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う……



青春

青春とは人生のある期間ではなく、

心の持ちかたを言う。

薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、

たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。

青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

青春とは怯懦(きょうだ)を退ける勇気、

安易を振り捨てる冒険心を意味する。

ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。

年を重ねただけで人は老いない。

理想を失うとき初めて老いる。

歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。

苦悩、恐怖、失望により気力は地に這い、精神は芥になる。



60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、

驚異に魅かれる心、おさな児のような未知への探求心、

人生への興味の歓喜がある。

君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。

人から神から美・希望・喜悦・勇気・力の

霊感を受ける限り君は若い。



霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、

悲嘆の氷にとざされるとき、

20歳であろうと人は老いる。

頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり、

80歳であろうと人は青春にして已む。







【タイトル・作者・訳者】

「Youth(青春)」、 Samuel Ullman(サムエル・ウルマン)作、作山宗久訳。




【引用・参考文献】
(1)宇野収・作山宗久(S.61) 『「青春」という名の詩』 産業能率大学出版部 pp. 2-4.
(2)釼地邦秀(216年) 『定年後の目標とライフプラン』(Kindle版) 自己啓発支援センター.

hyoushi_teinengo.jpgLinkIcon[内容紹介]へ


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012: 目標を分割し中間目標として設定する

自分にとって負荷の重い目標については、それを分割し中間目標として設定してみましょう。たとえば100単位の作業量は5回とか10回に分割するのです。つまり、20単位ずつ5回、あるいは10単位ずつ10回に分割するわけです。どうように、1ヶ月単位の目標は週単位に分割し、週単位の目標は1日単位に、1日単位の目標は時間単位に分割することも出来るでしょう。

このようにすると心理的な負荷が軽減され取り組みやすくなります。しかも(中間目標を達成するたびに)それなりの達成感を味わうことが出来るので継続的に取り組み意欲を刺激することが出来ます。さらには(私の体験ですが)途中で気持ちが乗ってきて、思った以上に進むこともあります。



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011: バロック音楽を聴く

タイトルを「やる気の出る音楽を聴く」にしようとしたのですが、あまりにもありふれたタイトルになってしまうので、「バロック音楽を聴く」としました。(少し気障に響くかもしれませんが勘弁して下さい)。

やる気が起きない時に自分の好きな音楽を聴くのは多くの人が実行していると思いますが、私の場合にはクラシックの小品が多いです。とくにバロックは私に合っているようです。

現在は「バロックの休日」というシリーズを聴いています。随分前に購入したものですが、CD10枚のセットになっており、その時々の気持ちに合った曲を選ぶことが出来ます。

音楽は癒やしのために聴くことも少なくありませんが、癒やしはやる気への回復剤です。そのように考えて、その時々の自分に合った音楽を楽しんで下さい。そして元気な自分を取り戻して下さいますように☆ 


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010: やる気の出る単行本・雑誌・テレビ番組・DVDを活用する

やる気の出る単行本や雑誌、テレビ番組やDVDを活用する方法です。

(1)
やる気が起きない時には書店を覗いてみましょう。なるべく大きな(在庫の豊富な)書店に入り、自己啓発書・ビジネス書・ビジネス雑誌の売り場に注目します。きっと、貴方のやる気を刺激してくれる単行本や雑誌が見つかると思います。書店に行けない時にはネット書店を活用しましょう。

(2)
私はNHKの「プロフェッショナル」をよく活用しています。ときには録画して保存しておいたり、過去の作品をDVDで購入することもあります。

(3)
テレビ東京で毎週土曜日夜8:54分から放映されている「生きるを伝える」という番組、放映時間は数分間の短いものですがやる気を高める切っ掛けになると思います。番組のHPではバックナンバーを観ることも出来ます(最終確認:2015/08/30)。



【付記】

(1)
やる気の出る単行本や雑誌、そしてDVDを活用するには一つのコツがあります。それは「普段から用意しておく」ということです。やる気が出ないその時に探しても良いのですが、もっと良いのはいつでも手許に用意しておくことです。そうすれば、必要な時にすぐ活用できます。気が向いた時、空き時間ができた時、小遣いに余裕のある時に、町の書店やネット書店で購入しておきましょう。

