自己啓発支援センター(R)
Self-Development Support Center



☆ライフプランから始める本気の自己啓発を支援します☆


所長 釼地邦秀
Kenchi, Kunihide



サイトの利用案内
(1) このサイトは各自の責任において御利用下さい。当方は一切の責任を負いません。
(2) このサイトの利用にあたっては著作権法などの関連法規を遵守し て下さい。
(3) ささやかなサイトではありますが自己啓発の一助になれば幸いです。  

開設(2014年6月22日)

LinkIcon[拙著の紹介]の top page へ





釼地邦秀(著) 『輪廻常常』
(Kindle 版/POD版)



hyoushi_az.jpg



【内容紹介】

仏教における輪廻転生については百家争鳴の感があります。また、「無記」によるならば、論ずること自体が無意味なのかもしれません。しかしそれでもなお、私は「私の輪廻転生観」が欲しかったのです。なぜならば、もしそれが見つかれば、きっと私の生(しょう)死(じ)を支えてくれるであろうと思ったからです。

かくして、私の繙(はん)読(どく)と思索の日々が始まりました。本書は、その過程と結論を披露するものです。ただし「輪(りん)廻(ね)常(じょう)常(じょう)」の概念は私の独創ではありません。先人の知見からいくつかの概念を取捨選択し、それらを融合したうえで「輪廻常常」と命名しただけです。融合も独創の一つという見方があるかもしれませんが私自身にはその意識はありません。先人への感謝があるだけです。もちろん、人様に(滔(とう)々(とう)と)自説を説くつもりもありません。ただ自分自身の輪廻転生観を模索している人に何らかの示唆を提供することができればと思い筆を執った次第です。少しなりともお役に立つことができれば幸いです。

なお本書には四つの特徴があります。

一つめは仏教史に沿って輪廻転生観を概観したことです。釈尊の「無記」はもちろん、初期仏教、上座部仏教、大乘仏教の輪廻転生観について概説しています。さらに大乘仏教については中国、日本、チベットと分け、日本の仏教については主要な七宗派について個別に考察しました。したがって、輪廻転生観の全体像を把握できます。

二つめは私の輪廻転生観「輪廻常常」を説くにあたり「科学の知見」を併用したことです。科学的な教育を受けてきた現代人が納得しやすいよう、科学と仏教を並行させながら説明しました。

三つめは私自身のことです。少しばかりですが伝統寺院での修行や仏教系大学院での修学経験があります。また出家得度を勧められたこともあります。しかし、特定の宗派に属すことなく77歳の現在も在家のままでおります。無宗派の在家仏教徒です。したがって、本書の内容は特定の宗派にこだわらないニュートラルな説明になっています。

そして四つめの特徴が注記と付記、および文献一覧の充実です。できる限り丁寧な注記・付記を心がけ、出典も丁寧に表示し、巻末には引用・参考資料の一覧(文献一覧)を置きました。約150点を掲載しているので、確認や参照、そしてさらなる探究に役立つと思います。


「輪廻常常」は私の造語ですが、拙著『心の終活』(2019年3月:Kindle版)において初めて公にしました。また、『大法輪』(第86巻:2019年7月号:p.229)においてはその要旨が掲載されています。本書はそれらを元にして輪廻常常の概念を詳述したものです。


【目次】

第1章 仏教略史
 第1節 ゴータマ・シッダッタの誕生
 第2節:太子としての暮らし
 第3節 出家
 第4節 苦行と悟り
 第5節 初転法輪と布教の旅
 第6節 釈尊亡きあとの仏教

第2章 仏教略史における輪廻転生観
 第1節 初期仏教の輪廻転生観
 第2節 上座部仏教の輪廻転生観
 第3節 大乘仏教の輪廻転生観(中国仏教)
 第4節 大乘仏教の輪廻転生観(日本仏教)
 第5節 天台宗の輪廻転生観
 第6節 真言宗の輪廻転生観
 第7節 浄土宗の輪廻転生観
 第8節 浄土真宗の輪廻転生観
 第9節 臨済宗の輪廻転生観
 第10節 曹洞宗の輪廻転生観
 第11節 日蓮宗の輪廻転生観
 第12節 チベット仏教の輪廻転生観

第3章 現代の輪廻転生観
 第1節 輪廻転生を肯定的にとらえている人
 第2節 輪廻転生を否定的にとらえている人
 第3節 輪廻転生を科学的にとらえている人
 第4節 「輪廻常常」に近似する考え方の人

第4章 輪廻常常
 第1節 私が前提としている考え方
 第2節 輪廻常常とは
 第3節 「輪廻常常」についての詳細説明
 第4節 森羅万象について
 第5節 輪廻転生の主体は六大
 第6節 輪廻転生の場は密厳浄土と現世
 第7節 大日如来と自己
 第8節 刹那の輪廻と末期の輪廻
 第9節 科学と輪廻常常
 第10節 森羅万象輪廻常常

付録:私の修行体験記~仮名が消えた~

引用・参考資料



hyoushi_az.jpg▶amazon


LinkIcon[page top]へ