(2)
さきざき役に立ちそうなテレビ番組は(その時に観なくても/観れなくても)録画して手許に置いておきましょう。少しずつ収録して自分用の「やる気を高める映像ライブラリー」を構築すればいっそうの有効活用が出来ます。

(3)
本サイトのコーナー[自己啓発資料の紹介]も有益な情報源になると思います。





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009: 自分を励ます言葉を持つ

自分を励ます語呂の良い言葉を創っておき、なるべく声に出して言うのです。人様から笑われそうですが、私は結構やっています。自分に合った言葉を自分で創るといっそう効果的です。最近、私が口にしている言葉をいくつか紹介しておきますので参考にして下さい。

(1)
「元気だしてゆこう♪ 日本(にっぽん)男児でゆこう♪」。これは河島英五の持ち歌です。歌詞の順序は入れ替えてあります。この一節だけを何回か繰り返して歌うのです。そうすると元気が出ます!

(2)
「雑念無用!執筆専念!」。これはメロディー無しです。数回繰り返すと集中力が蘇ってきます。この原稿を書いている現在も時々唱えています。私には「効果あり」です。「執筆」のところは各自で置き換えて下さい。

(3)
「ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ!」と念じます。そうすると、今日という日が二度と無いことを再確認でき、やる気が湧いてきます。「ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ」は『中部経典(一夜賢者経)』にある偈(げ)です。増谷文雄(2005) 『仏教百話』 ちくま書房 pp.202-203.参照。

(4)
「やらなければ終わらない!」と自分に言い聞かせます。ぐじぐじしていても終わらない、やるしか無い! ということです。

(5)
「五蘊皆空(ごうんかいくう)、桜花たるべし」と念じます。五蘊皆空とは般若心経にある言葉で、「身も心もすべて空である」という意味です。私は、この言葉に「桜花たるべし」と繋げて「杖ことば」にしています。「身心はすべて空なのだから、桜の花のように精一杯生きよう!」という意味で使っています。この言葉は手帳にも書き込んであるので、折に触れて手帳を開き黙読します。そうすると元気が湧いてきます。

(6)
「I can do it !」。この言葉を口にすると、「やれば出来る! きっと出来る!」といった気持ちになります。


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008: 瞬間の切っ掛けを活かす

これは、経験したことがある人と無い人、この説明を読みながら「言われてみれば...」と感じる人がいると思います。私の場合には結構役に立っていますので皆さんにも紹介する次第です。

「瞬間の切っ掛け」とは、まさに瞬間の切っ掛けのことを言います。たとえば、「どうも気が乗らない...」と思いながらテレビを見ていたら、懸命の工夫と努力を積み重ねてやっと素晴らしい成果を手にした人のニュースが流れてきた、その瞬間、「俺もこうしてはいられない」と思うことがあります。その瞬間的な感情の高揚を、即、自分の行動につなげるのです。すぐにテレビから離れ必要な取り組を開始します。

こういった瞬間はさまざまな時にさまざまな形で現れます。会社の洗面所で顔を洗いハンカチで水を拭き取っている時に「フッと」やる気になったら、その気持ちを切らさないようにして<すぐに>仕事に取り組むのです。ただし、後回しにしたり途中に別のことを挟むと「瞬間の切っ掛け」が消えてしまうことがありますので注意しましょう。

人それぞれに、いろいろな切っ掛けがあると思います。意識的に捉えてみては如何でしょうか。たとえば、元気の良い人と会話をしたあと、電話対応が上手くいったとき、初めて注文したランチが予想外に美味しかったとき、雨上がりの水たまりで水浴びをしている雀をみたとき、などなど。


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007: やる気になった時のことを思い出してみよう

自分の過去において、やる気になった時のことを思い出してみる方法です。いくつかの着眼点を掲げておきますので参考にして下さい。

□難しい仕事をやり遂げてやる気が高まったことはありませんか?
□お客様に感謝されてやる気が高まったことはありませんか?
□(社内)資格試験に合格した時にやる気が高まりませんでしたか?
□自分の特技を発揮出来てやる気が高まった経験はありませんか?
□気の合う職場仲間との交流でやる気が高まったことはありませんか?
□家族を思い出してやる気を起こしたことはありませんか?

どんな時期の体験でも、どんな種類の体験でも、どんな小さな体験でもかまいません。自分がやる気になった時のことを思い出してみましょう。きっと、やる気のスタートボタンが見つかるはずです。


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006: 自分の仕事の意義を見直してみよう

日々繰り返して取り組んでいる自分の仕事について、その意義を見直してみてはどうでしょうか。同じ仕事でも見方を変えることによって新しい発見があるかもしれません。「つまらない」と思っていた仕事に意義を見いだすことが出来れば「やる気」につながります。「ますます、つまらなくなるだけ」などと言わずにぜひ一度試してみて下さい。

自分の仕事が何かの役に立っていることを改めて意識してみるのがポイントです。堅気な仕事でさえあれば、どんな仕事でも何かの役に立っているはずです。その部分を意識的に取り出してみるのです。

自分のためになっている部分があるのではないか、家族のためになっている部分があるのではないか。職場仲間のため、会社のため、お客様のためになっている部分があるのではないか。さらには、人間社会全体のため、動植物のため、地球環境のため、などなど。

たとえば、今の仕事の中に自分を成長させている要素はありませんか? 今の仕事によって得ている収入が愛する家族の幸せを支える一助になってるのではありませんか? 相手の人に満足してもらえる仕事が、結果としてその人の仕事を支援することになっているのではありませんか? 

自分をやる気にさせる切っ掛けを探すのが目的ですから大上段に構える必要はありません。些細なことでもかまわないのです。出来るだけたくさん取り出してみましょうきっと「やる気のスタートボタン」が見つかると思います☆



【付記】

この方法は範囲を広げて考えるとなお効果的です。たとえば、仕事をとおした自分の成長は何らかの形で新たな貢献に結びついていく、と考えます。経済的な不安のない家族は周りの人達の幸せを考えた言動をとるようになるであろう、と考えるのです。どうように、貴方の御陰で満足のいく仕事が出来た人はその人の仕事相手にも同じように接しているはず、と考えます。必ずそうなるということではありませんが自分をやる気にさせる切っ掛けを探すのが目的ですから良い方向に範囲を広げて仮定してみましょう。



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005: 身心のストレッチ

身心のストレッチで「やる気」を刺激しましょう。いろいろな時に、いろいろな方法で出来ると思います。椅子に座ったままで背筋を伸ばすだけでも気持ちがシャンとします。少し調べて、試行しながら、自分に合った方法を創ってみては如何でしょうか自分のために、自分で、自分に合った方法を見つけて下さいますように

参考までに私の(現在の)方法を紹介しておきます。

(1)
朝、床の中で行っているストレッチです。まず両手を布団から出し(手の甲を床方向に向けてそらしながら)万歳をするように背筋(せすじ)を伸ばします。それと同時に足の甲を顔の方向に向けてそらせ、さらに左右の腕を交互にゆっくり伸ばします。そうすると胸側や腰骨付近のストレッチにもなります。(ベッドや壁などの都合で万歳が出来ない人は両手を左右もしくは天井方向に伸ばして手の甲をそらせるだけでも良いでしょう)。このストレッチを2・3回行うと体がシャキッとします。ストレッチが終わったあとには、「ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ!」*と念じて起床します。

*「ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ」は『中部経典(一夜賢者経)』にある偈(げ)です。増谷文雄(2005) 『仏教百話』 ちくま書房 pp.202-203.参照。

(2)
日中は「青竹踏み」と「その場足踏み」をしています。机仕事が多いので足がむくむのですが、5分ほど「青竹踏み」をしてから、30回ほど膝を高く上げながら「その場足踏み」をします。それで1セットです。夕方までに2~3セットやっています。

(3)
入浴の前にはラジオ体操(第一)をやっています。ビデオを購入して修得したのですが、今ではすっかり身についたので音楽だけ流してやっています。

(4)
ストレッチと言えるかどうか分かりませんが、30分ほど「散歩」をすることがあります。ただし「お天気次第」です。寒い時や暑い時にはやっておりません。

(5)
ずっと以前から、就寝前には「坐禅」をしています。寺院で基本を修行し書籍やビデオでも学習しました。現在は毎晩15分ほど、自分なりの方法で坐っています。気持ちがすっきりし、「明日も頑張ろう!」といった気持ちで床に就くことが出来ます。


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004: 自分で自分に褒美を用意する

「これを終えたら」・「半分までやったら」・「全部やり切って」、自分で自分に褒美を上げるのです。人からの褒美も嬉しいことですが、それは当てには出来ません。しかし、自分で自分に褒美を上げるのは100%実行可能なのです。しかも他人を当てにしないので、とてもすがすがしい思いで受け取ることが出来ます。

すでに紹介した方法「ほんの少しで良いからやってみよう」と組み合わせても効果的です。たとえば、「半分やったら紅茶とチョコレート」、「30分取り組んだらコーヒタイム」、といった感じです。
私はこれを最大限に使っています。一定量の作業完了とコヒーブレイクをセットしたり、「1時間だけ頑張る」という時間ノルマに散歩をセットしたりしています。金融機関で得意先係(渉外係)を担当していた時には、気の進まない仕事の処理と喫茶店での小休止をセットしたこともありました。コンサルタント時代には難しい仕事の遂行と音楽CDやネクタイの購入をセットしたことが何回もあります。大学教員になってからも同様でした。論文を一本書いて1泊2日のドライブ旅行、といった感じです。

これらの褒美は次の目標遂行(やる気)へのステップボードになります。あなたも、自分の置かれた状況の中でいろいろと工夫してみて下さい。


【付記】

「褒美」は、やる気を起こすための切っ掛けです。副賞と言っても良いでしょう。本賞は「目標の達成と達成感」ですので取り違えないようにして下さい。なによりも、自分が意欲をもって取り組める目標を持つことが肝要、ということです。本サイトの[自己啓発の進め方]>第3章[ライフプラン]・第4章[自己啓発プラン]を参照して下さい。


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003: ほんの少しで良いからやってみよう

取り組むべき作業量や取り組み時間を分割して取り組む方法です。小さな単位だと取り組みへの抵抗が少なくなり手を付けやすくなります。あなたにも経験があるかもしれませんが、一度着手してしまうと、いつの間にか夢中になってしまうことも少なくありません。一口食べることで食欲が出てくるようなものです。気持ちが乗らない時には、ほんの少しでも良いからやってみましょう。「半分だけでもやってみよう」、「30分だけでも取り組んでみよう」、といった感じです。必要に応じて、もっと細分化します。10%だけでも、10分だけでも取り組んでみます。ポイントは、「よし! やってみよう!」と思える位まで細分化することです


【付記】

(1)
フランソワ・ラブレー(François Rabelais)は『ガルガンチュワ物語』の中で「食慾は喰うにつれて来(きた)る...」と書いています。フランソワ・ラブレー(作)・渡辺一夫(訳)(1988) 『ガルガンチュワ物語』 岩波書店 p.45.

(2)
慶應義塾大学保健管理センター教授の大野裕氏は「最近の脳科学の研究から、何かをしようという私たちの気持ちは、自然にわき起こってくるわけではなく、少し行動をすることがきっかけになって、生まれてくるということがわかってきた」と言っています。日本経済新聞(2007年1月16日). 

(3)
池波正太郎氏は「その日その日に、先ず机に向かうとき、なんともいえぬ苦痛が襲いかってくる。それを、なだめすかし、元気をふるい起し、一行二行と原稿用紙を埋めてゆくうち、いつしか、没入することができる」と記しています。池波正太郎(1996) 『私の歳月』 講談社 p.239.


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002: 今日為すべきことを思い起こす

今日為すべきことを思い起こすと「やる気」が湧いてきます。

(1)
人生の目的を持っている人はその目的を思い起こします。人生の目標を持っている人はその目標を思い起こすのです。そうすると、ほぼ間違いなく「やる気」が湧いてくるはずです。

(2)
人生目的・人生目標が決まっていない人は仕事上の目標でも効果があります。「やりたいこと」・「やらなければならないこと」を思い起こしてみましょう。自分のためにand/or家族のためにand/or愛する人のために、「やりたいこと」・「やらなければならないこと」を思い起こすのです。「やるっきゃない!」と割り切るのも一つの方法です。

(3)
人生目的・人生目標・仕事上の目標が決まっていない人は 自己啓発目標を思い起こしても効果があります。

(4)
今日為すべきこと、つまり目的・目標がまったく決まっていない人は暫定的な目標を創ってみましょう。「やる気のスタートボタン」にするのですから、何でも良いのです。今日のお昼ご飯は奮発してスペシャルランチにしよう! 今日一日の仕事をやり抜いてカクテルバーに行こう! 久しぶりに映画を見に行こう! などなど、いくらでも暫定目標を創ることが出来るでしょう。それらを切っ掛けにして本来の「やる気」を引き起こすのです。スペシャルランチのあとの仕事意欲が高まるように、好物のカクテルが気分転換になり明日への意欲が湧いてくるように、映画のストーリーや登場人物から元気をもらえるように工夫します。前の日に決めておくと(翌日の目標が出来るので)なお効果的です。



【付記】
このサイトでは、ライフプラン(人生目的+人生目標)に整合性を持たせながら自己啓発プラン(自己啓発目標+実行計画)を設計するように勧めています。つまり、人生目的→人生目標→自己啓発目標→実行計画→実行という展開になるわけです。その結果、継続的に自分自身を動機づけることが出来るようになるのです。「やる気のスタートボタン」は暫定的な方法と考え、なるべく早く「ライフプラン」の設計に取り組んで下さいますように☆

まだライフプランを創っていない方はコーナー[自己啓発の進め方]>第3章[ライフプラン]を御覧下さい。▶[ライフプラン]へ



【拙著の紹介】

(1)
yaruki_hyousi.jpg 『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』(Kindle版)。▶[内容紹介]へ

(2)
hyoushi_jpeg.jpg 『自己啓発の事例と自己啓発の進め方』(Kindle版)。▶[内容紹介]へ


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001: 人生は一度きり、今日一日を大切にしよう

「人生は一度きり」、分かりきったことですが改めて自覚することはあまりありません。人生に終わりのあることを自覚せず、今日一日が終わってもまた明日があると思いがちです。しかし、少し考えてみれば分かるように、人生は一度しかないのです。そして、明日も生きているという保障はありません。

このことを「やる気のスタートボタン」に使ってみるのです。私は起床する時に、「ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ!」*と念じて起床します。さらに洗顔の時、鏡の中の自分に語りかけるように「人生は一度きり、今日一日を大切にしよう!」と念ずることもあります。このようにすると(やる気が湧いてきて)床離れがよくなり、仕事や自己啓発への取り掛かりもスムーズになります。

*「ただ今日、まさに作(な)すべきことを熱心になせ」は『中部経典(一夜賢者経)』にある偈(げ)です。増谷文雄(2005) 『仏教百話』 ちくま書房 pp.202-203.参照。



【付記】

「明日ありと思う心の仇桜 夜半(やは)に嵐の吹かぬものかは」。

親鸞聖人が詠まれたと伝わる和歌です。親鸞聖人(幼名・松若麿)は9歳になったある日、師僧である慈円に得度を願い出ました。しかし諸般の事情から時が経ってしまい、日が暮れかかってきました。そこで、その場に居た者が「明日の朝になさったら如何でしょう」と進言した時に松若麿の詠んだのがこの歌であった、と伝わっています。親鸞聖人(松若麿)は自分の命を桜の花に喩え「明日、自分の命があるかどうかは分からない。だからこそ今を精一杯大切にして生きていきたい」との思いを込めたのでしょう。得度はその日のうちに執り行われました。



【引用・参考資料】

(1)渡部昇一(平成18年/初版:平成17年) 『人生を創る言葉』 pp. 66-69.
(2)ウィキペディア 「親鸞」の項 (2015/02/20).
(3)
yaruki_hyousi.jpg 釼地邦秀 『人生目標を見つけて自分のやる気を高めよう』(Kindle版)。▶[内容紹介]へ
(4)
IMG_0118.JPG 釼地邦秀 『ライフプランから始める本気の自己啓発』 三恵社。▶[内容紹介]へ


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